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令和2年第9回リハビリ型デイサービスリハトレーション

書面による運営推進会議議事録

 

                          日 時 令和2年11月吉日

                                                           場 所 多賀城市八幡4丁目7-50八幡ハイツ1階 

    リハトレーション株式会社 機能訓練室

 

この度、日程も間もなく苦渋の決断ではございましたが、今回も全国及び宮城県における感染状況を踏まえ、多賀城市に相談したうえで、リハトレーションに集まって頂いての会議開催を中止し、代わりに書面による運営推進会議を行うことになりました。

運営推進会議参加のため、ご都合を調整していただいた方も多いと思いますが、感染リスクを少しでも減らすという意味で、ご理解の程お願い申し上げます。

 

1、開会

小林(恵) それでは、書面による第8回リハビリ型デイサービスリハトレーション運営推進会議開催させていただきます。

では、早速ですがリハトレーション管理者小林より、書面にて通常通り挨拶をさせていただきます。

2.挨拶

小林光弘 リハトレーション管理者の小林です。

  平素より格別のお引き立てを賜り、厚くお礼申し上げます。

今回もご多忙中にもかかわらず、弊社の書面による運営推進会議についての、ご意見・ご質問・評価・ご要望・助言等記入用紙のご記入に、ご協力頂きまして誠にありがとうございました。

お蔭様で、運営推進会議全構成委員の皆様方に、大変貴重なご意見・ご質問・評価・ご要望・助言等をお伺いすることができました。

これをもとに、書面による運営推進会議議事録を作成させていただきました。

 

新型コロナウイルスによる感染症の同行は、日を追うごとに、新規陽性者の増加傾向が強まり、1日の新規陽性者が3000人を超える日があり、地域によっては医療がひっ迫し、医療崩壊が懸念され、「第3波」の到来が日増しにはっきりしてきました。

一人感染すれば、たちまちクラスターが発生してしまうことが容易に考えられます。

今後も気を引き締めて新型コロナ感染予防対策(こまめな検温、手指のアルコール消毒、空気の清浄・除菌、パーテーション設置、手に触れるすべての備品のアルコールによる消毒)を、これまで通り継続していきたいと思います。

これからも、弊社サービスを益々充実させるために、頂いたご意見を参考にさせて頂き、スタッフ一同精進してまいります。

小林(恵) それでは次に議長ですが、前回同様とさせていただきます。不慣れではございますが、リハトレーション管理者小林光弘が議長を務めさせていただきます。

小林光弘 よろしくお願いします。それでは、議題にはいります。

議題

第1号議案〈運営推進会議構成委員の確認〉

小林光弘 運営推進会議構成委員の確認です。資料の通りです。

 

〈リハビリ型デイサービス リハトレーション運営推進会議構成委員名簿〉

利用者の代表者

リハビリ型デイサービス

リハトレーションの利用

志賀 あや子 様

鈴木 まさ 様

荒木タカ子 様

金澤 幸雄 様

利用者家族の代表者

リハビリ型デイサービス

リハトレーションの利用者家族

大山 忠男 様

地域住民の代表者

自治会町内会班長

八幡ハイツ管理人

佐藤 玲子 様

市町村の職員

多賀城市介護福祉課職員

 

阿部 守 様

地域包括支援センターの職員

多賀城市中央地域包括支援センター職員 センター長

宮澤 幸照 様

当該事業について知見を有する者

多賀城市民生委員

鈴木 省子 様

当該事業について知見を有する者

多賀城市民生委員

岡田 ひさ子 様

と、このようになりました。

    今回は、市町村の職員として、多賀城市介護福祉課の阿部守様にご参加いただきました。

      よろしくお願いいたします。

 

第9回もご多忙の中、全構成委員の方が、弊社の書面による運営推進会議についての、ご意見・ご質問・評価・ご要望・助言等記入用紙のご記入に、ご協力頂きました。

誠にありがとうございました。

なお、第10回運営推進会議は、令和3年4月14日(水)予定しておりますので、次回も引き続きご参加下さいますよう、お願い申し上げます。

 

ここまでの、書面によるご意見ご質問等

    

多賀城市介護福祉課

阿部 守 様 当市介護福祉課職員の高橋と帷子に変わりまして、わたくし阿部が担当します。

 

小林光弘  ご報告ありがとうございます。

      阿部 守 様、よろしくお願いいたします。

      帷子様、高橋様には大変お世話になりました。よろしくお伝えください。

      また機会があれば、是非参加して頂きたいと思います。

      

第2号議案〈事業概要〉

小林光弘 事業概要は、資料の通りです。

 

ここまでの、書面によるご意見ご質問等

(特になし)

 

第3号議案〈事業所活動状況〉(概略)

 

小林光弘  次に、第3号議案の事業所活動状況についてですが、

         昨今、高齢者の介護予防の重要性が高まって、健康(自立能力)を維持するための効果ある介護予防の本質が問われています。

リハトレーションは超高齢社会における理想の介護予防を提案し続けます

当施設が導入している高齢者介護予防のトレーニングシステムは、東京都健康長寿医療センターが提唱している「包括的高齢者運動トレーニング理論」 (CGT)に基づいた運動プログラムをコンピュータに内蔵し、科学的根拠に基づいた最適な負荷量の設定を可能としたトレーニングマシーン(リハトレーナー)です。

       さらにリハトレーションでは、軽度認知障害(MCI)ケアや予防に効果があるコグニバイクを導入しました。

コグニバイクプログラムとは、認知症の予防を目的に、有酸素運動と認知課題を組み合わせた取り組み(頭と運動の両方を同時に行う複合運動の総称です。国立長寿医療研究センターが提唱しています。

MCIを有する高齢者にコグニサイズを実施したところ、記憶力の成績が良く なり、脳の萎縮が抑えられていたという実験結果も出ています。

このコグニサイズの考え方をベースにしたデュアルタスク方式のトレーニングマシンがコグニバイクです。

国立長寿医療研究センターとの共同開発で生まれた軽度認知障害(MCI)ケアを目的としたエルゴメーターです。

コグニサイズの考え方をベースにしたデュアルタスク方式で、記憶力・注意遂行・処理能力・視空間認知などの認知課題と、負荷・回転数の変更に対応しながらペダルを漕ぐ運動を組み合わせることにより、脳の活動を活発化することを目指しています。

 

、、、、、、、、、、、以下資料の通りです。

 

 

ここまでの、書面によるご意見ご質問等

  

岡田ひさ子 様 2つのことを同時に行うことは、脳への刺激が有効とされています。利用者の方々も

きっと楽しくトレーニングされているでしょうね。

脳トレマシンの進化を知ることができました。

 

小林光弘  ありがとうございます。

まさに岡田様のおっしゃる通りで、コグニバイクは、記憶力・注意遂行・処理能力・視空間認知などの認知課題と、負荷・回転数の変更に対応しながら、

ペダルを漕ぐ運動を組み合わせ、2つのことを同時に行うことにより、脳の活動を活発化することを目指しています。

個々のレベルが向上していくにつれて、問題のレベルもアップしていくので大変面白いと思います。

導入当初からの課題もいまだに残っていますが、これからも、ご高齢の方々が少しでも元気に笑顔で社会生活が送れるようサポートしていきたいと思います。

 

板橋亜紀  岡田様も、ぜひぜひ、体験しに来てください。いつでも歓迎致します!

 

小林光弘  ぜひ1度挑戦してみてください。

他のリハトレーション運営推進会議構成委員の方も、いつでもお待ちしております。

もちろん無料です。

            

第4号議案 取り組み(概略)

小林光弘  平成30年6月より、多賀城市交通防犯係との連携で、社用車による防犯パトロールを継続中です。

当事業所では、ご利用者様の送迎で、朝8時から9時までと、昼12時05分から13時半まで、そして午後16時35分から17時半頃までの時間帯を、毎週月曜日から金曜日に、多賀城市を中心に、塩釜市・七ヶ浜町・仙台市方面を車用車2台で毎月約3000km近く走行しています。

犯罪の抑制に、少しでもお役に立てればと思っております。

  、、、、、、、、、、、以下資料の通りです。

 

ここまでの、書面によるご意見ご質問等

 

岡田ひさ子 様  八幡下2地域に於いても小中学生を対象とした防犯パトロール見守り隊を実施していますが、認知症高齢者の徘徊の保護についても地域としての今後の取り組みなどを提案していきたいと思います。

 

小林光弘   いつも、ありがとうございます。

        昨今、団塊の世代が75 歳以上となる2025(平成37)年を見据え、認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目指し、認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて地域で支え合う取り組みが進められています。

また、今後徘徊者が増え続けることを考えて、現場で何が起きているか意見を出し合いながら情報を共有し、周囲の理解(知識だけではなく、実際に徘徊している方に遭遇した場合に、戸惑ったり、偏見の目で見たりしない。)を今以上にもっともっと広めて、コロナ渦ではありますが出来る範囲ご家族や地域の方々、各関係機関、行政が一体となることが急がれます。

岡田様に、認知症高齢者の徘徊の保護についても地域としての今後の取り組みなどを提案して頂けることは、地域にとって大きな力になると思います。      

第5号議案 利用者状況報告

板橋(亜) 事業概要は、資料の通りです。

・利用者状況(事業所評価)についてですが、令和2年3月31日現在の集計で、登録利用者数は58名です。そのうち男性が17名、女性が41名です。要支援者数は17名要介護者数は16名、事業対象者数は23名となっております。

1ヶ月の延べ利用人数は、平均301名(22日)です。

続いて、要支援介護度の維持者数は56名(96.55%)で、要支援介護度の向上者数は1名(1.72%)でした。維持向上者が、実に全体の98.27%という非常に良い結果でした。要支援介護度の低下者数⇒1名(1.72%)でした。

関節の変形、炎症などの痛み、その他の持病などの再発や入院等で、運動を制限されたことが原因の低下と思われます。

 

・利用者居住地域についてですが、多賀城市のかたが最も多く、53名です。平成28年4月より、地域密着型に移行してから、他市町村からのご紹介がほとんどなく、その代わり多賀城市内の方々のご紹介が増えました。

 

       ・続いて、下記の年齢分布図をご覧ください。素晴らしいことに、58名中32名の方が

80歳以上の方です。80~84歳の方で12名(23%)と85歳~89歳の方14名(28%)です。

さらに90~95歳の方が、元気で6名(10%)もいらっしゃることは素晴らしいことだと思います。

リハトレーション創業以来、皆さま共通していることは、健康への意識レベルが高く、非常に明るく前向きだということです。

そしてそのような90~95歳の方々のお姿を間近で見ている他のご利用者様が、自分自身もまだまだ頑張れると、活力をいただけるようで、非常に良い相乗効果が見られております。

      

 ・要介護度別状況調査票ということで、分布図があります。

要介護認定の方の割合に比べ、要支援または事業対象者にあたる方の割合が随分と多くなっております。

 

ここまでの、書面によるご意見ご質問等

 

多賀城市介護福祉課

阿部 守 様 1、➁(居住地域・サービス別利用状況)の多賀城市の事業対象者は、24名の誤りではないでしょうか?

        2、➁(居住地域・サービス別利用状況)の総合事業通所型サービスCの利用者がいないようですが、その要因は何ですか?

        3、➂(年齢別利用状況)に「事業対象者1」と「事業対象者2」の表示がありますが、違いは何ですか?

 

 

小林光弘   1、申し訳ございません。

ご指摘の通り24名の誤りでした。訂正させていただきます。

 

板橋亜紀   2、多賀城市における通所型サービスCとは、『短期集中予防サービス事業(市の独自基準による通所型サービス)』のことを指します。提供事業所は、通所介護事業所や接骨院などです。内容は、約3か月間、リハビリ専門職(機能訓練指導員、柔道整復師、看護師など)による機能訓練を実施し、身体機能の改善を支援することとなっています。(※施設によって内容が異なります。)提供時間は、1回につき2時間程度。回数は、週1回までとなっています。

         予め、約3か月と期間が定められている点と、1回辺りの提供時間が2時間程度と定められている点が、リハトレーションの通常サービスと異なります。(※リハトレーションは、期間は特に定めがなく、1回辺りの提供時間は3時間5分となっています)

         過去には、ケアマネージャー様から、「通所型サービスCにしようか、それとも、通常のサービスにしようか、どちらが担当する利用者様にとって良いのか迷っている」と、ご相談を受けたことがありましたが、結局は、通常のサービスでのご依頼となったケースがございました。

 

小林光弘     介護保険法改正に伴い、地域密着型通所介護に移行し、2015年に、各市町村が主体となって行う介護予防・日常生活支援総合事業が介護保険法の中に新しく創設されました。

多賀城市で通所型サービスCを始めるということでしたので、喜んで参加しましたが、まったく需要がありません。

         当初は、通所型サービスCの枠として特定の枠をご用意していましたが、今となっては特定の枠はありません。

 

Cの利用者がいないのでそのままにしていましたが、もし、今現在の特定枠がない状態で通常より短い時間でお帰りになる通所型サービスCの利用者様が利用された場合、通常のご利用者様が混乱される可能性が考えられるので、Cは廃止した方が良いのかもしれません。今後検討していきたいと思います。

ご指摘ありがとうございます。

 

3、「事業対象者1」と「事業対象者2」というのは、正式には存在しませんが、週1回利用の方と週2回利用の方(週1回利用か週2回利用かは、ご利用者様の状態や本人ご家族の要望等を勘案して担当のケアマネジャー様が総合的に判断して決定されています)を区別するための、当所なりの記し方で、正式には、双方とも「事業対象者」です。

          

大山 様    9月までの利用状況を見ますと、要支援介護度の向上者1名に対して低下者1名

となっていますが、向上者については嬉しいことですが、低下者については残念です。高齢者の機能向上をさせることは、本人の努力はもとより、機能訓練を指導されるスタッフの方の努力も大変なことと思います。

向上者が1名でも多くなり、リハトレーションさんの知名度向上につながればと期待しています。

 

小林光弘   そう仰っていただけると、本当に嬉しく思います。

今後も、スタッフ全員が、やりがいを感じながら職務に取り組めると思います。

ありがとうございます。

 

特例を除いて、ほとんどの人間は年齢とともに機能が低下していきます。

筋力を維持することは大変な努力ですが、低下するのは、あっという間です。

年齢を重ねれば重ねるほど、そのスピードは加速していきます。

これは、どんなアスリートでも例外ではありません。

個人差や例外もありますが、どんなに激しいトレーニングを行っても年齢には勝てず、筋力や運動能力など総合的に低下して現役を引退していくのです。

6か月間でデータを取るのは非常に難しいのですが、

リハトレーションでは、今回要支援介護度の維持者数は58名(96.55%)で、要支援介護度の向上者数は1名(1.72%)でした。

維持向上者が、実に全体の98.27%という非常に良い結果でした。

高齢者で介護認定等を受けて利用されている方が、機能を維持していくということは、本当に素晴らしいことだと思います。

ご本人様の努力と、ご家族様の支えのたまものだと思います。

 

リハトレーションのご利用者様やご家族様は、健康への意識が高く大変努力家で本当に素晴らしいです。

私たちは、ご利用者様の背中を支えながらほんの少しだけ押してあげているにすぎません。

今後もご利用者様がリハトレーションを毎回休まず楽しんで参加し、できるだけ長く継続できるように陰ながら支えていきたいと思います。

96歳の方がトレーニングマシンなどで、運動している姿を見るたびに、頭が下がります。他のご利用者様もすごく良い刺激を受けています。

 

第6号議案の介護サービス事業者の種類と人員配置

 

小林光弘   介護サービス、事業者の種類は、第7回目運営推進会議同様変わりなく図のように、リハトレーション株式会社がリハビリ型デイサービス リハトレーションを運営し3つのサービスを実施しております。

人員配置に関しましても変化はございません。

管理者、機能訓練指導員、生活相談員に関しましても、移動や入退社等の変化はございません

 

 

 

 

〈介護サービス事業者の種類と人員配置 令和元年 職員名簿(令和2年9月31日現在)〉

リハトレーション株式会社

代表取締役

 小林 光弘

取締役

 小林 恵美子

 

 

リハビリ型デイサービス リハトレーション

管理者

小林光弘

         

地域密着型通所介護、

1

機能訓練指導員

常勤

 小林 恵美子

2

生活相談員

常勤

 板橋 亜紀

3

介護スタッフ

非常勤

 佐藤 直美

4

介護スタッフ

非常勤

 平山 さち子

5

介護スタッフ

兼務

 小林 光弘

          

介護予防通所介護又は第1号通所事業の介護予防通所介護相当事業

1

機能訓練指導員

常勤

 小林 恵美子

2

生活相談員

常勤

 板橋 亜紀

3

介護スタッフ

非常勤

佐藤 直美

4

介護スタッフ

非常勤

平山 さち子

5

介護スタッフ

兼務

 小林 光弘

 

通所型サービスC

1

機能訓練指導員

常勤

 小林 恵美子

2

生活相談員

常勤

 板橋 亜紀

3

介護スタッフ

非常勤

 佐藤 直美

4

介護スタッフ

非常勤

 平山 さち子

5

介護スタッフ

兼務

 小林 光弘

 

ここまでの、書面によるご意見ご質問等

       (特になし)

       

第7号議案 社会テーマと活動・取り組み

(新型コロナ巣ごもりによる体重増加、筋肉量減少・低下についての意見交換)

 

小林光弘   資料(概略)の通りです。

 

まだまだ予断を許さない新型コロナウイルスの影響で活動を控えている方が多くいます。介護事業所を利用する要介護者の方も、依然として活動を控えている方が多いと思われます。

活動自粛は、間違いではありませんが、新型コロナ巣ごもりによる体重増 加、筋肉量減少・低下により、高齢者の転倒という別の深刻な問題が出てきました。転倒で骨折すれば、そのまま寝たきりになってしまいかねません。

高齢者が家に閉じこもりきりになることは「フレイル」のリスクもあります。

家に閉じこもりきりになることで、筋力などの身体機能が低下するほか、認知障害やうつ病などの精神・心理的問題、あるいは孤立や孤食などの社会的問題が発生しがちとなります。

フレイル、ロコモ、サルコペニアは身体機能や精神機能が低下しやすい高齢者に起こりやすく、それぞれに生活習慣病など、普段の生活環境が大きな原因の一つとなっています。
ロコモ、サルコペニアからフレイルに陥ることで全体の機能低下を招き、認知症の発症や要介護状態、寝たきり状態になるなど今後の生活に大きな影響を与えてしまいます。

重要なことは、改善できるということです。

適度な運動、三食のバランスの良い食事、人と関わる社会参加を、早期から又は今からでも、積極的なフレイル予防に努めることで、状態の維持、改善を図ることができます。

運動、食事、人との関わりを意識し、リハトレーションだけではなく、自宅でできる簡単な運動と環境整備で転倒を物理的にも予防する生活活動とを組み合わせ、高齢 者が適切な量の身体活動を維持できるよう、ロコモやサルコペニアを防ぎフレイル予防に努めるよう今後も行政や地域の皆様と連携しながら、 アドバイスを行っていきたいと思います。

リハトレーションは今後も引き続き、常に変化する情勢に応じたサービスを検討し、臨機応変に対応しながら、出来る限り、出来る範囲で継続していきたいと考えております。

私どもスタッフは、これまで通りに感染防止に努めると共に、このような時だからこそ、笑顔で皆さんをお迎えし、いつも通り明るく楽しい雰囲気の中で、健康づくりに励んでいただけるデイサービスであり続けたいと、心をひとつに、前向きな気持ちで、サービスを提供させていただきたいと思っております。

ここまでの、書面によるご意見ご質問等

 

荒木タカ子 様  近所のフィットネスクラブに、長年毎日休むことなく通い続けていましたが、コロナが世間で大きく騒がれ始めた頃、数か月間ではありましたが、『80歳以上の方の利用を遠慮して頂きたい』ということがあり、行けない期間がありました。現在は、その制限が解除されて、また通えるようになっていますので、コロナによる心身の衰えは特に感じていません。 また、家族も良くしてくれているので、コロナ自粛による不安・不満なども、今のところありません。ごく身近な所で、コロナにかかった人がいると聞いたりすれば、心がざわざわし始めると思いますが、今のところは大丈夫です。

 

小林(恵)    フィットネスクラブにまた行けるようになって本当に良かったと思います。

いつも若々しい荒木様の明るいお顔を拝見すると、私たちスタッフもとても明るい気分になり、勇気づけられます。

 

金澤幸雄 様  コロナに気を付けて外出を控えています。あまり自覚はしていないのですが、自粛期間が長くなっていますので、若干はストレスがかかっているかもしれません。

娘達に頼めば、連れて行ってくれるだろうし、何でもしくれると思いますが、コロナのことが気にかかり、慎重にならざるを得ません。リハトレに来ている時は気が紛れる時間となっています。コロナでは死にたくないのが本音です。

フレイル・ロコモ・サルコペニアという言葉を、テレビなどでよく 耳にするようになったけれど、何のことかわかっていませんでした。説明を読んで理解できました。

 

小林光弘   フレイル、ロコモ、サルコペニアは高齢者に起こりやすく、普段の生活環境が大きな原因の一つとなって、全体の機能低下を招き、認知症の発症や要介護状態、寝たきり状態になるなど今後の生活に大きな影響を与えてしまいます。

運動、食事、人との関わりを意識し、リハトレーション(マシントレーニング)だけではなく、リハトレーションでやった自宅でできる簡単な運動と環境整備で転倒を物理的にも予防する生活活動とを組み合わせ、皆様が適切な量の身体活動を維持できるよう、ロコモやサルコペニアを防ぎフレイル予防に努めるようアドバイスを行っていきたいと思います。

 

鈴木まさ 様  コロナの影響によって、今まで楽しみに出かけていた集まりがなくなってしまい、フレイルになりかけている実感があります。家にいても、身体を動かさなければ低下してしまうと思い、使っている筋肉を意識しながら、歩いてみたり、立ち座り動作をしてみたり、自分なりにできるトレーニングはしてみるのですが、リハトレに来て、皆さんと一緒に行うのとは違って、体の動きが悪く、どうしても活動量は少なくなってしまっています。

リハトレーションでは、マシンで10分間歩けますが、 プライベートでは歩けません。ここで運動して帰ると、体の動きが軽くなります。8年間、休まずにリハトレーションを続けられていることを、自分でも驚きます。皆さんに感謝です。

筋力の低下は、歩いたりすることだけでなく、排泄に関する筋力の低下にも影響していると実感しています。『トイレを催して行く』、と言うよりも、『行っておかないと、失禁などが不安だから行っておく』という感じで、トイレに行くようになってきました。また、筋力低下の影響からか、排便が一度で出きらなくなくなってしまい、結局、なかなかトイレから離れられなくなることもあります。

私もいつか、そういう時期(死期)は必ず来るので、その時までできるだけ皆に迷惑かけないためにも、改めて運動は大事だなと思いました。

 また、会話することの大切さや、孤立してはいけないということを、知人らにも勧め

ています。「生きている」のではなく、「生かされている」「感謝」と思いながら、日々

過ごしています。

 

小林光弘     不安はあると思いますが、常に、まさ様を支える存在、リハトレーションがあることを忘れないでください。何でも相談してください。

適度な運動、三食のバランスの良い食事、人と関わる社会参加を、積極的なフレイル予防に努めることで、状態の維持、改善を図ることができると思います。

大事なことは改善できるということです。

リハトレーションに8年間休まずに来ているまさ様は、素晴らしいと思います。

わたしは、リハトレーションで沢山のご利用者様と出逢うことができ、様々な人生経験を積んでこられてきた皆様のお言葉は奥が深く、説得力があります。

今、皆さん不安を抱えて生きているコロナ禍中、次の瞬間何が起こるか判らない時代です。

まさ様が「”生きているのではない””生かされている””感謝・感謝”と思いながら日々過ごしています。」と、おっしゃられるこの言葉は、特に奥が深く、“それを忘れずに永く思い続けられるか”と言うことが人類の課題なのかもしれないと感じます。

 

余談・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「今、生かされていること」を心の奥底に常に持ち、一瞬一瞬を大切にする。

周辺への感謝のこころも忘れない。

自分という人間の誕生は、もし偶然だとしたら、現実にはあり得ないような天文学的数字の奇跡的な確率で達成されます。

完全なる生命体が、一人一人違う顔で生まれてきます。

世界の総人口約75億9469万人すべてが違う顔です。もはや偶然ではなく必然なのではないでしょうか?

何か目に見えない壮大で不思議な力が働いているとしか考えられません。

 

日本が誇るスーパーコンピューター富岳でも、地球や・動植物等(人類・昆虫・微生物・細菌・その他ウイルス)の誕生(細胞分裂・食物連鎖などすべてのメカニズム)も含めた宇宙すべての完全なる再現バーチャル仮想空間は作り出せないでしょう

もちろん、新型コロナウイルス感染症拡大、メカニズムも含めた仮想空間です。

その自然の壮大で不思議な力は、その決断を下したとき、人類を滅ぼすことなど、いとも簡単に一瞬でやってしまうのかもしれません。

 

思い起こせば、「自分は、生かされているんだ!!毎日一瞬一瞬を精一杯、全力で生きよう」と、最初に思ったのは、東日本大震災の津波で多くの命が失われた時です。

自分の命がある限り地域社会のために、へとへとになるまで全力で貢献しようと決意して、2012年にリハトレーション株式会社を立ち上げました。

それから8年、年月を重ねるにつれて忘れかけてしまうことがしばしばあります。

忘れないでいるために、私利私欲を捨て、より良い社会をつくるために生きるには、性善説であり続ける必要があります。

恥ずかしながら私は、ともすれば物欲に走り、悪い心を良い心にするためだと言いながら、時として本能のままに生きる性悪説に立ってしまいます。

 

人は誰もが欲や目先の利益に流されてしまうものであります。(自論)

 

それでもそうならない人は、人間としてあるべき自分の姿を持ち、自分の真 の幸せや社会の幸せを切に考えている本当に芯の強い方だと思います。

しかし、どんなに素晴らしい人も、その素晴らしさ自体を良く思わない人が存在し、 どんな不完全な人もその人を心から信頼し慕う人が存在するということに人間の難しさや不思議さを感じます。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

大変理屈っぽくなりましたが、、、、

 

私も早くまさ様のような境地へたどり着けるよう日々精進し続けたいと思います。

 

佐藤玲子 様  新型コロナウイルスにより、外出自粛で高齢者の活動時間が大幅に減って、 フレイルロコモサルコペニアなど健康寿命に関わる様々な状態を予防することを詳しく記載して頂き大変勉強になりました

 

 

小林光弘   いつも俊敏な動きを拝見しております。

佐藤玲子様は、日常の生活活動での活動量が多く、ご近所の方との交流も活発なご様子なので心配いらないですね!

新型コロナウイルスによる感染症の同行は、日を追うごとに、新規陽性者の増加傾向が強まり、1日の新規陽性者が3000人を超える日があり、地域によっては医療がひっ迫し、医療崩壊が懸念され、「第3波」の到来が日増しにはっきりしてきました。自粛傾向が強まり、フレイル・ロコモ・サルコペニアのリスクが高くなってくると思いますので、ご近所の方とのお話の合間に、知識を生かして健康アドバイスなどして頂くと良いかと思います。

くれぐれも感染予防をしっかり行い無理はなさらずにお過ごしください。

       もし何か困ったことがありましたらすぐに連絡してください。

 

志賀あや子 様  自分のことではありませんが、デイサービス(リハトレーション含む)側が、コロナの感染防止を強く意識して、利用者宅に迎えに来る前に、車の中も、施設全体もきちんと消毒してくれているというのに、介護サービス付き高齢者住宅に住んでいる利用者の方で、今も来ることが出来ないでいる(高齢者住宅側が通所を禁止している)方がいます。なぜ、デイサービスを信用をして来られないのか、話題にはならないのでしょうか?

来られないでいる利用者の方の健康が心配になります。

 

 小林 光弘   ご心配して頂き、ありがとうございます。

         それぞれの介護サービス付き高齢者住宅等において、コロナの感染予防策が色々と講じられており、周辺の感染状況に応じる形で、比較的緩和されている所もあれば、外出や面会に制限がつけられていたり、全面禁止となっている所もあったり、様々のようです。介護サービス付き高齢者住宅に限らず、入居者や利用者、スタッフやその家族らの安全を守るために、試行錯誤の上の措置と思う反面、私たちも、利用者様が活動量の低下や、家族や外部との交流の機会が減る事によって、フレイルに陥る可能性が高くなることを心配しております。

  リハトレーションがどんなにコロナ対策をしっかりと行っていても、集団生活を行

っている介護用住居や高齢者住宅の入居者が、家族や親戚、友達や知り合いと外食な

どへ出かけたり、旅行やショッピングなど、自分だけではなく入居者全員がそのよう

な生活を送り、出入りを自由にしてしまったら不特定多数の方と接触することにな

り、すべてが無意味となってしまうのです。

経営陣が高齢者住宅でクラスターが発生すればどうなるかを経営判断し、入居者とスタッフの安全を最大限考えたうえで、全面出入り禁止にしているのかと思います。

あくまで、総合的に考慮したうえでの経営判断なので、わたしたちは、何とも言えないところです。

ちなみに、リハトレーションでは、厚生労働省老健局より交付された、臨時的な取り扱いに沿いまして、3つの臨時サービスを設けております。その中の1つに、従来の  通所型から、訪問型に切り替えて、ご希望される利用者様のお宅にお邪魔して、サービスを提供させて頂くという項目がございます。リハトレーションのスタッフが、ご自宅で出来る範囲での健康チェックや、運動指導、リラクゼーション整体を実施します。ただ、サービス付き高齢者住宅等の共同生活の場でしたり、同居されているご家族様がいらっしゃる場合ですと、利用者様個人が希望されても、なかなか難しい場合もあるのが現状です。

お住まいになられているサービス付き高齢者住宅等の中において、自粛されている皆様が、何らかのケアを受けながら、身体機能を維持することが出来ていることと、対策を万全にとりながら、せめてご家族様とお顔を合わせることが出来る環境にあることを、切に願っております。

 

 

鈴木省子 様   運動習慣を身につけることが問題解決と知っていてもなかなか難しいですよね。

しかし 事の重大さを認識し、努力しなければと思うところです。

 

小林 光弘   鈴木省子様は、日常の生活活動での身体活動量・メッツ指数が高いと思われますの

で心配いらないと思います。

「普通歩行や家財道具の片付け、お孫さんの世話、台所の手伝い、大工仕事、梱包

などのそれほど激しいとも思えない生活活動が、ボウリングやバレーボール、社交

ダンスなどの運動強度とおなじ「3.0メッツ」であることがわかります。

階段をゆっくり上ったり動物と遊んだりは卓球やパワーヨガ、ラジオ体操などとおなじ「4.0メッツ」、苗木の植栽や農作業などはテニスや水中歩行とほぼおなじ「4.3メッツ」となっています。 

日常の生活活動を積極的に行うことが、いかに運動として有効で、筋力低下を防げるかがこれでわかると思います。

運動の強度であるメッツに加え、「エクササイズ(Ex)」の単位を使えば、身体活動量を計算することもできます。エクササイズはメッツに時間数をかけたものです。

たとえば、普通歩行の運動強度は3.0メッツです。これを20分間(=1/3時間)行った場合には、3.0メッツ × 1/3時間 = 1.0エクササイズの身体活動量となります。

筋力低下を防ぐためには、1週間に10~23エクササイズの身体活動を行うのが良いとされています。運動と生活活動を組み合わせ、身体機能向上を無理なく図っていきましょう。」

と、改めてじっくり自分に照らし合わせると、日常の生活活動での身体活動量・メッツ指数が鈴木省子様より低いかもしれません。

私も、わかってはいるのですが、ITCがものすごい勢いで進化しているため、デスクワークに追われる毎日です。

私の方が事の重大さを認識し、努力しなければならないと思うところです。


岡田ひさ子 様    地域で開催しているお茶会も自粛が余儀なくされ、2月から実施していません。

民生委員として訪問活動も回数が減っているのが現状です。やはり巣ごもりによるフレイルのリスクが懸念されます。未だ終息の見通しがつかずこのような状況下で 地域の 高齢者とどう接していくか課題ですが、お互いに接する時のコロナ防御体制をしっかり取って訪問による会話を行っていこうと思っています。

 

小林 光弘   家に閉じこもり、家族以外誰にも会わず、運動せず、日常の生活活動も少ない生活が1か月以上続けば、フレイルになることは、容易に想像することができます。

もし、フレイルになっていった場合、ご家族の負担も何十倍にもなるでしょう。

これを防ぐためにも、岡田様のような使命感を持った方が、高齢者宅を訪問して、お互いリスクはありますが、接する時のコロナ防御体制をしっかり取って会話することは、とても重要で素晴らしいことだと思います。

岡田様のような方がたくさんいらっしゃればよいのですが、コロナ禍なので、なかなか難しい問題だと思います。感染対策をしっかり取って地域全体でも取り組む必要があると思います。

私たちも、知る限り出来る限りのコロナ対策をすべて行いながら継続運営していきたいと思います。

地域のお茶会も1日も早く再開され皆さま方の笑顔が戻ることを願っております。

 

多賀城市介護福祉課
 阿部 守 様   コロナ禍の中において、利用者の方々に対し介護サービスを提供して頂き、

誠に心から感謝申し上げます。
          多賀城市としましても新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、

高齢者の方々が外出への不安から自宅で過ごす時間が増えることにより、孤立や活動量の低下が進みフレイルに陥る可能性が高くなることを危惧しております。
市内においても40数名の感染者が発生しておりますが、幸いにも介護関係施設からのクラスターとの発生はしておりません。
引き続き感染防止対策の徹底につきましてご協力いただきますようよろしくお願いいたします。

 

小林 光弘   こちらこそいつもありがとうございます。

アルコール手指消毒液やマスクなどの在庫が底をつきそうだった中、新型コロナウイルス感染症の予防対策やいろいろなプレッシャーと、わたしたちは、たたかってきたと思います。アルコール、マスクは手に入るようになりましたが、今度は第3波のコロナ感染到来で、肉体的にも精神的にも疲弊しているかと思います。

今後も地域や行政の方々と力を合わせて何とか乗り切っていきたいと思いますので、よろしくお力添えお願いいたします。

  

第8号議案 運営推進会議から必要な評価、要望、助言等を聞くこと

 

大山 様  妻がいつも大変お世話になり感謝しております。

ありがとうございます

 

   小林光弘   こちらこそありがとうございます。

          奥様の明るく頑張る姿を見て、スタッフも笑顔があふれます。

          いつもみんなで楽しい雰囲気で運動されています。

          リハトレーションをできるだけ長く継続されて、楽しんで身体機能を維持し続けられるよう考えていきたいと思います。

          今後ともよろしくお願いいたします。

         

佐藤玲子 様  新型コロナウイルス感染拡大防止にご尽力されている様子がよく分かりました。早くワクチンの開発が進み1日も早い終息を願っております。

 

小林 光弘   ありがとうございます。

地域の方々のご理解ご協力あってのことです。

いつも、八幡ハイツや地域のためにご尽力され、本当に感謝しています。

 

ついに、イギリスでワクチンの接種が始まりました。

何名かの副反応が出ているようですが、ワクチンは人間の体にとって異物なので、多くの人が接種すれば、必ず副反応の訴えが出てくるのは当然です。

しかし、アナフィラキシーショックは命にかかわる場合があるので、深刻に受け止め、しっかりと問診を行い、アレルギー等を持っている方への対応をしていくことが重要になってくると思います。

 

今回のワクチンは、人体にもたらす作用がすべて解明されているわけではありません。しかも常温だとすぐに効果が失われてしまうため、氷点下70度という超低温での冷凍保存が欠かせません。有効期限は半年しかないため、有効な獲得免疫を得るために接種が2回必要になります。

日本にワクチンが届くのはいつになるのか?2回分となると相当な量を確保する必要があります。

「日本に届くのは2から3年後だ!」と言う専門家も出てきました。

安全性と有効性を見極め、輸送と保存の冷凍施設をどう確保するか。

ワクチン供給という問題はこれからが正念場です。

私たちも1日も早く日本にワクチンが届き、1日も早く終息することを願ってやみません。 

 

 

鈴木省子 様  利用者様がコグニバイクに取り組み MCI の改善の成果が認められたこと素晴らしいこと、すばらしい事と思います。今後も積極的に利用する方が増えることを期待したいと思います。

皆様のご健康ご健康を祈っています

 

小林 光弘   ありがとうございます。非常にうれしく思います。

しかしながら導入当初からの課題も未だに残っています。

毎週楽しみにしている希望者の方がいる反面、点数で評価されることに対して遠慮される方や拒否される方が、私の思っている以上に大勢いらっしゃるということです。

それは、残念ながら今も変わっていません。

コグニバイクの実施は多少の声がけは致しますが、なるべく皆さんにストレスを与えないように楽しんでやってもらいたいので希望者のみにしています。

 

おかげさまで、鈴木省子様にアドバイスを頂いた通り、利用者様の体調等に応じて、最初は短い時間から設定して実施していただき、段々と時間を長く延ばしていき、ちょっとずつ体験される方を増やすことが出来ました。

今後も、見ているご利用者様が「私も体験してみたい!」となるような楽しい雰囲気をつくり、スタッフ全員で盛り上げていきたいと思います。

一回やってみると楽しいという方がほとんどなので、いろいろ試行錯誤して、1人でも多くのご利用者様にコグニバイクを体験して頂きたいと思います。

 

お気遣い頂き、本当にありがとうございます。

ご近所なので、鈴木省子様のいつもご多忙な様子を拝見いたしております。

私たちも、鈴木省子様のご健康ご健康を祈っています。

 

岡田ひさ子 様  運営内容を拝見し日頃からのご尽力を伺い知ることができました。

コロナ禍中ではありますがスタッフの皆さん健康にご留意なさって頑張ってください。
 

小林 光弘   お褒め頂き大変恐縮です。非常にうれしく思います。

又、スタッフ全員の心配までして頂き、本当にありがとうございます。

いつもご多忙で大変な思いをされているかと思いますが、くれぐれも御身大切にご自愛ください。

          今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

多賀城市中央地域包括支援センター

宮澤幸照 様  今後とも最新の制度の活用方法等、ご教示をよろしくお願いいたします。

 

小林 光弘   包括支援センターの皆様におかれましても、新型コロナウイルス感染症関連の業務が重くのしかかり、大変ご苦労なされているかと存じます。

いつもお世話になり、本当に感謝いたしております。

この場をお借りいたしまして厚く御礼申し上げます。

          こちらこそ、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

 

2、閉会

 

小林 光弘   2回目の書面による運営推進会議でしたが、今回もたくさんの貴重なご意見、

ありがとうございました。

皆様に頂いたご意見を生かして、今後も、益々イキイキとした高齢社会になるよう、地域福祉に貢献し、理想的な介護予防の在り方を提案し続けていきたいと考えております。

また、新型コロナウイルス流行の「第3波」が、感染症の専門家が予期した

通りにやってきた今、感染症対策・クラスター対策が正念場を迎えています。

 感染拡大・医療崩壊が起こりうる可能性を最大限考慮し、今後も気を緩めず感

染症の予防に万全を期しながらリハトレーションの運営を継続していきたいと

思いますので、どうか、ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。

 

小林(恵)  それでは、これで令和2年度第9回リハトレーション書面による運営推進会議を閉会させていただきます。

なお、第9回運営推進会議は、令和3年4月14日(水)を予定しておりますので、次回も引き続きご参加くださいますようお願い申し上げます。

                         

 

記載者 リハトレーション管理者 小林 光弘

 

 

 

 

令和2年第8回リハビリ型デイサービスリハトレーション

書面による運営推進会議議事録

 

                       日 時 令和2年6月吉日

    場 所 多賀城市八幡4丁目7-50八幡ハイツ1階 

    リハトレーション株式会社 機能訓練室

 

      

この度、日程も間もなく苦渋の決断ではございましたが、宮城県における感染状況を踏まえ、多賀城市に相談したうえで、今回はリハトレーションに集まって頂いての会議開催を中止し、代わりに、書面による運営推進会議を行うことになりました。

運営推進会議参加のため、ご都合を調整していただいた方も多いと思いますが、感染リスクを少しでも減らすという意味で、ご理解の程、お願い申し上げます。

 

 

1、開会

小林(恵) それでは、書面による第8回リハビリ型デイサービスリハトレーション運営推進会議開催させていただきます。

では、早速ですがリハトレーション管理者小林より、書面にて通常通り挨拶をさせていただきます。

 

2.挨拶

小林光弘 リハトレーション管理者の小林です。

  平素より格別のお引き立てを賜り、厚くお礼申し上げます。

 

今回はご多忙中にもかかわらず、弊社の書面による運営推進会議についての、ご意見・ご質問・評価・ご要望・助言等記入用紙のご記入に、ご協力頂きまして誠にありがとうございました。

 

お蔭様で、運営推進会議全構成委員の皆様方に、大変貴重なご意見・ご質問・評価・ご要望・助言等をお伺いすることができました。

 

これをもとに、書面による運営推進会議議事録を作成させていただきました。

新型コロナウイルスによる感染症の動向も、日を追うごとに終息に近づいてまいりましたが、まだまだ、気は許せない状況が続いております。

 

一人感染すれば、たちまちクラスターが発生してしまうことが、容易に考えられます。弊社といたしましては、今後も(特効薬とワクチンが出来るまで、または、完全に終息するまで、あるいは新しい形としてそのまま継続)気を緩めず感染を防ぐために、こまめな検温、手指のアルコール消毒、空気の清浄・除菌、手に触れるすべての備品のアルコールによる消毒を、これまで通り新型コロナ対策を継続していきたいと思います。

 

これからも、弊社サービスを益々充実させるために、頂いたご意見を参考にさせて頂き、スタッフ一同精進してまいります。

 

小林(恵) それでは次に議長ですが、前回同様とさせていただきます。不慣れではございますが、リハトレーション管理者小林光弘が議長を務めさせていただきます。

 

小林光弘 よろしくお願いします。それでは、議題にはいります。

 

議題

第1号議案〈運営推進会議構成委員の確認〉

小林光弘 運営推進会議構成委員の確認です。資料の通りです。

 

〈リハビリ型デイサービス リハトレーション運営推進会議構成委員名簿〉

構成区分

所属、職名

 

利用者の代表者

リハビリ型デイサービス

リハトレーションの利用者

利用者の代表者

リハビリ型デイサービス

リハトレーションの利用者

利用者の代表者

リハビリ型デイサービス

リハトレーションの利用者

 

利用者の代表者

リハビリ型デイサービス

リハトレーションの利用者

 

利用者家族の代表者

リハビリ型デイサービス

リハトレーションの利用者家族

地域住民の代表者

自治会町内会班長

八幡ハイツ管理人

 

市町村の職員

 

多賀城市介護福祉課職員

帷子 紗耶 様

地域包括支援センターの職員

多賀城市中央地域包括支援センター職員 センター長

宮澤 幸照 様

 

当該事業について知見を有する者

多賀城市民生委員

鈴木 省子 様

当該事業について知見を有する者

多賀城市民生委員

岡田 ひさ子 様

 

と、このようになりました。

ご多忙の中、全構成委員の方が、弊社の書面による運営推進会議についての、ご意見・ご質問・評価・ご要望・助言等記入用紙のご記入に、ご協力頂きました。

誠にありがとうございました。

 

なお、第9回運営推進会議は、令和2年10月14日(水)予定しておりますので、次回も引き続きご参加下さいますよう、お願い申し上げます。

 

ここまでの、書面によるご意見ご質問等

    

(特になし)

 

第2号議案〈事業概要〉

小林光弘 事業概要は、資料の通りです。

 

ここまでの、書面によるご意見ご質問等

 

荒木 様  身体に合った一つずつの機械が、とても良いものと思っています。

スタッフの皆さんの対応が親切だし、この年になって友達ができて楽しい思いが出来るなんて思ってもみませんでした。

 

小林光弘  ありがとうございます。

       リハトレーションでは、心が健康でないと、体も健康には成り難いと考えております。

       荒木様の言葉を励みに、今後も楽しく運動でき、皆様の笑顔が絶えない時間を提供できるようスタッフ一同これまで以上に精進してまいります。

第3号議案〈事業所活動状況〉(概略)

 

小林光弘  次に、第2号議案の事業概要と第3号議案の事業所活動状況について、事業概要についてですが、資料の通りです。

 

リハビリ型デイサービスリハトレーションは、介護予防を主とし、要支援・軽介護者を対象に、入浴や食事のサービスを省き、機能訓練に特化した1日2回転型(午前の部、午後の部)の、少人数(定員数10名)、短時間(3時間5分)のデイサービスです。運動プログラムの中心は、トレーニングマシンを使用した『高齢者向け運動トレーニング理論=CGT』を採用しております。    

 

ここまでの、書面によるご意見ご質問等

  

佐藤 様  トレーニングマシンを使った運動を取り入れ、筋肉・筋力の向上、認知症予防、脳ト

レに取り組んでいる様子が良くわかりました。

 

小林光弘  ありがとうございます。

      これからも、ご高齢の方々が、少しでも元気に笑顔で社会生活が送れるようサポートしていきたいと思います。

※現在コグニバイクは、タッチパネルを多く触ることから、使用をいったん中止しておりますが、6月中旬以降より段階的に再開していく予定です。

 

荒木 様  コグニバイクを見てると、色々な問題が出てすごく面白いですね。

 

小林光弘  ありがとうございます。

コグニバイクは、運動しながら脳を使うデュアルタスク方式で、記憶力・注意遂行・処理能力・視空間認知などの認知課題と、負荷・回転数の変更に対応しながらペダルを漕ぐ運動を組み合わせることにより、脳の活動を活発化することを目指しています。

個々のレベルが向上していくにつれて、問題もどんどんレベルアップしていくので大変面白いと思います。

 

大山 様  私も1度コグニバイクに挑戦して、今の自分の認知レベルを知りたいと思いました。

 

板橋(亜) ぜひぜひ、体験しに来てください。いつでも歓迎致します!

 

小林光弘  ぜひ1度挑戦してみてください。

他のリハトレーション運営推進会議構成委員の方も、いつでもお待ちしております。

もちろん無料です。

民生委員

岡田ひさ子様 トレーニング別 利用状況(どのマシンが人気があり利用されているか)を教えてください。それとも利用者の状態で個々にプログラミングされているのでしょうか?

 

小林光弘  ・基本的には、すべてのトレーニングマシンを実施していただきたいのですが、

ご病気や、ケガの回復具合、持病、体力などの兼ね合いで、出来るマシンが限られており、ご希望に添い兼ねる場合があります。

 

「あのトレーニングマシンをやってみたい」という希望が聞かれることはあるのですが、出来るマシン、出来ないマシン、段階的な対応が必要なマシン等がありますので、ご利用者様へご説明し、納得していただいた上で、機能訓練指導員が運動メニューを決めています。

 

・当所で採用している『リハトレーナー』というトレーニングマシンには、コンピューターが内蔵されており、負荷見極めテストを行うことにより、自動的にプログラミングされパソコンと連動し、すべてのご利用者のデータ、運動履歴などが事業所のパソコンへ保存されます。

 

更に、ご利用者様のすべて1セット毎に、左右の均等性・範囲の広さ・滑らかさ・持続性などの項目から、科学的に効果を判定し、データ化することができます。

 

これらの個々のデータをもとに、リハトレーション機能訓練指導員を中心にスタッフ全員で、毎回トレーニングマシンの実施状況を目視で確認しながら、個別にきめ細かい問診を繰り返し、本人の、今日(今現在)の状態を確認しながら最終的に機能訓練指導員が、個々のプログラミングを微調整しています。

             

第4号議案 取り組み(概略)

小林光弘  平成30年6月より、多賀城市交通防犯係との連携で、社用車による防犯パトロールを継続中です。

 

当事業所では、ご利用者様の送迎で、朝8時から9時までと、昼12時05分から13時半まで、そして午後16時35分から17時半頃までの時間帯を、毎週月曜日から金曜日に、多賀城市を中心に、塩釜市・七ヶ浜町・仙台市方面を車用車2台で毎月約3000km近く走行しています。

 

犯罪の抑制に、少しでもお役に立てればと思っております。

  

ここまでの、書面によるご意見ご質問等

佐藤 様  防犯パトロールを実施され地域に貢献されている様子がよくわかりました。

 

小林光弘  毎日、佐藤様が、たくさんの地域の方々とコミュニケーションをとられている

姿や、八幡ハイツ以外の場所までお掃除されている姿を拝見し、本当に頭が下がり

ます。

      いつも、ありがとうございます。

 

第5号議案 利用者状況報告

板橋(亜) ・利用者状況(事業所評価)についてですが、令和2年3月31日現在の集計で、登録利用者数は61名です。そのうち男性が18名、女性が43名です。要支援者数は17名要介護者数は17名、事業対象者数は27名となっております。

1ヶ月の延べ利用人数は、平均296名(22日)です。

 

続いて、要支援介護度の維持者数は59名(96.8%)で、要支援介護度の向上者数は0名(0%)でした。維持向上者が、実に全体の93.74%という非常に良い結果でした。要支援介護度の低下者数⇒2名(3.2%)でした。

 

関節の変形、炎症などの痛み、その他の持病などの再発や入院等で、運動を制限されたことが原因の低下と思われます。

 

・利用者居住地域についてですが、多賀城市のかたが最も多く、56名です。平成28年4月より、地域密着型に移行してから、他市町村からのご紹介がほとんどなく、その代わり多賀城市内の方々のご紹介が増えました。

 

        ・続いて、下記の年齢分布図をご覧ください。素晴らしいことに、61名中37名の方が80歳以上の方です。80~84歳の方で14名(23%)と85歳~89歳の方17名(28%)です。さらに90~95歳の方が、元気で6名(10%)もいらっしゃることは素晴らしいことだと思います。

 

リハトレーション創業以来、皆さま共通していることは、健康への意識レベルが高く、非常に明るく前向きだということです。

そしてそのような90~95歳の方々のお姿を間近で見ている他のご利用者様が、自分自身もまだまだ頑張れると、活力をいただけるようで、非常に良い相乗効果が見られております。

 

        ・要介護度別状況調査票ということで、分布図があります。

要介護認定の方の割合に比べ、要支援または事業対象者にあたる方の割合が随分と多くなっております。

ここまでの、書面によるご意見ご質問等

 

大山 様   事業対象者とは何でしょうか?

 

小林光弘   2015年に、各市町村が主体となって行う、介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)という事業が介護保険法の中に新しく創設されました。

 

それまでは、『要介護認定調査』を受けて『非該当』と認定された方は、介護保険サービスを受けることが出来ませんでしたが、総合事業が創設されたことにより、65歳以上の高齢者であれば、要介護認定を受けずとも、『基本チェックリスト』を受けるだけで、総合事業の介護サービスを利用することが出来るようになりました。

 

それに当たる方が、『事業対象者』と言われます。『基本チェックリスト』というのは、65歳以上の高齢者が、自分の生活や健康状態を振り返り、心身の機能で衰えているところがないかどうかをチェックするためのもので、日常生活の様子や、身体機能の状態、栄養状態、外出頻度などを確認する25の質問で構成されています。

 

生活機能の低下の恐れがある高齢者を早期に把握し、総合事業へ繋げることによって、状態の悪化を防ぐためのツールになります。

ちなみに、総合事業は、『要支援』と『事業対象者』が対象となります。

 

大山 様   介護度が軽くなった人が多いようですね。(P13参照して)

 

板橋(亜)  資料のP11とP13 で矛盾が生じておりますが、前回からやむを得ない事情で利用が中止になった人もいれば、新しく入った方が軽い認定だった等、色々なケースを含めてその時点でのグラフとなっており、利用者様の入れ替わりが多い場合は、半年間で正確な統計データ(%)を取るのは多少無理があるかもしれません。

 

第6号議案の介護サービス事業者の種類と人員配置

 

小林光弘   介護サービス、事業者の種類は、第7回目運営推進会議同様変わりなく図のように、リハトレーション株式会社がリハビリ型デイサービス リハトレーションを運営し3つのサービスを実施しております。

 

人員配置に関しましても変化はございません。

管理者、機能訓練指導員、生活相談員に関しましても、移動や入退社等の変化はございません

 

ここまでの、書面によるご意見ご質問等

 

       (特になし)

       

第7号議案 社会テーマと活動・取り組み

(新型コロナウイルスによる感染症対策についての意見交換)

小林光弘   資料(概略)の通りです。

現在、全国の感染者数は減少してきていますが、第2波第3波の感染拡大が起こりうる可能性を考慮し、感染症の予防に万全を期していくことが重要と考えております。資料の通りですが、リハトレーションでは、コロナウイルス感染拡大防止を念頭におきながら、皆様へ納得して頂けるサービス内容を適宜検討し、その時の情勢に応じたサービス提供を、出来る限り継続させていただきたいと考えております。

ご利用者様およびご家族の皆様にも以下の点についてご協力頂き、実施して参りました。今後も、事態が収束されるまで、継続していきます。

◯全ご利用者様、職員のマスク着用実施

〇乗車前の検温と手指アルコール消毒の実施

◯発熱時のご利用不可判断の基準設置      

◯送迎車内アルコール消毒の実施

◯ご利用中の手指アルコール消毒実施

◯ご利用前検温の実施(通常通り)

◯フィジカルディスタンス(身体的距離)の実施

◯各テーブルへの卓上加湿器設置による除菌の実施

〇施設内のアルコール消毒の実施

※人→物→人のルートによる感染対策として、器具備品手指のアルコール消毒を徹底的に行い、感染経路を遮断することで日々感染予防に努めております。

〇臨時的なサービスの実施

1、通所にて、時間短縮のサービス提供を行う場合 … 送迎時間含めて2時間程度

        〇健康チェックとアドバイス〇集団体操〇個別トレーニング〇リラクゼーション整体2、訪問にて、サービス提供を行う場合 … 15分~1時間未満

       〇健康チェックとアドバイス 〇ストレッチ体操指導 〇リラクゼーション整体

3、電話にて、サービス提供を行う場合 … 約15分程度

〇健康チェックとアドバイス 

以上の臨時的サービスですが、常に変化する情勢に応じたサービスを検討し、臨機応変に対応しながら、出来る限り、出来る範囲で継続していきたいと考えております。

私どもスタッフは、これまで以上に感染防止に努めると共に、このような時だからこそ、笑顔で皆さんをお迎えし、いつも通り明るく楽しい雰囲気の中で、健康づくりに励んでいただけるデイサービスであり続けたいと、心をひとつに、前向きな気持ちで、サービスを提供させていただきたいと思っております。

ここまでの、書面によるご意見ご質問等

 

荒木 様   念入りに対応して下さって、大変だと思います。

 

小林光弘   ありがとうございます。

       皆様の笑顔を見ることを楽しみに、日々努力しています

 

金澤 様   自分としては、可能な限りデイに行きたいと思っていたが、デイ側としては、受け入れについて本当のところどう思っていたのか気になっていました。クラスターが発生してしまったとすればデイの運営に大きく関わると思うので、利用者自ら休んだ方がよいのか、行っても良いのか、いつも悩んでいました。車内や施設内の消毒等を実施していただいているとのこと、ありがとうございます。

 

小林光弘   大変不安な思いをさせてしまって申し訳ございませんでした。

リハトレーションといたしましても、休業の判断は非常に難しく、“リハトレーションから絶対に感染者を出してはならない”“利用者様も職員も守らなければならない”というプレッシャーの中で迷いに迷い悩みに悩みました。

         医療機関や介護施設等は、休業要請の対象業種に該当しませんでした。

         ご利用者様の元気な笑顔に励まされ、職員一丸となってコロナ対策等衛生管理を徹底的に行い、信念と覚悟を持って施設運営を継続しました。

ここまで継続運営できたのも、金澤様の最高の笑顔に勇気づけられたおかげだと思います。

 

民生委員

鈴木省子様  ウイルスの感染については、高齢者にとって、大変リスクの大きな深刻な状態です。リハトレーションにおいては、感染拡大防止の取り組みをぜひ継続して頂き、私も、より速い治療薬、ワクチンの開発を望み終息することを願います。

 

小林光弘   まったく同感でございます。

         リハトレーションもご利用者様や従業員の安全のために休業を考えたのですが、休業するより再開する方がはるかに難しく、もし、再開できなくなってしまった場合、当施設のご利用者様は介護認定を受けて又は事業対象者として利用されている方ばかりなので、家に閉じこもり、機能訓練をせずに、家族以外、誰にも会わない生活が1か月以上続けば、間違いなく筋力が低下し、認知機能も低下します。

         筋力が低下すると骨に直接負荷がかかり、膝の関節を痛めてしまいます。痛い場所を庇った歩き方・動きをすることで、ほかの場所に負担がかかり、腰や肩など、あちらこちら痛みだします。そうなると精神的に参ってしまい気力がなくなり、食欲がなくなります。食欲がなくなると、生きる気力がなくなり、寝たきり状態になることも考えられ、ご家族の負担が何十倍にもなります。

従業員も路頭に迷わせるうえ、多くの関係各所へ多大なご迷惑をかけてしまうと判断し、従業員とも話し合い、覚悟をもって、知る限り出来る限りのコロナ対策をすべて行いながらの宮城県の感染拡大や、休業要請が出るまでは、継続運営をしていく決断をしました。

今後も気を緩めず、第2波第3波の感染拡大が起こりうる可能性を考慮し、感染症の予防に万全を期して継続していきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

 

佐藤 様   新型コロナウイルスの感染状況を国内・国外の様子を詳細に記載していただき大変参考になりました。

 

小林光弘   ありがとうございます。

         全世界で感染者数が日々激しく変化したため、多少データの日にちに、ずれがありましたが、どうかご了承ください。

 

民生委員

岡田ひさ子様 これほどまでに新型コロナウイルス感染症が拡大するとは誰しも予想だにしなかったと思います。全世界の感染者数が日々増減し、皆が一様に一喜一憂する先が見えない不安な状況の下、デイサービス運営においても資料を読ませて頂き、細部までお気を使われているご苦労が伺えました。

         民生委員が企画している地域のお茶会についても安心・安全が確保できない状態では開催ができず、当面開催の見通しがついておりません。地域及びデイサービスを利用している高齢者の方々の笑顔が戻る日常が待ち遠しく1日も早い終息を願ってやみません。最後にデイサービスの方々、御身大切にお過ごしください。

 

小林光弘   ありがとうございます。

       本当に岡田様のおっしゃる通りで、ウイルスの怖さは、はかり知れません。

これだけ多くの人々や経済にダメージを受けてしまうと、今まで通りの生活にはなかなか戻れないような気がします。

世界中の人々が、専門家にも誰にも答えを出せない、先の見えない不安な状況の中、その地域・場所・職種に応じた新しい形(新しい経済・生活スタイル)を必死で模索しています。そしてそれは間違いなく変わっていくと思います。

また、一旦業務を休んだ場合、いざ再開するとなると利用する側も、その家族も、再開を楽しみにしてはいても「本当に完全な形で、完全に安心・安全になったのですか?」という懐疑的な思いで、利用しに来られるわけですから、感染者が出てしまったらどうしようというプレッシャー等の責任の重さは、対策をしながら運営を継続している場合とは比べ物にならないくらい大変な重圧だと思います。

       学校も、当初3月中頃から休校が始まり、4月からは、“入学式など普通に学校が始まる”と誰もが思っていました。

ですが、上記のような理由等もあり、なかなか再開できない状況が続きました。

6月より、やっと再開することになりましたが、完全な状態とは思えません。

おそらく“withコロナ”の考え方で、リスクがあり、賛否はありますが“新しい形”のスタートで一歩踏み出したのだと思います。

       地域のお茶会も1日も早く再開され、皆さま方の笑顔が“ごく普通の日常”として戻ることを願っております。

       岡田様も大変多忙で大変な思いをされているかと思いますが、くれぐれも御身大切にご自愛ください。

 

多賀城市介護福祉課

帷子紗耶様  新型コロナウイルス感染症拡大抑制のために日々ご尽力いただき、

ありがとうございます。今後も、随時「介護保険最新情報」等を確認して頂き、ご対応のほどよろしくお願いします。

 

小林 光弘  こちらこそ、いつもありがとうございます。

         帷子様はじめ、市の職員の方々におかれましては、新型コロナウイルス感染症関連の業務が重くのしかかり、大変ご苦労なされているかと存じます。

         おかげさまで、私たちもこうやって生活できているのだと思います。

本当に感謝いたします。

アルコール手指消毒液やマスクの手配にご尽力され、送っていただきました国・県・市等の行政の方々へ、この場をお借りいたしまして厚く御礼申し上げます。

         今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

 

多賀城市中央地域包括支援センター

  宮澤幸照様   今回の、新型コロナウイルス感染症拡大抑制の対策として、「介護保険最新情報」

に則した対応を社内で検討され、どこよりもいち早く、ご利用者様や各事業所に向け

て、文書にて臨時的対応について発信されていた対応の早さは、さすがリハトレーシ

ョンさんだと思いました。

 

  板橋(亜)   いつも温かい励ましのお言葉を頂き、ありがとうございます。命を脅かす未知の物

がいつ迫ってくるのか分からない、今回のコロナウイルスのようなことは、皆が初め

ての経験でしたので、出来る限り情報収集をしながら、対応策を懸命に練りました。

連日報道される悲しみのニュースを見聞きして、不安が膨らむご利用者様や、行動に

制限が出てきて、不自由さにストレスを感じているご利用者様など、様々な様子が伺

えておりました。リハトレーションで出来た仲間に会うことを楽しみに、通って来て

くださっている方々の為には、出来る限り、通所のスタイルを変えない方向で対応

し、やむを得ない状況で利用を控える方の中で、訪問型を希望される方には、個別で

対応をするなど、今後の方向性をしっかりと示すことが、私たちの責任だと思い、発

信させていただきました。発信した文書について、理解を示し、労いの言葉をかけて

くださった宮澤様のお陰で、自信を持って取り組むことが出来たと思っています。

今後とも、ご指導宜しくお願い致します。ありがとうございました。

 

第8号議案 運営推進会議から必要な評価、要望、助言等を聞くこと

 

志賀 様   この資料を拝見して、私は、利用者代表といたしまして、“ご利用者様”と記載されていることに対して、違和感を覚えました。

“さん”ならともかく“様”はおかしいと思います。

私たち利用者は、お金だけでは、なかなか簡単に得られない有効な機能訓練や身体の維持向上のための指導や援助、情報を提供して頂く先生を自分で選び、それに対しての対価を、介護保険の恩恵を受け、1割負担でお支払いしています。

私たちにとってもメリットがあり、対価を払うのは当然で対等な行為であって、“様”を付けていただくのは申し訳なく、気が引けます。

病院の先生にも言ったのですが、つまり私たちは決して、商売上のいわゆる一般的なお客様とは思っていませんし、上だとも思っていないので、介護保険サービスを利用している私たち利用者に“様”を付ける必要はないと思います。

       それと、細かいようですが、資料の11ページと12ページでは、様を付けずに利用者となっているのは矛盾していておかしいと思います。

 

小林光弘   ご意見ありがとうございます。

       志賀様のお考えは、正論で非常に理解できますが、志賀様を含めリハトレーションをご利用している方々は、私たちにとって人生の大先輩です。

       皆様、いろいろな楽しい体験や苦しい体験(高度成長期の弱肉強食の時代、戦争など)をされ、数々の修羅場を経験して来られていて、お話を拝聴するたびに、いつも目から鱗で大変勉強になります。

志賀様をはじめリハトレーションのご利用者様は、尊敬に値しますので、“様“ は当然かと思います。

堂々と受け止めてください。

“様”の使い方・使い分けは、非常に難しいところではございますが、

リハトレーションをご利用しているご利用者様へは、書類上、“敬意のしるし”として、私たちに“様”を是非つけさせてください。

       施設内で直接お呼びする際は、“さん”でお呼び致しますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。

       それと、資料の11ページと12ページの利用者と書いてある矛盾の件ですが、ご指摘のページは、リハトレーションからご利用者様へ向けたメッセージ性の文章ではなく、統計上のデータ(数字)を出すページで、全国の都道府県や各市町村のデータと比較するすべての高齢者の中で当施設を利用されている方の統計上のパーセンテージの表記とそのグラフや表のタイトル表記になるため、一般的に公的文書で使われる利用者という表記をそのまま記載しています。

運営推進会議の議題や内容について決まりはありませんが、

厚生労働省の基準省令の規定から鑑みた様式を全国共通で使用することが望ましいことから、様式に記載されている利用者状況報告や登録利用者数や利用者居住地域などの表記をそのまま使用して記載しています。

どうかご了承くださいますよう重ねてお願い申し上げます。

 

荒木 様   今までの年寄りなら、このようなデイサービスもなく、家でTVを見てるしかなかったと思います。

新型コロナウイルス感染症で、気軽に出歩くことが出来なくなってしまった最中、

唯一、リハトレーションはいつも通り利用することが出来ました。

本当に楽しく過ごしています。

 

  小林(恵)  ありがとうございます。

いつも明るい荒木様のお顔を拝見できたことで、私たちスタッフはとても勇気づけられました。

荒木様はじめ、全面的に信用してリハトレーションをご利用して頂いたご利用者様、(一回も休まなかった方もおられました)

ご理解いただいたご利用者様ご家族の方には、本当に頭が下がります。

どれだけ救われたことかわかりません。

ありがとうございました。

 

佐藤 様   運営推進会議の様子を文書にして届けて頂き、ありがとうございました。

新型コロナウイルス感染症の予防に取り組んでいる様子が良くわかりました。

早く終息することを願っております。

 

小林光弘   こちらこそいつもありがとうございます。

手前みそではありますが、アルコール手指消毒液やマスクなどの在庫が底をつきそうになる中、新型コロナウイルス感染症の予防に取り組み、コロナ感染、最前線のいろいろなプレッシャーで、肉体的にも精神的にも疲弊しながら、いつも笑顔で対応してくれたスタッフには、本当に感謝しています。

これも、地域の方々のご理解ご協力あってのことです。

私たちも、1日も早い終息を願ってやみません。 

 

 

 鈴木(ま)様 ここで出会った皆さんに、いつも感謝しています。

人と会ってお話をし、繋がりを持つことは、本当に大切なことです。

私はよく、『生かされていることに感謝』と言葉にして言っていますが、本当にそう思うのです。

    私はリハトレーションにお世話になり始めてから、早7年が経ちましたが、『明日はリハトレーションの日だ』と思うと、前の晩~当日の朝にかけての生活リズムに、活気が沸くような感じがします。

    世の中、コロナ感染症以外にも、大変なことや困難なことなどが色々あると思いますが、どのような条件下でも、その条件内で発想を良い方に転換し、幸せを見つけ、日々感謝の気持ちで過ごしていきたいと思っています。

 

板橋(亜)   とても素敵なコメントをありがとうございます。

私も、リハトレーションのご利用者様や、スタッフの皆に会えることが、毎日の良い活力になっています。

大学を卒業してから、初めて就いた私の仕事というのが、とある修道院で、ご病気やご高齢になられたことによって静養されている、マスール(修道女)の方々のお世話をさせていただく介護の仕事でした。

そこで出会った、あるご高齢のマスール(修道女)の話なのですが、その方はいつも「感謝」という言葉を口にされていました。

お世話をしてくれた人に対してだけでなく、食事を頂く時も、着替えや歯磨きなどの身の回りのことをされている時も、階段を一歩一歩ご自分の足でゆっくり上がられる時も、ご自分では寝返りひとつ打つことが出来なくなってしまったベッドの中でも、いつも「感謝感謝」と小さく呟かれていました。

私は一度、介護の仕事を退きましたが、再び介護の仕事に就くことを選び、リハトレーションで働かせていただくようになって、こちらで沢山のご利用者様と出逢うことが出来ました。様々な人生経験を積んでこられてきた皆さんの言葉や、お姿から、私なりに日々学びを頂いていると感じています。

まささんが度々仰っておられる『生かされていることに感謝』という言葉も、あのマスールが、どんな状況にあっても「感謝感謝」と息をするように自然に仰っておられていた意味も、20代の頃よりも、今とてもよく理解できる気がしています。

まささん、これからも沢山お話を聞かせてくださいね。

まささんが、いつも、どこでも、誰とでも、分け隔てなく笑顔で接しておられるお姿に、いつも感銘を受けております。

私も、少しずつ近づいて行けるように、頑張りたいと思います。

民生委員

鈴木省子 様 リハトレーションの介護予防、コグニバイクのような複合運動のプログラムは、私も、一度経験させていただきましたが、元気で明るい老後を過ごしたい人にとって、力強い味方になっていると実感いたしました。より多くの人に、チャレンジして頂きたいと思います。

 

小林光弘   ありがとうございます。

コグニバイクは、非常に質の高い脳トレプログラムと有酸素運動を組み合わせたデュアルタスク方式のエルゴメーターで、脳トレ記録をデータ化することにより、向上していることが実感出来るだけではなく、目で見て向上していることを確認することで、さらなる認知予防のベースともなります。

「認知症にはなりたくないので、頑張ります!すごく楽しい!」とおっしゃられて、意欲的に取り組まれる方もたくさんおられます。

一度体験すれば、その達成感、高揚感により、もっと勉強したい、もっと運動したいというプラスのサイクルになるのですが、相変わらず実施する前から皆さん消極的で、なかなか最初の一歩が難しく、今も試行錯誤しています。

コグニバイクは、大変素晴らしく非常に効果のあるマシンなので、

今後も鈴木省子様が、コグニバイクを体験されたときに提案していただいた通り、最初は短い時間から設定して実施していただき、段々と時間を長く延ばしていく方法で、より多くの方々へ声がけし、あまり難しいことは考えずに、とにかく楽しんで、チャレンジして頂きたいと思います。

 

小林光弘   初めての、書面による運営推進会議でしたが、たくさんの貴重なご意見、ありがとうございました。今後も、皆様に頂いたご意見を生かして、イキイキとした高齢社会になるよう、地域福祉に貢献し、理想的な介護予防の在り方を提案し続けていきたいと考えておりますので、ご理解ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 

小林(恵)  それでは、これで令和2年度第8回リハトレーション書面による運営推進会議を閉会させていただきます。

なお、第9回運営推進会議は、令和2年10月14日(水)を予定しておりますので、次回も引き続きご参加くださいますよう、お願い申し上げます。

                         

                                                                                                                                                        記載者 リハトレーション管理者 小林 光弘

 

 

 

 

 

 

令和元年度 

第7回 リハビリ型デイサービスリハトレーション運営推進会議 議事録議事録

                             日時 令和元年10月16日(水)

                                12時15分~13時15分

                             場所 多賀城市八幡4丁目7-50

                                八幡ハイツ1階 

                                リハトレーション株式会社

                                                                                           機能訓練室

 

次第

1、開会

小林(恵) 本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。第7回リハトレーション運営推進会議を開催させていただきます。それでは、リハトレーション管理者の小林より挨拶をさせていただきます。

 

2.挨拶

小林(光) リハトレーション管理者の小林です。皆様、本日は大変ご多忙中にも関わらず、ご出席いただきまして誠にありがとうございます。

先日、広い範囲に記録的な大雨を降らせた台風19号で、河川の氾濫が相次ぎ、想定を超える大規模な冠水などの被害が各地で多発しました。この台風により、各地でお亡くなりになられた方々にはご冥福をお祈り申し上げたいと思います。まだ、被害の全容は分かっていませんが、幸いリハトレーションご利用者様は皆さんご無事だったので安心いたしました。

日頃より、管理人の佐藤玲子様や民生委員の鈴木省子様には、何かと気にかけ、声をかけて頂きまして、本当に感謝しております。今回の件でも、地域の支え合いの大切さを実感いたしました。この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。

それでは、第7回目の運営推進会議ということで、今回も規定通り、前半は基本的な報告事項を行います。後半は、『利用者様同士のトラブルと、その対処の報告』というテーマで、進めさせていただきます。皆様からのご意見ご質問等をお聞きしながら、時間の許す限り考えていきたいお思いますので、どうかご協力のほど宜しくお願い申し上げますと共に、私からの挨拶とさせていただきます。

 

小林(恵) それでは次に議長ですが、前回同様とさせていただきます。不慣れではございますが、リハトレーション管理者小林光弘が議長を務めさせていただきます。

 

小林(光) よろしくお願いします。それでは、議題の方へ移りたいと思います。

 

議題

第1号議案〈運営推進会議構成委員の確認と自己紹介〉

小林(光) 皆さま、ご出席依頼の際には、快く承諾していただきまして、まことにありがとうございました。今回、初めてご出席いただいた方もいらっしゃいますので、運営推進会議構成委員の確認後に、自己紹介をしていただきたいと思います。それでは、運営推進会議構成委員の確認です。資料の2ページをご覧ください。

 

  リハビリ型デイサービス リハトレーション運営推進会議構成委員名簿は資料の通り

 

N

と、このようになりました。

     先日の台風関連で仕事が忙しいとのことで、多賀城市介護福祉課職員の高橋徹様がご欠席、多賀城市中央包括支援センターセンター長の宮澤幸照様も、今回はご欠席となりました。

今回、新しく、ご家族の代表者として大山忠男様に参加して頂くことになりました。宜しくお願い致します。

なお、第8回運営推進会議は、令和2年4月15日(水)予定しておりますので、次回も引き続きご参加下さいますよう、お願い申し上げます。

引き続きまして、自己紹介を簡単にしていきたいと思います。

(順番に全員が自己紹介を行う)

 

 

 

第2号議案〈事業概要〉

第3号議案〈事業所活動状況〉

小林(光) 次に、第2号議案の事業概要と第3号議案の事業所活動状況について、ご説明させていただきます。これまで、何回かご説明させていただいておりますので、要点のみご説明させていただきます。

まずは、資料の3ページ事業概要についてです。リハビリ型デイサービスリハトレーションは、介護予防を主とし、要支援・軽介護者を対象に、入浴や食事のサービスを省き、機能訓練に特化した1日2回転型(午前の部、午後の部)の、少人数(定員数10名)、短時間(3時間5分)のデイサービスです。運動プログラムの中心は、トレーニングマシンを使用した『高齢者向け運動トレーニング理論=CGT』を採用しております。資料中頃に、当所で採用している『リハトレーナー』というトレーニングマシンの紹介を載せておりますので、ご参照ください。こちらのトレーニングマシンには、コンピューターが内蔵されており、1セット毎に、左右の均等性・範囲の広さ・滑らかさ・持続性などの項目から、科学的に効果を判定し、データ化することができます。それを元に、個々人に応じた運動プログラムを計画したり、アドバイスを行うことができます。また、ご利用者様自身としても、パーセンテージで効果測定が出ますので、次回へのモチベーションが上がり、楽しみながら運動することができるといったメリットがあります。それと、リハトレーションでは、朝の会・昼の会として、脳トレや交流支援を意識したクイズやゲーム、口腔発声訓練や歌などのレクリエーションを、各スタッフが持ち回りで担当し、提供しております。皆様が楽しく取り組むことが出来る内容を心がけております。

続いて、資料4ページをご覧ください。日本は今、世界で最も超高齢社会を迎えておりますが高齢者の健康(自立能力)をいかに維持するかが、社会の大きなテーマになっています。先ほどご紹介しました『リハトレーナー』のような、科学的分析に基づく運動プログラムの作成及び実施が重要になってきますということが記載されています。

     続いて、資料5ページをご覧ください。筋力トレーニングをすることにより得られる効果について記載があります。小さな目標の成功体験を繰り返すことで、自己効力感の向上 「自分はできない人間だ」から『“自分にもできるんだ”』に変わることにより、気力の改善・食欲の増加・睡眠の改善が見込まれます。

続いて、資料7ページをご覧ください

筋力トレーニングマシン以外の運動も記載の通りたくさん行っております

中でも今年2月から導入しているコグニバイクは、国立長寿医療研究センターとの共同開発で生まれた軽度認知障害(MCI)ケアを目的としたエルゴメーターです。デュアルタスク方式で、記憶力・注意遂行・処理能力・視空間認知などの認知 課題と、負荷・回転数の変更に対応しながらペダルを漕ぐ運動を組み合わせることにより、脳の活動を活発化することを目指しています。

第6回運営推進会議では、体験などをして頂きご意見を頂戴いたしました。

現在のところ、少しづつ改善を目指しておりますが、時間に限りがあるので、どうしても意欲的な方を優先的になっています。今後も、できるだけ今やらなければいけない方へ、ご利用者様がストレスにならない程度に声がけを行っていきたいと思います。

     ここまでで、何かご意見ご質問等、ございませんか?

    (特になし)

     それでは、次の議題へ移りたいと思います。第4議案の取り組みについて、板橋からご説明させていただきます。

 

 

 

第4号議案 取り組み

板橋   資料の7ページから8ページをご覧ください。

1つ目、平成30年6月より、多賀城市交通防犯係との連携で、社用車による防犯パトロールを継続中です。当事業所では、ご利用者様の送迎で、朝8時から9時までと、昼12時05分から13時半まで、そして午後16時35分から17時半頃までの時間帯を、毎週月曜日から金曜日に、多賀城市を中心に、塩釜市・七ヶ浜町・仙台市方面を車用車2台で毎月約3000km近く走行しています。犯罪の抑制に、少しでもお役に立てればと思っております。

2つ目、今後増えていくであろう認知症徘徊者等の保護に関する対応についての検討をしております。当所では、職務中に、認知症徘徊者や、ふらりと外へ出て行き、途中で転倒して負傷されてしまったという方々に出会い、保護に至ったケースが、ここ数年で数回ありました。職務外でも、最近1件遭遇し、認知症徘徊者の増加を実感しています。

     職務中でしたので、ご利用者様をスケジュール通りに送迎しなければならないということや、他のスタッフへ影響が出てしまうことは避けたいという思いがありました。しかし、目の前にいる方を放って通り過ぎることもできないという思いの中、個人の力では解決まで時間がかかりすぎると判断し、当所スタッフだけでなく、思い当たる関係機関にも色々な面でご協力をお願いしながら、試行錯誤での対応でした。

いずれの場合も、結果的には、ご家族のもとにお帰りいただくことができましたが、そこに至るプロセスは容易なものではなかったというのが本音です。時には、関係機関の対応に、親身になっていただけていないような印象を感じてしまった出来事もありました。

その反対に、数回の保護経験から、福祉の専門職に留まらず、その方のことを知っている人を見つけることで、事態はだいぶすんなりと収まることを知りました。そして、解決後には、関わりあった人たちの中に、「今後、こういうことがあった場合は、どうしたらよいだろう」というふうに、自分事として今後を考えようとする意欲が芽生え、今回徘徊していた方に対する共通の理解を持つだけではなく、みんなでお互いに助け合おうとする一体感が生まれていたことには確かな進歩を感じました。

脳の機能的な問題で、結果的には徘徊となってしまった訳ですが、お話を伺うと、出会った方々にはちゃんと理由がありました。身体の為に歩こうと思いつき、寝ていたままの格好でサンダル履きで家を出発した方、夜になっていましたが、知人に届け物をしようと思いついて家を出発した方、夫と二人暮らしの家に、女の人が来るのが嫌だと思って、デイサービス用の袋を持って出発した方など、様々でした。他者から見たら、現実的でないことや、理解できないこともあるかもしれないし、その方がうまく言葉に表現できないということもあるかもしれません。それを、非難の目で見て、困った人と捉えるか、温かな目で見て、困っている人と捉えるか、そしてどのような対応をするかで、全く違うことになります。

      認知症徘徊者の保護について、多賀城市の福祉の中心となる方々に、お伺いしてみたところ、「(色々な場合があると思うけれども)徘徊者を見つけたら、警察へ連絡してください」というご回答が大半でした。『徘徊SOSネットワークシステム』という取り組みにより、警察署に連絡をすると、警察から市の福祉課へ情報提供がされ、各市町村の協力関係機関に協力依頼が成されるという仕組みがあるとのことです。このシステムは有効に活用すべきと思いますが、場合によっては、もう少し穏便に、地域でカバーし合う方法があってもいいのではないかと、私たちは考えています。

『徘徊SOSネットワークシステム』という手段を、最終的には選ぶことも視野に入れながら、それとは別に、『地域包括ケアシステム(高齢者になっても住み慣れた地域で、自立した生活を最期まで送ることが出来るように、必要な医療、介護、福祉サービスなどを一体的に提供し、すべての世代で支え、支えられる街づくりをすること)』の一環として、実際に現場で何が起きているのか、関係機関と意見を出し合いながら、情報を共有し、地域全体との協力関係を、さらに強固なものにしていけるよう、取り組んでいる最中です。『認知症カフェ』や『認知症サポーター育成講座』などを通して、認知症の正しい理解と、見守り支える優しい心を、少しでも多くの方が習得していけると良いと思います。私も、地域の勉強の為、認知症カフェに参加してみたいと思っています。

 

小林(光)  ここまでで、何かご意見ご質問等ございませんか?

       (特になし)

       それでは、次の議題へ移ります。

 

 

 

第5号議案 利用者状況報告

資料の10ページから12ページについて簡単にご説明させていただきます。

まずは資料10ページをご覧ください。

利用者状況(事業所評価)についてですが、令和元年9月30日現在の集計で、登録利用者数は64名です。そのうち男性が20名、女性が44名です。要支援者数は21名、要介護者数は16名、事業対象者数は27名となっております。

1ヶ月の延べ利用人数は、平均302.6名(21.5日)です。

続いて、要支援介護度の維持者数は57名(89.06%)で、要支援介護度の向上者数は3名 (4.68%)でした。維持向上者が、実に全体の93.74%という非常に良い結果でした。要支援介護度の低下者数⇒4名(6.25%)でした。

関節の変形、炎症どの痛み、その他の持病などの再発入院等で、運動を制限されたことが原因の低下と思われます。

       続いて、資料11ページをご覧ください。

利用者居住地域についてですが、多賀城市のかたが最も多く、58名です。平成28年4月より、地域密着型に移行してから、他市町村からのご紹介がほとんどなく、その代わり多賀城市内の方々のご紹介が増えました。

続いて、下記の年齢分布図をご覧ください。

素晴らしいことに、64名中42名の方が80歳以上の方です。80~84歳の方で18名(28%)と85歳~89歳の方18名(28%)です。更に90~95歳の方が、元気で6名もいらっしゃることは素晴らしいことだと思います。

皆さん共通していることは、健康への意識レベルが高く、非常に明るく前向きだということです。そしてそのような90~95歳の方々のお姿を間近で見ている他のご利用者様が、自分自身もまだまだ頑張れると、活力をいただけるようで、非常に良い相乗効果が見られております。

       続いて、資料の12ページをご覧ください。

要介護度別状況調査票ということで、分布図があります。

要介護認定の方の割合に比べ、要支援または事業対象者にあたる方の割合が随分と多くなっております。

小林(光)  ここまで何かご意見ご質問はございませんか?

(特になし)

小林(光)  それでは、次の議題へ移りたいと思います。

 

第6号議案の介護サービス事業者の種類と人員配置

小林(光)  私からご説明させて いただきます。

 資料の13ページをご覧ください。(以下の構図に沿い説明を行う)

介護サービス、事業者の種類は、第6回目運営推進会議同様変わりなく図のように、リハトレーション株式会社がリハビリ型デイサービスリハトレーションを運営し3つのサービスを実施しております。人員配置に関しましても変化はございません。管理者、機能訓練指導員、生活相談員に関しましても、移動や入退社等の変化はございません。

 

小林(光)  ここまでで、ご意見ご質問等ございませんか?

       (特になし)

       それでは、次の議題に移ります。

第7号議案 社会テーマと活動・取り組み

      〈利用者間でのトラブルと、その対処についての報告及び意見交換〉

板橋    資料14ページ以降を、説明させていただきます。

      学校でも職場でも、ご近所間でも、人が集まるところでは、大なり小なりのトラブルが起きることが想定されると思います。それと同様で、こういった高齢者施設でも、様々なきっかけによって、トラブルが発生する可能性があります。私たちスタッフも、皆さんにとって楽しく過ごしていただける場であれるよう、日ごろから注意しているのですが、思いがけないことも稀に起こるもので、資料14ページに書かれている内容は、実際、当所で起きたトラブルです。

      ある日まで、特に問題なく交流をされていたお二人でしたが、片方の方(Aさん)、もう片方の方(Bさん)の良くない噂話を他所で聞きつけたとのこと。その噂話を鵜呑みにし、Bさんに苦手意識を持つと共に、Bさんに関わると、次は自分の身が脅かされるかもしれないという思いが沸き起こされ、当所に対し「あの人を辞めさせてください!辞めさせないなら、私が辞めます!」と、理不尽なことを電話で言ってこられるという出来事がありました。Aさんとの話し合いの結果、お二人の接点を遠ざけるため、席の配置換えを行いましたが、自己中心的な考え方から、その席順にも不満があると言われ、「私、言いますよ。出るとこに出ますよ。」と、スタッフに脅すような発言をされる始末でした。さらには、他のご利用者様にも、Bさんについての噂話を吹き込み、孤立させようとする動きもあり、慎重な対応が必要でした。

 

(参加者様から、「信じられない」といったざわめきが起きる)   

 

      当所は、介護保険における施設であるため、ご利用者様に対して平等な待遇が求められます。トラブルの原因が何であったにしろ、当事者以外の利用者様に対しても、配慮が必要になります。なので、トラブルの火種を早く見つけ、小さいうちに解決しておくことが大事になります。

当所は、利用定員数が10名以下という小規模施設ということで、良くも悪くも、ご利用者様同士の関係性が濃くなるが故に、一度こじれてしまうと、席の配置換えだけでは済まなくなることもあるため、ご利用者様の体調や心理状態の変化や、皆さんとの関係性を把握し、常にアンテナを張って対応するよう努力していますが、思わぬタイミングでトラブルが起きてしまうことがありました。

皆さんの前で大声を上げて人を非難されたり、人の失敗や噂話をヒソヒソと話されたり、認知症の方を試すような言動をしてみたり、お電話や送迎車内にてスタッフに荒々しく理不尽なクレームを言ってこられたりなど、様々ありますが、それらの事象が起こるきっかけは、

  • 利用者様間での物のやり取りや貸し借り

  • 認知症に対する偏見や、過度の反応

  • 高次機能障害(記憶・思考・判断の機能の低下)による興奮、自己中心的な思考

  • 根も葉もない噂話

  • 被害妄想・自己防衛

などでした。

 いじめや、人を非難して排除しようとする背景には、その方の寂しさや辛さが根底にあると言われています。トラブルが起きてしまった場合には、なぜそのような事態が起きてしまったのか、ご本人様の気持ちを傾聴し、再発防止のための分析を行いました。ご家族様やケアマネージャー様には、色々と憶測や心配事を大きくさせてしまう前に、ご連絡を入れ、ご自宅でのフォローをお願いし、全体で見守る体制を強化しました。ご家族様や、親しい人のフォローによって、高ぶっていた気持ちが落ち着かれたり、悲しみが救われたりすることもあり、お力添えをいただいた件もありました。

今後も、トラブルにより傷ついてしまう人が出てしまわないように、ご利用者様や、ご家族様と、どんな小さなことでも、気兼ねなくお話しが出来る関係づくりをしていきたいと思います。

また、物のやり取りや貸し借りによるトラブルが目立った時期がありましたので、口頭での禁止事項をお願いするだけでなく、18ページの用紙を掲示するなどして対策をとりました。だいぶ効果はありましたが、残念ながら守っていただけない方もいらっしゃるというのが現状です。最初はご厚意の気持ちからだとしても、せっかくの友好関係に亀裂が入ってしまうこともあり得ますので、規則を守っていただけるよう、声掛けをしていきたいと思います。

お互いの合意で連絡先を交換し、施設外で交流を持たれた結果、苦情を当所に訴えられるケースや、借りたものを汚してしまい、その後処理を当所に依頼してきたケースについては、当所でも介入が難しく、訴えられても困るというのが本音ですが、できる範囲でご相談に乗らせていただいたこともありました。

ご利用者の皆さんやご家族様、ケアマネージャー様と手を取り合いながら、皆さんが、安心して楽しくご利用していただける施設づくりを、今後もしていきたいと思います。

小林(光)  ここまでで、何かご意見ご質問等ござませんか?

 

金澤様    私は、(こんなトラブルがあったことを)ほとんど分からなかった。いつも楽しく過ごさせてもらっていたので…。リハトレーションのスタッフの皆さんにも、ご苦労があると思いますが、個人個人に言ってもらえれば、直せることもあると思うので、トラブルに繋がると思うことは、言ってください。

 

小林(光)  そうですね。気が付いたことがあったら、皆さんとコミュニケーションを取っていきたいと思います。

 

志賀様    私も、全然そんなことがあったなんて知らなかった。いつも呑気に楽しませてもらっていたから。皆さんいい人ばかりだから、年齢に伴って、みんな丸くなる人だけだと思っていました。

 

小林(恵)  認知面が低下していくと、元からもっていた性格や個性が強まって、表面化してくることもあるんです。あとは、「私だけ優しくしてもらえない」だとか、ヤキモチも起きたりするので、スタッフは、皆さん平等に、お一人ずつに声をかけるようにしています。

 

小林(光)  皆さんが知らないでいてくれたことは逆に良いのかなと思います。皆さんに気づかれないうちに、サッと処理をしたり、笑いに持って行ったりしてます。

 

鈴木(ま)様 私は、週に2回利用させてもらっていますが、クラスのカラーというのがある。それに、自分を合わせながら、皆さんと支え合っているという意識が大切かなと思う。

 

小林(光)  曜日によって違う自分のカラーで、それぞれを楽しまれていますものね。

 

板橋     皆さんがそれぞれの個性をいい意味で出し合って楽しんで過ごして頂いているので、リハトレーションは、毎年どんどん元気に活性化して、ここまで来たと思っています。ありがたいことだと思っています。

 

志賀様    リハトレーション内だけのお付き合いに留めたらいいのかもしれないですね。

 

小林(恵)  私たちの知らないうちに、メールや電話番号を交換していて、両者の関係性が良い時はいいけれど、何か嫌なことが起きると、こちら側に問題を持ってくるということが起きる。私たちにはアドバイスぐらいしかできません。

       一人暮らしの方は、家に帰ると寂しさが思う起こされる。ここで、皆さんと沢山お話をして、楽しい気持ちを、そのままプライベートでも持ち帰りたいという気持ちは分かるのですが…。

鈴木(ま)様  ここに来るのは、運動をして元気を作ることと思って、私は来ています。ここに来る

       と、楽しい気持ちになって、元気な自分になれます。家での姿とは違いますよ。

 

小林(光)   皆さん、みるみる元気になりますものね。

 

鈴木(省)様  今の話を聞いていて、トラブルはあるかもしれないですが、ここに来ている方々が、

       和気あいあいと過ごされていることが分かりました。体力の向上と、楽しい会話があっ

       て、何よりのことだと思います。

        ちなみに、6か月間で維持している方が多いのは、ご利用者様の入れ替えがあると思い

       ますが、どのくらいの人が何年くらい、そのままで維持できるのでしょうか?老化現象

       というのがありながら、ずっと維持できている人が多いのは、すごいですよね。

 

小林(光)   ここにいる、あや子さんは、開設当初からずっと来てくれていますが、最初は介護5

       でした。そこから、ご本人の歩きたいという強い気持ちと、努力があって、今では支援

       2にまで回復しました。

 

志賀様     最初は、堅い鎧のようなコルセットをして、松葉杖をついて来ていました。今日は、

       塩釜の自宅の方から、歩いてここまできました。

 

鈴木(省)   すごいですね。毎日少しずつやっているから向上できるのでしょうね。

 

小林(光)   一度、歩けなくなったからこそ、自分の足で歩けることのありがたみが分かるんです

       よね。私も、昔骨折した時に、車いすに乗らず、自分で歩きたい、動きたいと思ったこ

       とがあります。

 

志賀様     人に合わせて移動が出来ないので、一人で仙台とか、旅行してます。この間は、東京

       にも行ってきました。

 

鈴木(ま)   少しずつでも、毎日やりましょうってことですよね。

 

鈴木(省)   話は違いますが、この間、台風がありましたが、ここで何かあった時の避難経路など

       は、どのように計画されていますか?

 

小林(光)   災害の度合いによりますが、八幡ハイツの駐車場に集合した後、その時の警報によっ

       ては、このマンションの3階以上に避難します。

 

鈴木(省)   車での避難は?

 

小林(恵)    一時的に、近くのホテルが避難所に指定されているので、そちらに移動します。あ

        とは、小学校とか。社用車が2台あるので。

 

鈴木(省)    実は、11月9日に、防災訓練が予定されているのですが、それには、介護認定を受

        けている方も参加するように言われているんです。こちらでは、何回くらい?

 

小林(恵)    年に2回、実施しています。

 

鈴木(省)     何か災害があった時、デイの利用者さんのことだけで対応がいっぱいかと思いま

         すが、この近隣には、ご高齢の方が多く住んでいるので、その方々にも目を配って

         いただけると助かります。

 

小林(恵)     そうですね、分かりました。

 

小林(光)     大山さん、今回初めてのご出席でしたが、何かありませんでしょうか?

 

大山様       特に、質問はありません。ただ、リハトレーションから帰ってくると、妻の顔が

         明るい。2人だけでいても、そんなに会話があるわけでもない。ここでコミュニケ

         -ション楽しんでいるんだろうなあと思います。ありがとうございます。

 

小林(光)     それでは、最後になりましたが、次回の議題として取り上げてほしい内容とか、

         何かありませんか?

         (一同、特になし)

 

小林(光)     ところで、ここの前の下水道工事は、いつから始まるのでしょう?省子さん、何

         か聞かれてますか?

 

鈴木(省)様    今は、検討中ですとの回答なので、まだ何も決まっていないと思います。今回の

         台風で、他に大変な場所があるので、ここは何年も後になるのではないかな。この

         話は、10年以上前から出ているんですが。議員さんに一生懸命訴えないと、なかな

         か話が進みにくいと思います。先日の台風の後、台所やトイレの流れが悪いと、市

         の方に色々問い合わせが来ていたそうです。

 

佐藤様       リハトレーションも、排水悪かった?

 

小林(恵)     そうですね、ちょっといつもと違う、トイレの流れ方だったりしましたね。

 

小林(光)     雨が落ち着けば、自然と解消されるんですけど。

小林(光)     皆さん、貴重なご意見、たくさんありがとうございました。今後も、皆様に頂い

         たご意見を生かして、イキイキとした高齢社会になるよう、地域福祉に貢献し、理

         想的な介護予防の在り方を提案し続けていきたいと考えておりますので、ご理解ご

         協力のほど、よろしくお願いいたします。

 

小林(恵)     それでは、他にご意見、ご質問等ありますでしょうか?なければ、これで令和元

         年度 第7回リハトレーション運営推進会議を閉会させていただきます。なお、第8

         回運営推進会議は、令和2年4月15日(水)を予定しておりますので、次回も引

         き続きご参加くださいますよう、お願い申し上げます。本日は、お忙しい中、ご出

         席いただきまして、誠にありがとうございました。

 

   

 

                                  閉会13:15

                                  書記 板橋亜紀

平成31年度   第6回 リハビリ型デイサービス

リハトレーション運営推進会議議事録

                             日時:平成31年4月17日(水)

                                12時15分~13時15分

                             場所:多賀城市八幡4丁目7-50

                                八幡ハイツ1階機能訓練室

                                リハトレーション株式会社

 

 

                  次第

  • 開会

 

  • 挨拶  リハトレーション管理者 代表取締役 小林光弘

 

 

                議題

第1号議案  運営推進会議構成委員確認及び自己紹介

第2号議案  事業概要

第3号議案  事業所活動状況

第4号議案  取り組み

第5号議案  利用者状況報告

  • 利用者状況(事業所評価)登録状況

  • 介護度別状況調査比較

  • 居住地域

  • サービス別利用状況

  • 年齢

第6号議案  介護サービス事業者の種類と人員配置

第7号議案  社会テーマと活動・取り組み

       ~コグニバイク「軽度認知障害(MCI)ケアを目的としたエルゴメーター」の

       導入に伴い、見えてきた課題と活用方法についての意見交換~
(ご希望の方は、体験もできます)

第8号議案  運営推進会議から必要な評価、要望、助言を聞くこと

 

  • 閉会

 

※第7回運営推進会議は、令和元年10月16日(水)を予定しておりますので、

次回も引き続き、ご参加くださいますよう、お願い申し上げます。

  • 開会

小林(恵)  本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。

       これより、平成31年度第6回リハトレーション運営推進会議を開催させていただきます。それでは、リハトレーション管理者の小林光弘より、開会の挨拶をさせていただきます。

 

2、挨拶

小林(光)  リハトレーション管理者の小林光弘です。

       皆様、本日は大変ご多忙中にも関わらず、ご出席いただきまして、誠にありがとうございます。いよいよ来月から元号が令和に変わり、今回が平成最後の運営推進会議となりました。リハトレーション推進会議も、早いもので第6回目を迎える ことが出来、これも偏に皆様のおかげと感謝いたします。ありがとうございます。

今回も、規定通り、会議の前半は基本的な報告事項を行います。後半は、本日の社会テーマ「コグニバイクの導入に伴い見えてきた課題と活用方法について、皆さまのご意見を頂戴しながら、時間の許す限り検討していきたいと思いますので、どうかご協力のほど、よろしくお願いいたしますと共に、私からの挨拶とさせていただきます。

 

小林(恵)  それでは、次に議長ですが、第5回運営推進会議同様とさせていただきます。不慣れではございますが、リハトレーション管理者小林光弘が議長をさせていただきます。

 

第1号議案  運営推進会議構成委員確認及び自己紹介

小林(光)  よろしくお願いいたします。では、議題の方へ移りたいと思います。

       第1号議案 運営推進会議構成委員の確認と自己紹介です。

       今回、初めてご出席いただいた方がいらっしゃいますので、私の方から構成委員の確認をさせていただいた後、皆さんには自己紹介をしていただきたいと思います。

       それでは、資料の2ページをご覧ください。

       (資料2ページを読み上げる)

       と、このようになりました。ご出席依頼の際には、快く承諾していただきまして、誠にありがとうございました。今回は、多賀城市介護福祉課の方からは高橋徹様、多賀城市中央地域包括支援センターからは、荻原恵美様に、初めてご出席いただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。

       尚、第7回運営推進会議は、令和元年10月16日(水)を予定しておりますので、次回も引き続きご出席くださいますよう、お願い申し上げます。

       (全員で自己紹介を行う)

       ありがとうございます。それでは、次に第2号議案の事業概要、第3号議案の事業所活動状況について、板橋の方からご説明させていただきます。

第2号議案  事業概要

第3号議案  事業所活動状況

板橋     資料の3ページから5ページにかけて、ご説明させていただきます。こちらのページの内容については、前回まで何度かご説明させていただいた内容と重複しますので、大事な部分だけ掻い摘んでご説明させていただきたいと思います。

       まずは、資料の3ページ事業概要についてです。リハビリ型デイサービスリハトレーションは、介護予防を主とし、要支援・軽介護者を対象に、入浴や食事のサービスを省き、機能訓練に特化した1日2回転型(午前の部、午後の部)の、少人数(定員数10名)、短時間(3時間5分)のデイサービスです。運動プログラムの中心は、トレーニングマシンを使用した『高齢者向け運動トレーニング理論=CGT』を採用しております。資料中頃に、当所で採用している『リハトレーナー』というトレーニングマシンの紹介を載せておりますので、ご参照ください。こちらのトレーニングマシンには、コンピューターが内蔵されており、1セット毎に、左右の均等性・範囲の広さ・滑らかさ・持続性などの項目から、科学的に効果を判定し、データ化することができます。それを元に、個々人に応じた運動プログラムを計画したり、アドバイスを行うことができます。また、ご利用者様自身としても、パーセンテージで効果測定が出ますので、次回へのモチベーションが上がり、楽しみながら運動することができるといったメリットがあります。それと、リハトレーションでは、

       朝の会・昼の会として、脳トレや交流支援を意識したクイズやゲーム、口腔発声訓練や歌などのレクリエーションを、各スタッフが持ち回りで担当し、提供しております。皆様が楽しく取り組むことが出来る内容を心がけております。これからも皆様に、「この時間が好きなんだ」と言っていただけるように、試行錯誤しつつサポートしたいと思います。そこで、今、少しお時間をいただきまして、どのようなことを実際に提供しているのかということで、いくつかご紹介したいと思います。

       ※ ≪鏡文字なぞなぞクイズ ②イラストしりとり ③数字読み≫ について、

現物をお見せしながら、皆様にご紹介しました。ひとつひとつの問題を、協力し合いながら解くことにより生まれるご利用者様同士の一体感や、ひとりでは解けないでモヤモヤが残ってしまうかもしれないことも、力を合わせて最後まで解くことが出来たという満足感や充実感に繋がり、脳トレだけではなく、交流支援の一環となっていることをお伝えしました。

       続いて、資料4ページをご覧ください。日本は今、世界で最も超高齢社会を迎えておりますが、高齢者の健康(自立能力)をいかに維持するかが、社会の大きなテーマになっています。先ほどご紹介しました『リハトレーナー』のような、科学的分析に基づく運動プログラムの作成及び実施が重要になってきますということが記載されています。

       続いて、資料5ページをご覧ください。筋力トレーニングをすることにより得られる効果について記載があります。ご利用者様からの声ということで、私の方からご紹介させていただきますが、「ここで運動してみたことで、自分の身体のことを知ることが出来た」と仰られる方が多くおられます。日頃、家事や買い物・散歩などで、それなりに身体を動かす機会はあるものの、こちらの運動の中であらゆる動作をしてみた時に、「ここがこのくらい、動かしづらくなっていたんだ…。」と気が付かれ、日常的に気を付けて行動されたり、逆に「前はこの動作が出来なかったけれど、いつの間にか出来るようになっていた」だとか、「前よりも歩ける距離が増えました」というような喜びの声も聞かれます。中には、「家では、心掛けて、こんな運動をしてみているのよ」と言って、実際にしてみてくださる方もおられます。他には、「良く眠れるようになった」「食事が美味しく食べられるようになった」という声も聞かれます。こうしたことから、身体の動きの向上と、心の安定や充実というのは、やはり密接に関係しているということを感じます。

       リハトレーションに来られる、初めのきっかけというのが、必ずしも『自分自身の身体のために』という、しっかりとした目的意識を持たれた方ばかりではなく、中には「本当は、自分自身はあまり気乗りしないけれど、家族に勧められたから、3時間ぐらいなら行ってみてもいいかなぁと思って…」と、渋々ながら、初めてみたというような方もおられます。しかし、どこでどのようにやる気スイッチが入るのかというのは、人それぞれ異なるもので、先程ご紹介しました朝の会・昼の会での脳トレ活動の時間がきっかけで、お話できる方が出来、ここで仲良しさんに会えることが楽しみになり、周りの皆さんが運動しているのにつられて、自然な流れで自分も身体を動かしてみる。そうしているうちに、周りの人から「前より歩けるようになったね」などと声をかけられるととても嬉しく、「ここに来て良かった。運動をやってみて良かった。」と、プラスの意識が働き、何か月・何年も継続してイキイキと通ってきてくださる方の姿を見てきました。これからも、皆さんのお役にたてるよう、あらゆる角度からサポートさせていただきたいと思っております。

 

小林(光)  ここまでで、ご意見ご質問などありませんか?

 

           一同、特になし

 

第4号議案  取り組み

小林(光)  それでは、次の議題に移ります。第4号議案の取り組みについて、私からご説明させていただきます。資料の5ページ下の方をご覧ください。

       取り組みとして、平成30年6月より、多賀城市交通防犯係との連携で社用車による防犯パトロールを実施。以降、現在も継続中です。ご利用者様の送迎のため、毎週月曜日から金曜日まで、多賀城市内を中心に送迎車2台で、毎月約3000㎞近く走行しています。犯罪抑制を目的とし、協力させていただいています。

       また、認知症初期症状、特に軽度認知障害(MCI)の予防と改善に効果があると言われている、『コグニバイク(脳トレマシン)』を導入致しました。コグニバイクについては、後程詳しく取り上げさせていただきます。

       ここまでで、ご意見ご質問などありませんか?

 

                       一同、特になし

 

小林(光)  それでは、次の第5号議案の利用者状況報告へ移らせていただきます。板橋の方からご説明させていただきます。

 

第5号議案  利用者状況報告

板橋     資料の6ページから8ページについて簡単にご説明させていただきます。

       まずは資料6ページをご覧ください。利用者状況(事業所評価)についてですが、平成31年3月31日現在の集計で、登録利用者数は63名です。そのうち男性が20名、女性が43名です。要支援者数は23名、要介護者数は18名、事業対象者数は22名となっております。1ヶ月の延べ利用人数は、平均300名(21名)です。続いて、要支援介護度の維持者数は61名(96.77%)となっており、非常に良い結果でした。要支援介護度の向上者数は1名(1.61%)でした。この方は、要支援1から事業対象者2となりましたが、この方の場合は、ご本人様・ご家族様より、引きこもりがちになり、気持ちが滅入っていくのを防止するため、リハトレーションの回数を増やしたいとのご意向にケアマネージャー様も同意され、このような形になりました。要支援介護度の低下者数は1名(1.61%)でした。この方の場合は、他県から引っ越しされてきたので土地勘がなく、デイサービスや通院、週に1度の買い物以外にはなかなか活動がないということも、介護度低下の要因であったのではないかと思います。

       続いて、資料7ページをご覧ください。利用者居住地域についてですが、多賀城市の方が最も多く、55名です。平成28年4月より、地域密着型に移行してから、他市町村からのご紹介がほとんどなく、その代わり多賀城市内の方々のご紹介が増えました。続いて、下記の年齢分布図をご覧ください。最も多いのが、80~84歳の方で21名(34%)です。90~95歳の方々が、6名もいらっしゃることに大変な驚きもありますが、皆さん非常に前向きでお元気です。そしてそのような90~95歳の方々のお姿を間近で見ている他のご利用者様にとりましては、関心や尊敬の気持ちを持たれると共に、自分自身もまだまだ頑張れると、活力をいただけるようで、非常に良い相乗効果が見られております。

       続いて、資料の8ページをご覧ください。要介護度別状況調査票ということで、分布図があります。要介護認定の方の割合に比べ、要支援または事業対象者にあたる方の割合が随分と多くなっております。

 

小林(光)  ここまでで、ご意見ご質問等ありませんか?

       

  一同、特になし

 

第6号議案  介護サービス事業者の種類と人員配置

小林(光)  第6号議案の介護サービス事業者の種類と人員配置について、私の方からご説明させていただきます。資料の9ページをご覧ください。

       介護サービス、事業者の種類は、第5回運営推進会議同様変わりなく、図のようになっております。リハトレーション株式会社が、リハビリ型デイサービスリハトレーションを運営し、3つのサービスを実施しております。

       人員配置につきましては、介護スタッフの佐藤直美が、産休育休から完全に復帰いたしました。管理者、機能訓練指導員、生活相談員に関しましては、移動や入退社等の変化はございません。

       ここまでで、ご意見ご質問等ありませんか?

 

           一同、特になし。

 

第7号議案  社会テーマと活動・取り組み

       ~コグニバイク「軽度認知障害(MCI)ケアを目的としたエルゴメーター」の導入に伴い、見えてきた課題と活用方法についての意見交換~

小林(光) それでは、次の第7号議案に移りたいと思います。早速ではございますが、これからコグニバイクの体験としまして、先ほどご希望されておりました、

      高橋様と鈴木省子様に実際取り組んでいただきたいと思います。ぜひ皆様もお近くでご覧になってください。

 

      高橋様には、認知症予防エクササイズに取り組んでいただきました。

      鈴木省子様には、認知運動テストに取り組んでいただきました。

      他の参加者の皆様は、興味深そうに様子をご見学されていました。

      体験者様の表情が、体験前に比べ、格段にイキイキとされていました。

      お二人には、それぞれのデータをお渡しし、見ていただきました。

 

小林(光) 実際に体験されてみて、いかがでしたか?

 

鈴木省子様 息が切れました…(笑)繰り返しやることが大切だなと思いました。

 

金澤様   私もコグニバイクをやらせてもらっているけれど、高橋さんの姿などを見ていると、やっぱり年齢差を感じました(笑)どうしても、慌ててしまうんですよね、「ゆっくりやって」と言われても、どちらにも気を取られてしまって、

      画面をタッチするときに焦りがね(笑)

 

小林(光) そんなことないですよ。金澤さんは熱心だし、しっかり出来ていますよ!

 

高橋様   やってみると難しいですね。考えることか足を動かすことのどちらかに集中が偏って

      しまうと思いながらやっていました。でも、繰り返し実施することで、確実に活性化

      するだろうなというのを感じました。

 

小林(光) みんな、歳を重ねると、私もそうですけど、面倒なことはやりたくなくて、楽な

      方に逃げたくなるものですよね。ちょっとした計算問題でも、ゲーム感覚で楽しみながら継続することが大事なことですよね。高橋様、鈴木省子様、体験していただきありがとうございました。

       それでは、資料10ページから、内容をかいつまんでご説明をさせていただきます。

(資料を読み上げる)

             コグニサイズとは、認知症予防を目的に、有酸素運動と認知課題を組み合わせて行う、

    いわゆる『ながら運動』のことです。2つの作業を同時に行うことで、脳の活動を活性化させ、脳の委縮を抑えることが出来ていたという実験結果もあります。

    例えば、足踏みをしながらしりとりや、簡単な計算をするといったことが、それに当たります。

    そのコグニサイズの考え方をベースに、認知課題とエアロバイクを組み合わせて行い、

    さらに分析してデータ化まですることができるのが、コグニバイクとなります。初回は、認知運動テストを実施、その後定期的に認知予防エクササイズを繰り返して実施

    していただきます。3~6か月の期間を置いた後に、再度、認知運動テストを実施していただきます。課題の成績結果により、自動的に難易度が上がりますので、難易度が上がってすぐは、一旦点数が下がることもあるのですが、

    その点数は気にされないようにとお声がけをして、楽しみながら取り組んでいただきます。

    実施される方の事情などによっては、色々ありますので、こちら側で難易度の調整や、回転数や実施時間などについて、手動で調整をすることも可能となっています。

    資料の14ページから18ページに渡って、先程、高橋様と鈴木省子様に体験していただきました認知課題の内容を細かく記載しておりますので、各自ご覧いただければと思います。

    ここまでで、ご意見ご質問等ありませんか?

 

     一同、特になし。

 

小林(光) それでは、引き続き、第7号議案のコグニバイク導入に伴い見えてきた課題について、私の方からご説明させていただきました後に、皆様からのご意見などお聞かせいただ

      きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

   資料の19ページをご覧ください。(読み上げる)

      無理にお誘いすることもしたくはなく、しかしながら是非多くの方に利用して頂きたいと思っても、実際、うまくかわされてしまうことも少なくなく、どのようにお誘いしたら良いものかと…。

      ペダルを漕がずに、認知課題だけをする方法もありますが、コグニバイクというのは、そもそもがペダルを漕ぎながら、認知課題を解くことで、双方の連動性によりデータが作られるというものなので、いくら認知課題の正解率が

      100%だとしても、ペダルを漕いでいないと点数としては落ちてしまいます。ちなみに回転数は30までしか落とせないようになっています。

 

荻原様   たとえばですが、諸事情によってペダルを漕げない人の代わりに、スタッフさんがペダルを回してあげるのはどうでしょうか?

 

小林(光) そうですね…。そうすると、利用者さんの足の置き場がなくなってしまうので、ペダルがぶつかったりして、危険なこともあるかもしれませんね。検討はしてみたいと思い

      ます。ありがとうございます。その他には、何かありませんでしょうか?

 

      一同、特になし。

 

第8号議案  運営推進会議から必要な評価、要望、助言を聞くこと

小林(光)  それでは、最後になりましたが、今回の運営推進会議の全体を通しまして、評価・要望・助言など、何かございましたらいただきたいと思います。どのようなことでも構いません。

 

鈴木省子様  自分としては、コグニバイクを初めて体験させていただいて、良い経験をさせてもらえたと思っております。

       私も皆に負けていられないと思って、これからますます頑張って行こうと思いました。

       コグニバイクについては、最初は短い時間から設定して実施していただき、段々と時間を長く延ばしていく方が良いように思いました。

 

小林(光)  その気持ちを持ち続けることが、とても大事だと思います。貴重なご意見も参考に致します。ありがとうございました。

 

宮澤様    コグニバイクについては、ペダルを漕ぎながら認知課題を解くという2つがセットになっているということで、ペダルを漕ぐことが出来ない事情のある利用者様にも、

       なんらかの工夫で参加してもらえるようになればいいなぁと思います。

       また、話は異なりますが、新規でリハトレーションさんにお願いしているご利用者様が、「リハトレーションに行くのが楽しい」と仰られていました。

       外出の機会が増えたことを大変感謝しております。

 

小林(光)  ありがとうございます。

 

荻原様    私は包括支援センターにご相談に来られる方に対して、各事業所さんのパンフレットをお見せしながら、ご紹介をする機会があるのですが、今日初めてこの会議に参加させていただいたことで、

       リハトレーションにはどんなマシンがあるのか、どのような雰囲気で、どのような内容のことをされているのかということを、良く知ることが出来ました。

       これからご相談に来られる方には、今日勉強させていただいたことを、伝えていきたいと思います。ありがとうございました。

 

小林(光)  どうもありがとうございました。こちらこそ、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

高橋様   私も、今日コグニバイクを初めて体験させていただきましたが、非常に楽しかったというのが感想です。

      初めは、「データ化する=気にされる方もいるのではないか?」と少し危惧したりもしましたが、実際にコグニバイクをやってみたら、とても楽しかったので、数字のことは気にせずに、

      是非多くの方に1度実施してもらえたらいいなと思いました。

 

小林(光) ありがとうございました。今後も、検討を重ねていきたいと思います。それでは、次の第7回運営推進会議で取り上げてほしいテーマなどは、皆さんありませんでしょうか?

    

  ・・・特にないようなので、自分で考えます(笑)

      本日は、貴重なお時間をいただきまして、皆様どうもありがとうございました。今後も、皆様にいただきましたご意見を生かして、イキイキとした高齢社会・地域福祉に

      貢献し、理想的な介護予防のあり方を提案し続けていきたいと考えておりますので、ご理解ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 

3、閉会 

小林(恵) それでは、これをもちまして平成31年度第6回リハトレーション運営推進会議を閉会させていただきます。

      尚、第7回運営推進会議は、令和元年10月16日(水)を予定しておりますので、次回も引き続きご参加くださいますよう、お願い申し上げます。

      本日は、お忙しい中、ご出席いただきまして、誠にありがとうございました。

 

 

                                13:15閉会

                                記録 板橋亜紀

平成30年度

第5回 リハビリ型デイサービス リハトレーション

運営推進会議 議事録

 

日時  平成30年10月17日(水)

                                12時15分~13時15分

                        場所 多賀城市八幡4丁目7-50八幡ハイツ1F

リハトレーション機能訓練室 

                                 リハトレーション株式会社

   次第

  • 開会 

  • 挨拶        リハトレーション管理者 代表取締役 小林光弘     

第1号議案  運営推進会議構成委員確認 自己紹介

第2号議案  事業概要

第3号議案  事業所活動状況

第4号議案  取り組み

第5号議案  利用者状況報告

  • 利用者状況(事業所評価)登録状況➁介護度別状況調査比較➂居住地域

  • サービス別利用状況➄年齢

第6号議案  介護サービス事業者の種類と人員配置 

第7号議案  社会テーマと活動・取り組み

(軽度認知障害(MCI)と認知症初期症状の違い、MCIの早期発見、対策、それに伴う運転免許証返納時期と説得等の課題について意見交換)

第8号議案  運営推進会議から必要な評価、要望、助言等を聞くこと

3、閉会

 

 

次第

1、開会

小林(恵)  本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。

平成30年度、第5回リハトレーション運営推進会議を開催させていただきます。

それでは、リハトレーション管理者の小林より挨拶をさせていただきます。

2.挨拶

小林(光)  リハトレーション管理者の小林です。

皆様、本日は大変ご多忙中にも関わらず、ご出席いただきまして誠にありがとうございます。

本日は第5回目の運営推進会議ということで、前回同様、前半は基本的な報告事項を、後半は本日の議題である社会テーマ『軽度認知障害(MCI)と認知症初期症状の違い』について、基本的な説明を行ってから、運転免許返納時期と説得等の課題について皆様の意見を聞きながら考えていきたいと思いますので、どうかご協力のほど宜しくお願い申し上げますと共に、私からの挨拶とさせていただきます。

 

小林(恵)  それでは次に議長ですが、第4回推進会議同様とさせていただきます。不慣れではございますが、リハトレーション管理者小林光弘が議長をさせていただきます。

 

小林(光)  よろしくお願いします。それでは、議題の方へ移りたいと思います。

 

議題

第1号議案〈運営推進会議構成委員の確認と自己紹介〉

小林(光)  ご出席依頼の際には、皆様、快く承諾していただきまして、まことにありがとうございました。

今回、初めてご出席いただいた方がいらっしゃいますのでご紹介します。

リハトレーション利用者の代表として金澤幸雄様と、利用者家族の代表として鈴木治様に参加していただくことになりました。

よろしくお願いいたします。

尚、第6回運営推進会議は平成31年4月17日を予定しておりますので、次回も引き続きご参加くださいますよう、お願い申し上げます。

それでは、自己紹介に移ります。

 

―構成員確認後、全員が自己紹介を行う―

 

第2号議案〈事業概要〉

第3号議案〈事業所活動状況〉

小林(光)  次に、第2号議案の事業概要と第3号議案の事業所活動状況について、板橋よりご説明させていただきます。

 

板橋    資料3ページをご覧ください。

当リハビリ型デイサービスリハトレーションは、介護予防を主とし、要支援・軽介護者を対象に、入浴やお食事のサービスを省き、機能訓練に特化した、1日2回転型(午前の部、午後の部)の少人数(定員10名)、短時間(3時間5分)のデイサービスです。

運動プログラムの中心は、リハトレーナーというトレーニングマシンを使用した、高齢者向け運動トレーニング理論を採用しております。

リハトレーナー4機についての詳しいご紹介は、下記をご覧ください。

また、運動だけではなく、脳トレを意識した活動や交流支援ということで、毎回30分程度、朝の会・昼の会と称して、楽しみながら参加できるレクリエーションの時間を設けております。脳トレ問題やゲーム、クイズを皆さんと一緒に取り組んだり、口腔発声訓練や合唱などもしております。

続いて、資料4ページをご覧ください。

ますます高まってきた介護予防の重要性と大きく書かれています。

介護予防とは、65歳以上の高齢者の方が、「要介護状態になることを極力遅らせること、または未然に防ぐこと」または、既に介護が必要な場合は、「状態が悪化しないように努め、改善を図ること」を言います。

具体例を挙げると、『生活の見直しによる栄養面での改善』『体操やレクリエーション、リハビリによる運動能力低下の防止』『食べる(噛む、飲み込む)こと、十分な唾液の分泌を促すこと、会話をしたり豊かな表情を作ることに繋がる口腔機能の向上』のことを言います。

効果のある介護予防の本質が問われる今、リハトレーナーは質の高い運動プログラムの提供に最適であると言えます。

リハトレーナーには、精密なコンピューターが内蔵されており、科学的根拠に基づいて、自動でその方に見合った負荷に設定できることだけでなく、強化ポイントを測定し、客観的に判断してくれる機械になっています。

続いて、資料5ページをご覧ください。

今回の会議では、この後の第7号議案で認知症に関する意見交換の場が設けられていますので、リハトレーションの活動内容が、いかに認知症予防にも効果的であるかという点に関連付けてお話をさせていただきます。

先日、多賀城市介護福祉課介護予防係で作られているホームページを拝見させていただいたところ、『介護が必要となった主な要因』というトピックスを見つけましたので、簡単にご紹介します。

第1位が脳血管疾患で21.5%、第2位が認知症で15.3%、第3位が高齢による衰弱で13.7%、次いで順番に関節疾患、骨折・転倒、心疾患、パーキンソン病、糖尿病、呼吸器疾患、癌というふうになっていました。

正直、認知症が上位にあがっていたことに驚きました。しかし、考えてみれば、高齢者の4人に1人が認知症に関係すると言われている現在、それもおかしくない結果なのかもしれないとも思いました。

身近な病気のひとつになっているにもかかわらず、なかなか予防や対策をせず、やっと-診断を受けるころには重症化しているということが多いようです。

近年、認知症予防に『有酸素性トレーニング』と『レジスタンストレーニング』の両方を行うと、より効果的であるということが分かってきました。

『有酸素性トレーニング』は身体に酸素を取り入れながらする運動で、脳に酸素が取り入れられることにより、前頭前野や海馬の血流を増加させることが出来ます。

それが、脳の血流アップにつながり、認知症予防に有効だと言われています。

また、『レジスタンストレーニング』は、主に筋力・筋持久力・筋パワーを向上させるのに有効だと言われています。

筋力を高めることにより、日常生活が楽に行えたり、慢性疾患である骨粗鬆症や2型糖尿病、肥満などを予防・改善できます。(やりすぎは禁物です。)

しかし、認知症予防と筋トレの関係性はそれだけではなく、筋トレは脳内の神経組織を活性化させてくれる効果もあるのです。
運動をすると血液の循環が高まって、脳にも血液がたくさん送られやすくなり、脳の働きが活性化されます。
また、脳は普段筋肉に対して信号を送る役割があり、筋トレによる体力向上は脳のトレーニングにもつながるのです。
筋トレは体の衰えを防ぎながら、認知症を予防する効果も期待できるのです。

この両方が、ご利用者様方が、ふだん何気なく取り組まれているリハトレーションでの運動プログラムの中にすべて含まれています。

続いて、資料6ページをご覧ください。

認知症の多くは、発症初期に物忘れから始まります。

その後、時間や場所の感覚、行動や感情にも障害が出てきます。

徐々に身の回りの動作が行えなくなってくると、筋力低下、心肺機能の低下、持久性・耐久性の低下、関節可動域の低下などが起こります。

身体機能が低下すると、日常生活がますます困難となり、普段当たり前に身についていた行動が出来なくなり、意識的な運動も出来なくなります。

認知症の方は、他動的に身体を動かされることに不安を感じる方が多いので、レクリエーション要素を取り入れながら、ボールを使ったり、みんなで数を数えたり、リズムをとったりしながら、自然と体を動かしやすくするきっかけを作ることが有効だと言われています。

リハトレーションでも、楽しさや親しみやすさを感じていただきながら運動に参加できるよう、工夫をしています。

 

小林(光)  ここまでで、何かご意見ご質問はありませんか?

 

岡田様   身近な有酸素運動というと、どういったものがありますか?

 

小林(光)   ここに置いてあるものだと、ランニングマシンやエアロバイクなどが有酸素運動にあたります。

高齢者や普段運動をやっていない人にとっては、椅子に座っての運動やラジオ体操なども有酸素運動に含まれます。

しかし、若い人や普段から沢山運動量のある人にとっては、該当しないかもしれません。

 

岡田様   つまり、有酸素運動というのは、その人の体力や年齢によって内容が違うということですか?

 

小林(光)  そうですね。

      送迎車を乗り降りするだけで有酸素運動になる方もいます。

 

小林(恵)  たとえば、肺疾患のある方にとっては、正しい呼吸法をすることが、有酸素運動となり、呼吸の際に使う筋肉などのトレーニングにもなります。

 

小林(光)  他に何かありませんか?ないようでしたら、次の議題に移らせていただきます。

 

第4号議案〈取り組み〉

小林(光)  資料の7ページから8ページをご覧ください。

平成30年6月より、多賀城市交通防犯係との連携で、社用車による防犯パトロールを実施中です。

2018年5月新潟で小学2年生の女児が誘拐され、殺害された無残な事件を受けて、私たちにもなにかできることはないかと考えました。

当事業所では、ご利用者様の送迎で、朝8時から9時までと、昼12時05分から13時半まで、そして午後16時35分から17時半頃までの時間帯を、毎週月曜日から金曜日に、多賀城市を中心に、塩釜市・七ヶ浜町・仙台市方面を送迎車2台で毎月約3000km近く走行しています。

この送迎車に防犯パトロール実施中のステッカーを貼れば、犯罪の抑止力になると考え、防犯パトロールを実施したい旨を多賀城市役所の防犯係に相談したところ、ぜひ協力して下さいとのお返事を頂き、6月より開始いたしました。

 

―資料8ページを読み上げる―

ここまでで、何かご意見ご質問はありませんか?

(質疑応答なし)

それでは次の第5号議案の利用者状況報告について、板橋からご説明させていただきます。

 

第5号議案〈利用者状況報告〉

板橋   それでは、資料9ページをご覧ください。

利用者状況(事業所評価)についてご報告します。

1​か月の延べ利用者数は、21日間で平均300名です。要支援介護度の維持者数は60名で98.36%、向上者数は0人、低下者数は1名で1.64%となっております。

続いて、資料の11ページをご覧ください。こちらは、前回調査を行った平成30年3月と、今回の9月時点での要介護度別状況調査の比較になります。前回は利用者数が全体で52名でしたが、今回は61名に増えています。事業対象者の認定を受けて、ご利用されている方が増えました。元々要支援の認定だった方が、ケアマネージャーさんとのご相談の結果、現在のところはデイサービス以外のサービス利用は特に考えておらず、その代わりデイサービス利用を増やしたいという理由があったり、初めから事業対象者としてご紹介をいただく件数が多くありました。

 

小林(光)  ここまでで、何かご意見ご質問はありませんか?

 

金澤様   事業対象者というのはどういうことですか?

 

板橋   市で行っている基本チェックリストを受けて、事業対象者と認定された方々のことです。いくつかの項目のうち、1つ以上該当する項目があると、事業対象者と認定されるそうです。要支援の方よりも、状態が軽い方のことです。

 

小林(光)  他になにかありませんか?

(質疑応答なし)

 

小林(光)  ないようですので、次の第6号議案の介護サービス事業者の種類と人員配置について私の方からご説明させていただきます。

 

第6号議案〈介護サービス事業者の種類と人員配置〉

小林(光)  資料の12ページをご覧ください。

介護サービス、事業者の種類は、第4回運営推進会議同様で、

リハトレーション株式会社がリハビリ型デイサービスリハトレーションを運営し、3つのサービスを実施しておりますが、人員配置に多少変化がございましたので、説明します。

7月より、非常勤の介護スタッフとして、山田愛子が入社いたしました。

管理者、機能訓練指導員、生活相談員に関してましては、移動や入退社等の変化はありません。介護スタッフの佐藤直美は、前回同様、育児休暇から徐々に復帰しつつあります。

 

小林(光)  ここまでで、何かご意見ご質問はありませんか?ないようですので、次の議題に移りたいと思います。

第7号議案 社会テーマ「軽度認知障害(MCI)と認知症初期症状の違い、MCIの早期発見と対策について、小林恵美子の方からご説明させていただきます。

 

第7号議案〈社会テーマ「軽度認知障害(MCI)と認知症初期症状の違い、MCIの早期発見と対策について」〉

 

小林(恵)  それでは、資料13ページをご覧ください。

軽度認知障害(MCI)って何?認知症とは違うの?ということなんですけれども、なかなか聞きなれない言葉だとは思いますが、軽度認知障害(MCI)というのは、認知症の前段階のことを指すもので、まだ認知症にはなっていない段階の、いわゆる『認知症予備軍』だとか、『グレーゾーン』だとか言われる状態のことです。

この段階で何の対策もせずに放っておくと、4~5年後には認知症へと移行してしまうので、早期に予防しておきましょうと言われています。

 

―資料13ページを読み上げ、軽度認知障害(MCI)について説明を行う―

 

続いて、認知症初期症状についてお話していきます。

 

―資料14ページを読み上げ、認知症初期症状についての説明を行う―

 

軽度認知障害(MCI)の症状は、日常生活では大きな支障にはなりませんが、認知症の場合は普段の生活を送る上で、トラブルにつながることが分かります。

つまり、その症状によって日常生活上、トラブルになっているようですと、認知症である可能性が高いと言えます。

認知症の診断は、一般には神経内科や精神科、心療内科や脳外科、物忘れ外来といった専門外来で受けることが出来ます。

画像検査や血液検査、心電図検査や認知機能検査などを受けて、診断されることになります。認知症検査の結果、医師に「こういった部分の機能が低下しているけど、認知症ではないよ」と言われると、本人も家族も、

「あぁ、認知症じゃなかったんだ。よかった~」と安心してしまうのですが、

そこで対策をしておかないと、4~5年後に本当に認知症になってしまいます。

軽度認知障害(MCI)の段階で、認知機能の低下を防ぐための適切な対応をすれば、認知症へと進行せずに済むケースもあり、回復の可能性もあるということが、最近の研究で分かってきました。

続いて、資料16~17ページをご覧ください。

総合能力研究所の本山先生や、筑波大名誉教授の朝田先生による研究をまとめた記事になります。“軽度認知障害(MCI)の早期発見と認知症への移行予防に、「強めの筋トレ」が役立つと期待されています”という主題で書かれています。

例えば、下の絵に描かれているように、椅子に座った状態で、10秒間、もも上げをしてみてもらうわけです。

ふつうの人ならば、段々と太ももの辺りが重苦しいような、痛みを感じたりするはずが、軽度認知障害(MCI)や認知症の方は、比較的感じない人が多いそうです。

軽度認知障害(MCI)や認知症の人には、筋トレなどの反復運動を続けても、痛みや疲れをあまり感じないという共通する身体的特徴があり、これは感覚神経の働きが低下しているのが原因であると、統計の結果分かったそうです。

強めの筋トレを続けると、感覚神経のつながりが良くなり、次第に痛みや疲労を感じるようになります。

それに合わせて、認知機能も向上することが多いと、本山先生は仰られています。

その他、背中に「ス」「マ」「ヌ」といった判別しにくい文字を書き、それを正確に判別できるかどうかといったテストでも、軽度認知障害(MCI)や認知症の人は健常の方よりも正解率が低かったというデータがとれたそうです。

これらの検査結果が必ずではないけれども、判断材料のひとつとしておこなっているとのことが書かれています。

認知症予防には、無理なく楽しく運動をするのが1番いいと思います。

そこで、リハトレーションで皆さんと行っている運動のひとつをご紹介しますので、一緒に今やってみましょう。

―『でんでんむし』の歌に合わせて、手遊びを行う。皆さん表情良く参加して下さる―

ただ、スラスラやるよりは、アレ?アレ?と戸惑いながらやった方が脳活性化につながりますので、いいんですよ~。

 

佐藤様  時折、リハトレーションさんから皆さんの楽しそうな笑い声が外に聴こえてきます。楽しそうにやっているんだなぁと思ってほほえましく聞いています。

 

小林(恵)  ありがとうございます。

 

小林(光)  それでは、ここまでで何かご意見ご質問はありませんか?ないようでしたら、

続いて資料18ページから22ページの運転免許証返納時期と課題について、

私からご説明させていただきます。

 

小林(光)  死亡事故全体の件数は年々減る中、一向に減らない高齢ドライバーの事故。

車が暮らしに欠かせない移動手段であり、生きがいになっている高齢者にとって、返納という決断は簡単なことではありません。

その裏側には、「運転をどうやめてもらえばいいのか」と悩み、多くのご家族が大変苦労なさっています。

実際にあったケースとして記事が出ていましたので、その中からいくつか簡単にご紹介したいと思います。

 

まず1つ目は、都内に住む専業主婦Aさん(50代)の記事です。

このケースはものすごい剣幕で怒るケースです。

―記事を読み上げる―

この方の場合は、限界集落で、車がないと生活が出来ないような場所でした。

高齢者にとっては、車が大事だけれども、家族にとっては不安でしかない。

明らかに認知機能の低下が見られ、車に傷や凹みをつけたり、物損事故や信号無視などで警察のお世話になったことがあるにも関わらず、認知症の検査を受けたけれども、認知症の診断がつかなかった。とすると、

今の法律では、軽度認知障害(MCI)では、免許停止処分とする効力がないそうです。

医師が、認知機能に不安があるので運転を止めるように本人に言ったとしても、本人が言うことを聞かなければそれまでのことというわけです。

最近、医師の方から公安委員に、本人の承諾なしに報告することは、出来るようになったそうです。

 

2つ目の記事は、若夫婦が父を説得して免許証を返納することに成功はしたけれども、その後、生気がなくなり、認知症を発症、さらに足腰が弱り寝たきり状態となり、近所では高齢者虐待だとか、父をいじめている・家に閉じ込めているなどの悪評をささやかれるようになってしまい苦しまれているケースです。

こうなってしまうと、

何が一体正解だったのか、分からなくなってしまいますよね。

変わってしまった父の姿を見れば涙がでてくるけれども、

あのまま車を運転させて事故を起こしてしまっていたら、被害者や被害者家族にとっては「なぜ返納させなかったんだ?!」となりますし、…。

 

続いて3つ目の記事ですが、このケースの娘様はかなりよく仕事が出来る方だと思います。娘さんが、病院と警察に手を回し、半強制的に免許を返納させましたが、毎日のように「お前のせいで人生めちゃくちゃだ!」などと怒りの電話がかかってくるようになった。

そこで、娘さんがご両親のマネージャーのように、それぞれの日程を聞き取り、買い物や行政や自治体行事の際の送迎、介護タクシーなどの手配、インターネットなどを駆使して色々と尽くされているケースです。

ですが、ここでよくありがちなのが、最初は完璧な介護を目指して一生懸命やるんですけれども、この完璧な介護に応えてくれず、変なことを言ったりやったりする父に対して、「こんなに私がやってあげているのに!」などと、父に対して苛立ち、精神的に自分で自分の首を絞めてしまう、非常に陥りやすいケースだとも思います。

 

4つ目の記事です。ここに出てくるのは、運転免許証の自主返納に対する特典の用意についてですが、元々車を運転していない人にとっては、何の特典もないとなると、そこに不公平が出てくるので、あえてあまり特典を用意していない自治体もあるようです。

「事故で失われた命はどんなに努力しても戻らない。すべてのドライバーは、車は走る凶器になり得ることを心に刻んでほしいと思います」と、高齢者ドライバーによる交通事故で娘さんを失くされたこの方が仰られている通りだと思います。

自動車業界では、急発進抑制など高齢者の運転に適したシステム導入した車の開発を進めていたり、建設的な議論や法整備で、高齢者が運転してもよい時間や場所、車種などを限定する免許を認めるなどの対策も必要ではないかなど、色々と検討がされているそうです。

 

小林(光)  ここまでで、何かご意見ご質問はありませんか?

 

金澤様   この場で、私の経験上、1つ皆さんにお話したいと思うことがあります。

今年の3月頃、自分たち夫婦のいざこざがありました。

その時の2人の喧嘩が異常なもので、娘に認知症の疑いがあるような喧嘩だと言われ、病院で認知症の検査を受けることになりました。

結果は、なんでもないということで済んだのですが、診察を受けることに対しては何も抵抗などありませんでしたが、医師の診察のやり方に大変傷ついたことがありました。

なので、あそこの病院には、絶対皆さんに行ってほしくないと思いました。

その後、地域包括支援センターの方にご相談したところ、まずはかかりつけのお医者様のところに相談に行って、紹介を受けてから検査できる病院に行った方が良かったと言われました。

本当に、自分のような思いは、皆さんにしてほしくないと思っています。

(すごく声を詰まらせ、涙ながらに語りました。)

 

小林(恵)  病院へ行くまでも不安で、勇気を振り絞って行ったんでしょうね。

つらかったんですね、つらい思いをしましたね。

よくお話を聞いてくれる先生に当たっていれば、こんなにつらい思いをする必要もなかったのにね…。

地域包括支援センターの方が仰ったように、かかりつけの先生のところから段取りを踏んでいくことが良い方法だろうと思います。

金澤さん、つらい思い出を、お話して下さってありがとうございます。

 

宮澤様  今、金澤様がお話されたことを聞いて、考えさせられましたね。

私も認知症のことで相談を受けることがあるんですね。

それで、検査が出来る機械などが揃った病院ということで、安易に紹介してしまうことが多いのですが、丁寧に説明して対応していかなければならないですね。

抵抗感があって行かれる方もいるので、十分配慮して、今後相談に応じたいと思いました。

 

小林(光)  他になにかご意見等ありませんか?

 

鈴木様  こういう場を設けていただき、大変勉強になりました

 

第8号議案〈運営推進会議から必要な評価、要望、助言を聞くこと〉

小林(光)  それではここまでで、全体を通しての評価、要望や助言等、ありますか?

 

どんなことでも構いませんので、何かありませんでしょうか?

 

宮澤様  平成28年4月から総合事業が始まり、制度上の移り変わりがありました。

今年の6月、給付管理という私たちの仕事があるんですけれども、板橋さんが月途中から利用開始となった方について、日割り計算という形で私たちのところに持ってきてくれました。

その時、私は「計算方法が違うので、小林社長ともう一度話し合ってください」ということを言ってお返ししてしまったのですが、

そうではなかったんですね。

1番最初に気付き、声をあげてくれたおかげで、多賀城市全体で統一してやっていきましょうという話になりました。

 

小林(光)  私たちが何かをしたというよりは、この件を受けて、日割り計算が、多賀城市3包括、二市三町で、統一されず、グレーゾーンになっていたことに対して、多賀城市に相談しただけです。

その後は多賀城市の方で対策を取られたということなんです。

法律が次々と変わる中、各自治体、関係機関で、対応に追われているところがあると思います。

あっちとこっちとで違う解釈をしているということがあります。

各関係機関へ問い合わせてみても、後日回答ということがよくありました。

前例・事例がないので,その都度問題が起きてからでないと検討できない、

想定外のことに対して、対応する作業に追われていると思います。

 

 

宮澤様   リハトレーションさんから再度お話を聞いて、私も机の上に資料を並べて調べ直してみました。

ありがとうございました。

小林(光)   グレーゾーンだった部分が、私たちもはっきりとしてよかったです。

こちらこそ、ありがとうございました。

 

今回、すぐには変われないような総合事業等の大きな改正だったため、すべてを理解していっぺんに改正することは、非常に困難でした。

国の指針の通り段階的に移行していましたが、各自治体によって移行する時期がバラバラだったため、私たちや、宮澤さんだけではなく、多くの人がかなり混乱いたしました。

とにかく、すべての関係各所の方々が、必死で努力し、頑張っています。

段階を踏んで徐々に、新しい制度に正しく移行していくためにも、私たちも含め、関係施設、行政、各自治体、関係機関・部署が一つになり、情報の共有と、連携を、しっかり行うことが重要になってくると思います。

3、閉会

小林(恵)  他にご意見、ご質問等ありますでしょうか?

特にないようですので、これで平成30年度第5回リハトレーション推進会議を閉会させていただきます。

なお、第6回運営推進会議は平成31年度4月17日(水)を予定しておりますので、次回も引き続きご参加くださいますよう、お願い申し上げます。

本日は、お忙しい中、ご出席いただきまして、誠にありがとうございました。

 

                                     13:15閉会

                                     書記:板橋 亜紀

平成30年度 第4回

リハビリ型デイサービスリハトレーション運営推進会議議事録

 

日 時 : 平成30年4月18日(水)午後12時15分~午後13時15分

場 所 : 多賀城市八幡4丁目7-50八幡ハイツ1F機能訓練室

出席者 : 利用者3名

      多賀城市介護福祉課職員 高橋沙耶様

      多賀城市中央包括支援センター 元木和美様

      多賀城市民生委員 鈴木省子様

      多賀城市新田住宅自治会長 小山誠様

 八幡下二町内会班長(八幡ハイツ管理人) 佐藤玲子様

欠席者 : 利用者家族1名 

      多賀城市民生委員 岡田ひさ子様

司会者 : 小林 恵美子

                      

        

                   <次第>

1、       開会 

 

2、       挨拶  リハトレーション管理者 代表取締役 小林光弘     

 

【議題】

第1号議案  運営推進会議構成委員の確認と自己紹介

第2号議案  リハトレーション運営推進会議設置運営規定について

第3号議案  事業概要、事業所活動状況、取り組み

第4号議案  平成30年4月介護保険制度改正(新設される区分体制変更について)

第5号議案利用者状況報告  ①利用者状況(事業所評価)登録状況

②介護度別状況調査比較

③居住地域

④サービス別利用状況

⑤年齢

第6号議案  介護サービス事業者の種類と人員配置 

第7号議案  社会テーマと活動・取り組み

      〈グリーフケアの必要性 地域貢献と今後のあり方 課題について意見交換〉

第8号議案  運営推進会議から必要な評価、要望、助言を聞くこと

 

3、閉会

 

 

 

  1. 開会

(小林恵美子)本日はお忙しい最中、お集まりいただき、ありがとうございます。平成30年度第4回リハトレーション運営推進会議を開催させていただきます。それでは、リハトレーション管理者の小林より挨拶をさせていただきます。

 

  1. 挨拶

(小林光弘)リハトレーション管理者の小林です。皆様、本日は大変ご多忙中にも関わらずご出席いただきまして、誠にありがとうございます。本日は第4回目の運営推進会議ということで、前半は基本的な報告事項を、後半は今回の課題テーマである〈グリーフケアの必要性 地域貢献と今後のあり方 課題についての意見交換〉ということになりますが、グリーフケアについて基本的な説明を行った後、皆様からのご意見などを聞かせていただきながら、考えていきたいと思いますので、どうかご協力のほどよろしくお願い申し上げるとともに、私からの挨拶とさせていただきます。

 

(小林恵美子)それでは、次に議長の選出ですが、第3回運営推進会議同様とさせていただきます。不慣れではございますが、リハトレーション管理者の小林光弘が議長をさせていただきます。

 

(小林光弘)よろしくお願いいたします。では、さっそく議題のほうへ移りたいと思います。

 

第1号議案  運営推進会議厚生委員確認および自己紹介

(小林光弘)今回で第4回目となる運営推進会議ですが、初めての方がいらっしゃいますので、構成員確認の後に、お一人ずつ自己紹介をしていただきたいと思います。

資料の2ページをご覧ください。(資料を読み上げる)

ご出席依頼の際には、快く承諾していただきまして誠にありがとうございました。今回新しく、民生委員の鈴木省子様と、ご利用者様の荒木タカ子様に参加していただくことになりました。よろしくお願いいたします。尚、第5回運営推進会議は平成30年10月17日(水)12:15~を予定しておりますので、次回もぜひご参加くださいますようお願い申し上げます。

( 参加者ひとりずつ自己紹介を行う )

 

(小林光弘)ありがとうございました。では、次に第2号議案の運営推進会議設置運営規定について、私からご説明させていただきます。

 

第2号  運営推進会議設置運営規定について

(小林光弘)資料の3ページ~4ページをご覧ください。( 規定を読み上げる )

ここまでで、何かご意見ご質問はありませんか?

 

( 質疑応答なし )

 

(小林光弘)質問等とくにないようですので、次の議題に移りたいと思います。第3号議案 事業概要、事業所活動状況、取り組みの報告について、板橋の方からご説明させていただきます。

 

第3号議案  事業概要、事業所活動状況、取り組み

(板橋亜紀)資料5ページから8ページの内容について、大まかな内容をお話させていただきます。

リハトレーションは、入浴やお食事の提供をする、皆さんがもっとも想像されるような1日型のデイサービスとは異なり、運動をメインとしたサービスを提供する、機能訓練特化型のデイサービスです。入浴やお食事の提供はありません。午前の部と午後の部の2回に分けてご利用者様をお迎えしています。寝たきりなどの要介護状態にならないよう、介護予防という観点から、皆さんに運動や交流、脳トレといったサービスを楽しみながら取り組んでいただけることをモットーにしています。リハトレーションの目玉となるのが、5ページに記載されている『リハトレーナー』というトレーニングマシンになります。正直、機能訓練を重視している他所のデイサービスにも、同じようなトレーニングマシンを設置しているところもありますが、他所とは違うリハトレーナーならではの特性についてご説明させていただきます。リハトレーナーには、精密な測定機能のコンピューターが内蔵されており、パソコンの方と連動しております。おひとりおひとりの身体状況について、科学的な根拠に基づき測定・評価することができます。強化すべきポイントなどがデータとして出てきますので、運動方針の作成や、ご利用者様やケアマネージャー様への現状報告にも大いに役立っています。また、トレーニング1セット実施するごとに、パーセンテージで運動の効果判定が出てくるため、ご利用者様にとりましては、それもひとつの励みになり、目標をもち達成感を感じながら、取り組まれる姿が見られます。リハトレーナーのほか、エアロバイク、ランニングマシン、椅子に座っての体操、歩行訓練、口腔発声訓練なども行っております。また、朝の会では、認知症予防と交流支援の観点から、脳トレゲームやクイズ、ギター弾き語りのボランティア狩野様による音楽療法的な合唱の時間などにも力を入れております。

事業所の取り組みとしましては、前回の運営推進会議の際、地域防災リーダー育成講座を受講中でしたが、無事に受講終了いたしましたことをご報告いたします。

 

(小林光弘)ここまで何かご意見ご質問ありませんか?

 

( 質疑応答なし )

 

(小林光弘)特にないようですので、次の議題に移りたいと思います。第4号議案の平成30年4月介護保険制度改正(新設される区分体制変更について)ご説明させていただきます。

 

第4号議案  平成30年4月介護保険制度改正(新設される区分体制変更について)

(小林光弘)資料の9ページをご覧ください。( 要点を読み上げる )

ここまでで、何かご意見ご質問はありませんか?

( 質疑応答なし )

 

(小林光弘)特にないようですので、次の議案に移りたいと思います。第5号議案 利用者状況報告について、板橋の方からご説明させていただきます。

 

第5号議案  利用者状況報告①~⑤

(板橋亜紀)資料10ページから12ページをご覧ください。①利用者状況(事業所評価)について、現在登録利用者数は52名です。うち、男性19名、女性33名です。1か月の延べ利用人数は平均で301名(21日間)です。要支援介護度の維持者数は47名で全体の90.38%、要支援介護度の向上者数は1名で全体の1.92%となっており、合計すると92%近くの方が、維持・向上することが出来ているという、大変すばらしい結果でした。加齢に伴う筋力の低下や、病気の発症・進行というのは、誰しも避けることができないものです。それらを遅らせ、ある程度の身体状況を維持し続けるために、積極的に運動に取り組んでいただいた成果が表れていると感じております。

続いて、資料の11ページをご覧ください。利用者居住地域についてですが、最も大部分を占めているのが多賀城市在住の方々で、42名となっております。平成28年4月より、地域密着型のデイサービスに移行したことがきっかけとなり、他市町村(塩釜市・七ヶ浜町・仙台市)の方々の新規利用はなく、その分、多賀城市の方々のご利用が増えております。続いて、年齢の分布図ですが、最も多いのが80~84歳の方々で、全体の40%になります。90~95歳の枠の方が、5名もいらっしゃることが驚きです。いくつからのスタートであっても、皆さんそれぞれに何かしらの目標や希望を持ちながら、モチベーション高く通っていただいていることがわかります。

続いて、資料の12ページをご覧ください。こちらは前回平成29年9月と今回平成30年3月の要介護度別状況を比較したデータとなっております。平成28年4月から新しい枠として出来た『事業対象者』の割合が増えていることがわかります。以上で、私からのご説明を終わらせていただきます。

 

(小林光弘)ここまでで何かご質問のある方、いらっしゃいませんか?

 

(民生委員様)すみません、『事業対象者』というのは何ですか?

 

(小林光弘)要介護や要支援としては非該当であるも、市の方で行うチェックリストを受けて『事業対象者』として認定されれば、デイサービスやヘルパーといった介護保険サービスを受けることができます。といった、新しい制度です。

 

(鈴木省子様)要介護や要支援以外の人でも使えるということですね?

 

(小林光弘)そうですね。手続きも、介護保険の申請に比べると簡単にでき、サービスに入れるまでの時間も短く、チェックリストを受けてから1週間ぐらいで使えるといったメリットがありますが、同時に、福祉用具のレンタルなどのサービスは使うことができないなど、受けられるサービスの種類が限られてくるといった側面もあります。

それでは、続いて第6号議案の介護サービス事業者の種類と人員配置について、私の方からご説明させていただきます。

 

第6号議案  介護サービス事業者の種類と人員配置

(小林光弘)資料の13ページをご覧ください。介護サービス、事業者の種類については、第3回運営推進会議同様変わりなく、リハトレーション株式会社がリハビリ型デイサービスリハトレーションを運営し、3つのサービスを実施しています。人員配置について、多少変化がございましたのでご説明いたします。介護スタッフの佐藤直美ですが、産休育休から徐々に復帰しつつあります。管理者、機能訓練指導員、生活相談員に関しましては、移動や入退社等の変化はございません。ここまでで、何かご意見ご質問はありませんか?

( 質疑応答なし )

(小林光弘)特にないようですので、続いての議案に移ります。社会テーマと活動・取り組みということで、今回は『グリーフケアの必要性 地域貢献と今後のあり方』について、皆さんと意見交換を行いたいと思います。まずは、機能訓練指導員 小林恵美子の方から、グリーフケアとはどんなことであるのか等、説明をさせていただいてから、皆さんからのお話を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

第7号議案  社会テーマと活動・取り組み(グリーフケアの必要性 地域貢献と今後のあり方)

(小林恵美子)それでは、資料の14ページから22ページをご覧ください。『グリーフケア』って何?と、なかなか馴染みのない言葉なので、そう思われる方もいらっしゃるかと思います。英訳すると、グリーフ=嘆き悲しむ、ケア=ケアしていくということになります。( 資料を読み上げる )

残念ながら、うちの利用者様の中にも、ご病気で他界された方、奥様を亡くされ1人で過ごされている方などおられます。そういった方々と接する仕事をしていく中で、私たちもよく勉強しておくべきだと思っているところです。皆さんも、大切な方を亡くされた経験があると思います。その時、誰かに寄り添ってもらえたら…という思いがあったかと思います。女性よりも男性のほうが、感情を抑える傾向にあるため、立ち直るまでに時間がかかるようです。女性は、友人と話をすることで、感情に整理をつけることができるのですが…。しっかりと悲しみ、故人は亡くなったということを認め、立ち直っていくことができるまで、時間がかかってもいいので、自分らしく立ち直るために、その方に寄り添っていくケアということを、『グリーフケア』といいます。

 

(小林光弘)皆さん、いかがですかね。色々な経験の中で、思うことなど、教えてください。S.Aさんは、ご主人をだいぶ前に亡くされたと聞きましたが、どのようにして立ち直られましたか?いつも明るくて楽しそうにされてますが、ふと寂しさを感じたり、思い出したりしますか?

 

(S.Aさん)うちは、(夫が亡くなったのが)早かったからね。まだ子供たちが大学とかの頃だから。その当時は主人の姪をうちで預かっていたの。姪にとっては、血の繋がった本当の叔父が亡くなってしまって、自分はこれからどうなってしまうんだろうと、今後を思って葬儀中に倒れそうになったりしてね。その子をどうにかしてやらなきゃならないと、その子のために立ち直らなきゃって思ったよ。息子2人と姪で3人の面倒を見ていかなきゃならないって、泣く暇もなかった。悲しむ暇もなかったよ。忙しかったのも返ってよかったのかもね。あとは、主人の友人たちが色々助けてくれたこと。元々仲良くしていた人たちだったから、ありがたかった。私はストレスが食欲の方に行くから、悲しんでるように見えないみたいね(笑)

 

(S.M様)悲しんでいたらダメだって。皆に助けてもらってありがとうって思ってる。悲しんでいたら、仏様が悲しむから。

(S.A様)女ってたくましいのよ。

 

(小林光弘)お二人とも、もう5年近くこちらを利用してくださっていて、長い付き合いですけれども、こういう話はなかなかする機会が少ないですよね。いつも明るくしているけれども、引きずったりはないんですか?

(S.M様)朝、家から出てくるときにも、仏に「頑張ってくるね!」って言って出てくるの。

 

(S.A様)こっちの話を、黙って聞いててくれる人がいるといいのね。何も言わなくてもいい。女性はお茶のみと言って出かけて行きやすいからいいのだけど、男性はその点難しいですよね。前に、男の方に「うちには一人で来ないでくれ。噂が立つと困るから。」って言われたことがあるの。もう90歳にもなる人なのにだよ。

 

(小林光弘)「身なりが派手になってきた。オシャレしたりして、誰かいい人ができたのかしら」なんて噂が立ったりなんてこともありますもんね。

S.Rさんは、いかがですか?

 

(S.R様)私は、主人を亡くしてから不眠になったりしたけれど、ここの管理人の仕事があるから、誰かとお話ししたり、兄弟に助けられたりして、それで生きてられるんだと思います。

 

(小林光弘)S.S様は、いかがですか?

 

(S.S様)私はまだ日が浅いんですけれど、身内が亡くなったんですね。故人の遺言として、葬儀はいらないと書いてあって迷ったんです。年も年だから、親族葬でいいんだ、迷惑をかけないように小さくやれという故人なりの気遣いだったとは思うんですけれど、人生長く生きてきたからこそ普通に葬儀を出そうということに決めました。最終的には、やって良かったと思います。お世話になった周りの人にも知らせる意味でも、やって良かったと思っています。

 

(小林光弘)葬儀というのは、昔から、遺された方のためのお別れの儀式であるとも言いますよね。

元木様はいかがでしょうか?

 

(多賀城市中央包括支援センター様)

私が担当させていただいている女性の方なんですが、2月に事故でご主人を亡くされまして、ショックは相当なものでした。なので、それまで行っていたデイサービスに行かなくなってしまうんじゃないかと心配していたのですが、その方から「デイに週2回行こうかな」という前向きな発言が聞かれまして。強がりというか、そういったものなのかもしれないですが、その方の思いに寄り添いながら応援したいと思っています。

 

(小林光弘)高橋様はいかがですか?

 

(多賀城市介護福祉課高橋様)介護保険課の窓口に相談に来られる方のお話を、少しの時間でも傾聴して、少しでも力になりたいなと思いました。

 

(小林光弘)A.Tさんはいかがですか?

  1. T様)うちも夫を亡くしているけれど、割と家族がよかった。一緒にいる娘がいるからね。娘には大事にしてもらっているから、ありがたいです。夫には、感謝の一言。今でも思い出したりしますよ。仏壇でお話しします。毎日します。夫は82歳で他界して、7回忌が終わったところなんだけどね、あんなに早くいくとは思わなかった…

     

    (S.A様)事故などで早く亡くなった人は大変だと思う。病気だと、少しずつ様子を見て、覚悟できてるからまだいいけどね。

     

    (小山誠様)自治会をやっていると色々な話が聴こえてきます。うちはまだ家内が生きていますが、認知症が進んでいく妻の姿を見ていると、だんだんと記憶が失われていくことにやるせなさを感じたりします。でも、みんなと集まって、笑ったりしているだけでも、少しはいいのかなと思って、そういう集まりを大事にしています。

     

    (小林光弘)皆さん、色々なお話をありがとうございました。最後に、第8号議案 運営推進会議から必要な評価・要望・助言等を聞くことについてですが、ここまで全体を通して高橋様から何か一言お願いできますでしょうか。

     

    第8号議案 運営推進会議から必要な評価・要望・助言等を聞くこと

     

    (多賀城市介護福祉課高橋様)

    今回、平成30年4月から、3年ごとの法改正があり、多賀城市の方でも福祉計画を作成しています。

    8月からは、負担割合が1割もしくは2割だけでなく、3割の人も出てきます。また、多賀城市に特別養護老人ホームを1か所作る予定もあります。

    高齢者が増えるということは、死別をする人が増え、介護施設で働いている方は、その方やご家族をケアする必要もあります

    人生の中で最も辛いグリーフが「死別」であり、この心に向きあって、悲しみを支えることの出来る人材の確保や、その後の教育が今後、益々大切になってくると思われるのですが、施設を建てても、介護職員がいないために施設を運営できないといったケースがあります。

    そこで、多賀城市でも、人材確保のための計画を作っているところです。

    介護職員が不足している中、グリーフケアは、大変だと思います。

    しかし、こうやって実際に乗り越えてきた方のお話を直接聞く機会を設けたり、研修を行うことで、介護業務や、相談業務なども、今までより人間として深みのある自然な対応が出来、その後の活動へつながると思いました。

     

    (小林光弘)高橋様、ありがとうございました。今後も皆様にご意見をいただき、いきいきとした高齢社会となれるよう、地域福祉に貢献していきたいと考えておりますので、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

     

  1. 閉会(小林恵美子)それではお時間も差し迫ってまいりましたので、これで第4回運営推進会議を閉会とさせていただきます。皆様、本日はお忙しい中ご出席いただきまして、誠にありがとうございました。また是非次回もよろしくお願いいたします。

   記録:板橋亜紀

平成29年度 第3回

リハビリ型デイサービス リハトレーション運営推進会議議事録

 

日 時 : 平成29年10月11日(水)午後0時15分

場 所 : 多賀城市八幡4丁目7-50八幡ハイツ1F機能訓練室

出席者 : 利用者3名

      多賀城市介護福祉課職員 高橋様

      多賀城市中央包括支援センター 大石様

      多賀城市民生委員 岡田様

 八幡下二町内会班長(八幡ハイツ管理人) 佐藤様

欠席者 : 利用者家族1名 

司会者 : 小林 恵美子

次第

 

1、       開会 

2、       挨拶  リハトレーション管理者 代表取締役 小林光弘     

 

議題

 

第1号議案  事業概要

第2号議案  事業所活動状況

第3号議案  利用者状況報告

①利用者状況(事業所評価)登録状況

②介護度別状況調査比較

③居住地域

④サービス別利用状況

⑤年齢

第4号議案  介護サービス事業者の種類と人員配置 

第5号議案  活動・取り組み

(AED導入による地域貢献と今後の課題について意見交換。)

第6号議案  運営推進会議から必要な要望、助言等を聞くこと

第7号議案  その他

 

 

3、閉会

 

  1. 開会

 

小林(恵):本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。平成29年度第3回リハトレーション運営推進会議を開催させていただきます。

それでは、リハトレーション管理者の小林より挨拶をさせていただきます。

 

  1. 挨拶

 

小林 光弘:リハトレーション管理者の小林です。

皆様、本日は大変ご多忙中にもかかわらずご出席いただきまして誠にありがとうございます。本日は第3回目の運営推進会議と言うことで、前半は基本的な報告事項を、後半は、今日の議案の(AED導入による地域貢献と今後の課題について意見交換。)と言うことで、AEDについて説明(確認)しながら、現在までに起きた救命事例や自治体の動きをもとに、今後の課題を皆様と考えていきたいと思いますので、どうかご協力のほどよろしくお願い申し上げるとともに私からの挨拶とさせていただきます。 

 

小林(恵):それでは次に議長ですが、第2回目推進会議同様とさせて頂きます。不慣れではございますが、リハトレーション管理者小林光弘が議長をさせて頂きます

 

小林 光弘:よろしくお願い致します。では、議題のほうへ移りたいと思います。

今回第3回目の運営推進会議ですが、初めての方がいらっしゃいますので自己紹介をして頂きたいと思います。

 

(順番に自己紹介を行う)

 

小林 光弘:次に第1号議案と第2号議案の事業概要と事業所活動状況について私からご説明させていただきます。資料の2ページ~4ページをご覧ください。

 

第1号議案 事業概要

リハビリ型デイサービス リハトレーションは介護予防を主とし事業対象者・要支援・軽介護者を対象に入浴、食事を省き機能訓練に特化した1日×2回転型少人数短時間のデイサービスです。運動プログラムの中心は、基本的にはトレーニングマシンを使用した筋力運動と椅子に座ってのセラバンド、棒、ボールなどを使用した、伸ばす、ひねる等の可動域訓練です。

皆様に、安定し笑顔のある日常生活を送って頂く事を目標にした施設です。

 

第2号議案 事業所活動状況

厚生労働省は、認知症とその予備軍とされる(MCI)健常者と認知症の中間、いわゆる

グレーゾーンと呼ばれる軽度認知障害の人口は862万人存在すると発表しています。

驚くべきことに、これは65歳以上の4人に1人です。

当事業所も、認知症の方は数名しかいませんが、このMCIの疑いのある方はたくさんいらしゃいます。MCIは適切な治療・予防をすることで回復したり、発症が遅延したりすることがあります。早期にMCIに気づき、対策を行う事で症状の進行を阻止することはとても大切です。

MCIは年相応の物忘れと区別がつきにくく本人も家族も認めたくないため、専門医の受診をしないケースがほとんどです。

認知機能低下に対する適切な対策を行うことで、MCIになったとしても、認知症の症状が 最後まで出ずにすみます。

そのためリハトレーションでは、認知症予防のための、脳トレ体操、モニターを見ながら行うトレーニングマシーン、ランニングマシンやエアロバイクを使った有酸素運動(近年、認知症に効果的と言われています)、口腔体操などにも力を入れています。               

運動前は、レクリエーションタイムとして音楽や脳トレのクイズやゲーム、プリント、特に非常に効果的と言われるのが音楽療法です。

4月からボランティアの方を受け入れたのがきっかけで、音楽にも少し力を入れ始めています。歌うことは心や体に良い影響を与え、右脳が活性化されます。

このボランティアの狩野 悌(かの たかし)氏は、自分の歌を一方的に聴かせるのではなく、ギターの弾き語りをしながらご利用者様にも歌詞カードを渡し、一緒に歌っていただくスタイルを中心に活動していただいております。

事実上(3ページ)の「能動的音楽療法」であり、左脳と右脳をよく動かすことで心と体を、バランス良くたもつことができ、MCI、認知症の予防・維持・改善が期待出来ます。

ご利用者様にも大変好評頂いております。

月に4~5回ぐらい来ていただいており、今後も、活動をお願いしていますので、いろいろな面で、期待が広がっています。

運動後に将棋等もお楽しみ頂いています。

ここまで何かご意見ご質問はありませんか?

 

( 質疑応答、特になし )

 

小林 光弘:質問が無ければ、次の議題へ移りたいと思います。

第3号議案の利用者状況(事業所評価)登録状況等について板橋のほうからご説明させていただきます。

 

第3号議案

板橋 亜紀:利用者状況報告について、資料5ページから7ページに沿ってご説明させていただきます。 

5ページ上記の利用者状況(事業所評価)についてご説明します。

平成29年9月30日現在としての集計では、利用登録者数52名です。うち、男性20名、女性32名です。介護度では、要支援者数29名、要介護者数15名、事業対象者数8名となっています。

平成29年3月1日から平成29年9月30日までの半年間の集計では、1か月の延べ利用者数は、平均301名(21日間)です。要支援介護度の維持者数は45名、全体の83.0パーセント。要支援介護度の向上者数は3名、全体の11.32パーセントとなっています。

次に、その下のオレンジ色の囲みの中に、詳細が記載されていますのでご覧ください。

平成29年9月30日までの半年間で、要支援介護度の向上した方は3名でした。

要支援1から、事業対象者2となられた方2名、要支援1から事業対象者1となった方1名でした。

逆に低下した方は4名。要支援1から要支援2となった方は2名、要支援2から要介護1となった方は1名、要支援2から要介護2となった方は1名でした。

低下の理由としては、ご病気による入院を機に、ケアマネージャー様の判断により区分変更の申請を行った方や、もう少し運動の機会を増やした方がいいのではないかというご意見により介護度が上がった方がおられたことでした。

また、最近の傾向として、介護認定の有効期間が2年という長い期間で出る方が増えてきたことにより改めて介護度を見直す機会というもの自体が少なくなってきている面があります。

続いて6ページをご覧ください。

まずは上記、要介護度別状況調査票についてグラフに基づいて簡単にご説明します。

リハトレーションご利用の方で、1番多い介護度は要支援1の方で全体の31パーセント、次いで多いのが要支援2の方で25パーセントです。

下記、利用者居住地域についてご説明します。登録者数52名中、最も多く利用されているのが、多賀城市在住の方で42名、その他、塩釜市の方3名、七ヶ浜町の方5名、仙台市の方2名となっています。

続いて7ページをご覧下さい。

まずは上記、サービス別利用状況についてご説明します。 

利用登録者52名中、地域密着型通所介護で利用されている方は15名、介護予防通所介護相当(総合事業)で利用されている方は34名、介護予防通所介護で利用されている方は3名、通所型サービスCで利用されている方は0名となっております。

続いて下記、年齢分布図についてご説明します。

利用されている方の年齢として、最も多いのが80歳から84歳までの方で19名。

その次が、85歳から89歳の方で10名、その次が75歳から79歳の方で9名となっています。

最近の傾向として、ご新規でのご紹介頂く方の年齢層が比較的高く、80代中頃や、90代といった年齢の方も多くいらっしゃいます。

いつまでも住み慣れた自宅で家族らと共に、または独居生活を維持していくため、積極的に運動する機会を持ちたいと、新たなスタートを切られる方がたくさんいらっしゃることがわかります。

 

小林 光弘:ここまで何かご意見ご質問ありませんか?

( 質疑応答、特になし )

 

小林 光弘:特にないようですので、次の議題に移りたいと思います。第4号議案の介護サービス事業者の種類と人員配置について私からご説明させていただきます。

 

第4号議案

小林 光弘:資料の8ページをご覧ください。

介護サービス、事業者の種類は、第2回目運営推進会議同様変わりなくリハトレーション株式会社がリハビリ型デイサービス リハトレーションを運営し3つのサービスを実施しておりますが、人員配置に多少変化がございましたので説明いたします。

介護スタッフの佐藤直美が、ただいま産休から育休に入りました。それと、5月より加藤加緒里が(非常勤)介護スタッフとして入社いたしました。

管理者、機能訓練指導員、生活相談員に関しましては、移動や入退社等の変化はございません。

もう一つ、一番下の行、救命防災関連外部講習受講状況ですが、

管理者小林光弘、機能訓練指導員 小林恵美子は、消防署にて上級救命講習を修了いたしました。

生活相談員 板橋亜紀は、地域防災リーダー育成講座(要配慮者施設管理者等向け)を受講中です。

介護職員平山さち子、加藤加緒里は、後日受講予定です。

その後も、緊急時に、一秒でも早くAEDによる処置を行えるよう、定期的に内部研修を行う予定です。

 

小林 光弘:ここまで何かご意見ご質問はありませんか?

 

(質疑応答、特になし)

 

小林 光弘:特に質問が無ければ、次の議題へ移りたいと思います。

 

第5号議案

小林 光弘:事業所の活動取り組み

(AED導入による地域貢献と今後の課題について意見交換)についてですが、

リハトレーションとしては、少しでも皆様方のお役に立てるよう地域に密着し、当事業所の利用者様以外にも地域においてAEDが使用できるようにすることが、地域社会貢献につながるのではと考えております。

しかし、AEDは高く売買されるため、窃盗グループに狙われやすく、セキュリティー防犯対策が課題です。AEDを施設の備品として扱うのではなく、地域で共有し、いつでも誰で   も使用できるように、工夫することを皆様と考えていきたいと思います。

そのほか、AEDによる救命の成功例と失敗例、特に失敗例をもとに、今後このようなケースが起きないように、時間の許す限り皆様と考え意見交換していきたいと思います。

 

その前に、基本的なAEDの使用方法から心肺蘇生の流れまでを機能訓練指導員 小林恵美子のほうから簡単に、ご説明させていただきます。

       

小林 (恵):資料の9ページから14ページをご覧ください。

『AED』とうい名称は知っていても、使い方については知らないという方が多いのが現状かと思います。

若い方だと、運転免許を習得するときに勉強する機会があるのですが。

うちでは、こちらに設置しています。

 

(機能訓練室に設置している実物をお見せする)

 

AEDとは、心室細動を起こした心臓に対して電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。日本では、年間約7万人が心臓の異常による心臓疾患で亡くなっています。そのほとんどは、心臓がけいれんして全身に血液を流すポンプ機能を失った「心室細動」が原因で、唯一の治療法AEDなどにより、電気ショックを与えることです。

成功率は、時間経過とともに低下するため、救急現場に居合わせた人が、AEDによる処置を、できる限り早く行うことが重要です。

救急車が到着するまで、約9分を目標としているそうです。

この近辺だと、塩釜・多賀城・七ヶ浜・利府で、全体で6台しかないとのことです。

ちなみに多賀城には1台しかないため、相互に連携し合っているとのことでした。

続いて10ページをご覧ください。

 

(実物の電源をスタートし、流れてくる音声をお聞かせする)

 

AEDは優秀で、このように全部音声で指示が出ます。

成人用と小児用も切り替えボタンひとつで切り替えられます。心電図が内蔵されていて、心房細動が起きているときには、電流を流す指示が出ます。心臓マッサージをして細動したら、また再度電流を流すよう指示が出るようになっています。

こういったものの扱いを知ってはいても、実際は焦ったりしてしまうと思います。

 

利用者A様:練習のときはいいけど、焦ると思う。

 

小林 (恵):とりあえず、心臓を挟んでパッドを貼ればいいとのことです。

ペースメーカーの方は、その部分を避けてパッドを貼ってください。相手が女性の場合は、できれば周囲の目から見えないように、周りを取り囲むとかしてプライバシーを守れたらいいかと思います。

       次に13ぺージをご覧ください。

心室細動を救うためには、時間との勝負となってきます。一分一秒でも早く電気ショックを行うことが重要です。電気ショックの成功率は、成功の可能性が1分ごとに約7~10%低下します。

日本では救急車の到着まで平均約8.5分です。グラフから見ると、8分後の成功率は20%です。救急車が到着する前に、近くにいる私たちがAEDを使用して電気ショックをできるだけ早く行うことが重要になります。

       14ページに書かれているように、私たちができることが一次救命処置までとなります。

救急隊員が到着して二次救命処置をするまでのつなぎが大事だと言われています。「心肺蘇生の流れ」としてイラストに表されているように手順を踏みますが、ぜひ一人で抱え込まず、そこにいる皆さんで、この人を助けるんだという気持ちで、みんなで協力してやっていただければと思います。

大勢の方がいれば、必ずそこには、救急措置の勉強をしたことがある方が何人かおられるはずです。

その中でリーダーシップをとれる方を皆で支えてあげてください。   

 

民生委員様:AEDって何か申請をして設置するのですか?一般家庭にはありませんよね。

 

小林 光弘:申請は必要ありません。5年間使わない可能性があることを考えると、非常に高額な為、一般家庭にはないと思います。

値段は高額なものだと買取で40万円とかします。うちのようにリースだと月々6~7千円くらいです。5年で40万くらいになる計算です。リースの良いところは、パット交換やバッテリー交換などや、システム等の不具合の情報がリース会社へ転送されるため、メンテナンスが早く行えるところです。

 

民生委員様:地域のどこに設備があるのか、示すものはあるのですか?

 

小林 光弘:それは15ページをご覧ください。

こういったマップに登録していれば、このように表示されます。

 

民生委員様:集会所とか人の目につくところにマップがあるといいですよね。その他、ここにAEDがありますよと分かりやすい表示はないんですか?

 

小林 光弘:ステッカーがあるはあるんです。

ただ、AEDは高額で売れるため盗難とかが起こりうるというセキュリティーの問題で、

リース会社の方からステッカーを貼ることに対して待ったがかかっていて、うちは貼っていません。

誰でも使えるようにうたっていますが、急に貸してと言われても、そのまま返却しないこともあるそうです。顔を知っている人なら貸せますが、なかなかね…。

 

民生委員様:地域包括支援センターでは、AEDの設置場所の把握はされているんですか?

 

包括大石様:把握はしていないです。

 

利用者A様:講習を受けていても、実際にその時になったら出来ないよねって思う。

 

小林 光弘:そうなんですよね。練習した日は自信があっても、だんだんと気持ちが尻込みしてしまうんですよね。

 

利用者A様:人の体に電気を通すことに抵抗があるもん。

 

小林 恵美子:止まってしまったらどうしようとか、不安がありますよね。

 

民生委員様:人工呼吸で肋骨を折ってしまう方がいるとかも聞きますよね。強い力で押すから。

 

小林 光弘:胸骨が5cm沈むように圧迫することと言われているので、肋骨を折るのが大部分だそうです。バキバキ音がするけど、躊躇せずやるよう救急隊員の方から講習で言われました。

 

民生委員様:助けようとしても逆にダメにしたらどうしようと躊躇しますよね。

 

小林 (恵):それと人工呼吸時に気を付けてもらいたいのが、感染症です。直接では危険性が伴うので、マウスピースとかも備えてあります。誰が感染症をもっているかなんてわかりません。周りがどんな状況かもわかりませんからね。

 

小林 光弘:胸毛が多い人だと、パットがつけられないので、髭剃りもセットされています。

 

小林 (恵):血液感染が一番危ないので、手袋もついています。

素手では絶対に触らないでくださいね。

 

小林 光弘:それでは、AEDによる救命の成功例と失敗例について、事例をもとにお話ししていきたいと思います。

注目されたものは資料16ページの2005年愛地球博で救命事例が3件発生し、いずれも救命に成功しました。

 

有名なのが、17ページの2009年第3回東京マラソンではお笑い芸人の松村邦洋さんが15キロ地点で倒れAEDでの心肺蘇生を行い、その後社会復帰しました。

このような救命成功例や、救命の連鎖蘇生ガイドラインの公表等により、毎年、救命率はあがってきていますが、反面こんな事例がありました。

 

17ページの、ASUKAモデルとなった事例ですが、誰も心停止してるとは判断できず、AEDを使わずに運ばれ、翌日亡くなりました。(おそらく死戦期呼吸(しせんきこきゅう)を見抜けなかったと思われます。

※死戦期呼吸:心停止直後の傷病者に見られる、しゃくりあげるような呼吸。

18ページの2011年 元日本代表サッカー選手、松田直樹さんの心臓突然死のように、グラウンドに設置されていたAEDがいつもの場所になかった。

その他、21から22ページのような、AEDはあったが、バッテリーが切れていた、 故障していたなどの理由により救命に失敗した事例です。

 

救命に失敗した事例の中でも、私が最も気になったのは、次の2つの事例です。

資料の23ページをご覧ください。

勇気を振り絞って手をさしのべ、救助・手当てした人が、心肺蘇生をひとりで1時間行い,救急隊に引継ぐまで約1時間以上(交通事故による渋滞など何らかの理由)口から口への人工呼吸などを必死で行い。

それを周囲の人たちは、写真や動画を撮ってるだけで、お願いしても一切手助けしない傍観者だけの悪環境下で、経験したことのない状況にさらされました。

これらのストレスが心的外傷となりフラッシュバック,回避,恐怖感を始めとする 惨事ストレス症状に見舞われ,ASDとPTSDになってしまいました。

※ASD(急性ストレス障害)は数日から4週間以内にその症状が軽減されて消えてしまう場合に用い、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の場合はこれらの症状が一ヶ月以上続く

こう言った事例を見ると考えさせられますが、

まずは周囲に助けを求める。一人ではなく人を集めて心肺蘇生法なり圧迫止血や AEDパッドを貼るなり、他人の視線を遮る(さえぎる)ことや「あなたは119番通報を」「あなたはAEDを持ってきて」と具体的に頼む。「誰か」では誰も動かないことがあるので必ず指名する。目の前で消え行く生命を救命するために知識、技術がたとえ不確実であったとしても可能な協同行為を行うことが重要と考えます。

とにかくバイスタンダーが一人にならないようにする。と言うことです

※バイスタンダー(救急現場に居合わせた人)(発見者、同伴者等)

民法や刑法で守られているとはいえ、救命や応急手当は国が進める様に、そう「簡単に、お気軽」にやれるものでもなさそうな気がしてきます。

そこで、全国の自治体で千葉県のような条例を作ることが大切ですが、宮城県に確認したところ、現在そのような条例はなく、今後、作る予定も今のところはないとのことでした。

今現在の国または宮城県の制度では、一生懸命救命活動を行い、経済的・身体的・ 精神的損害を受けたとしても、何も援助やケアーがなく、バイスタンダーは、非常にやりきれないと思います。

このままでは、とても安心して手を差し伸ばすことは出来ません。

※(援助)第十三条第2項

県は、救助実施者が要救助者に対しAEDを使用し又は心肺蘇生法を実施したことにより、当該救助実施者に健康被害等が生じた場合において、必要な情報の提供その他の適切な援助を行うものとする

解説:善意で行われた行為により救助実施者が被った経済的・身体的・精神的損害は、社会的な支援の下、回復されなければならない

またこんな事例もあります。(20ページ)

Eさん(当時70代)

2007年3月、東京都内の体育館にて、町内会の催し中に年配女性が突然倒れました。

その際に、119番通報をし、心肺蘇生法をできる人もいて、AEDも近くにありました。しかし、AEDを使用しようとすると、周囲の救命に無理解な人々がAEDの安全性を否定し、「救急車を待て」と強引に救命を妨害し、女性の命を助けることが出来ませんでした。

わかりやすく極端な例に置き換えると、講習実習を学校でしっかり受けた小中学生または若者がAEDを実施使用としたときに町内会長等の年長者たちに「そんな危ないものは、やめなさい!救急車が来るまで待ちなさい!」「責任とれるのか?」などと言われ強引に救命を妨害、ストップさせられたと言うことです。

 

人が心臓停止で倒れると、1分ごとに救命率が10%ずつ低下します。

たとえば、病人発見から119番通報に2分、我が国の救急車の平均到着時間は8~9分、救急隊到着から蘇生開始まで1分かかると、計9分~10分で救命率は0%に近くなってしまいます

現在さいたま市では小学生5年生から体育の授業に救命教育を取り入れ、すべての小中高生がAEDを含む心肺蘇生法ができることを目指した取り組みを進めています

こういった動きが全国に広まりつつある中、子供に何が出来るんだ、AEDなんか信用できない、子供に使いこなせるわけがないと言う大人がいるのは問題があり、改善していかなければなりません。

 

皆様のご意見を聞かせて頂きたいのですが、いかがでしょうか?

別紙でお渡しした『千葉県AEDの使用及び心肺蘇生法の実施の促進に関する条例』も併せてご覧ください。

 

利用者A様:「貸付」っていうのはちょっと。「くれる」っていうならわかるけど。

(※条例に、『救助実施者に対する援助』という項目があり、『心肺蘇生法・AEDを行った人が万が一訴えられた場合の訴訟費用の貸付・免除を行います。また、心肺蘇生法等を実施した方が健康被害を負った場合に、見舞金を支給します』と記載されている)

小林 光弘:今まで前例はないそうです。

訴訟に勝った場合には返さなくていい。

岡田さんが言っていたように、肋骨を折ってそれが心臓に刺さって死んでしまっても、それは罪にはならない。悪意というのは、常識的に考えられないことをやった場合ということです。例えば、叩きつけたり、スタンガンを当てたり、上に乗って飛び跳ねたりというような非常識な行動を言います。

 

利用者A様:町内会長、みんな講習受けて、自分の子や孫が講習やったからやってと言える?保障とかリスクを考えたら。

 

利用者M様:これは情が入るとだめだね。

 

小林 光弘:助けられなかった時の落ち込みは相当だと思います。助けられれば達成感があると思いますが。

 

利用者A様:私が海の家をやっていた時、結局は死んだ人が多かった。あの時、全部の店が手を貸してくれた。朝ご飯を食べなかった人は吐くことができなくて助からなかった。

 

小林 (恵):私は病院でも働いていたけれど、そういう目には合わなかったのですが、プライベートで温泉に行ったとき、よその子どもが温泉に飛び込みを繰り返して遊んでいる場面に遭遇しました。

何度目かの時に、姿が見当たらなく、そのうちプカ~っと水面に浮かんできたのを見つけ、すぐに心肺蘇生を始めました。

仕事柄知識はありましたが、心肺蘇生を行っている間に母親の助けての悲鳴のような声が聴こえてきたりして、このまま蘇生しなかったらどうしようとか焦りを感じながら懸命に行いました。

 

結果的に、その子は息を吹き返して助けることが出来ました。

1人でやるのはとても大変です。

ぜひ周りを巻き込んでやりましょう。

 

利用者A様:そこに一人しかいないときもあるもんね。

 

小林 (恵):若い子の方が勉強している可能性が高いので、集中的に集めたほうがいいと言えます。特に運転免許を持っているような子ですね。

 

小林 光弘:民法や刑法である程度は、守られてはいますが、全国的に、千葉県の条例のようなメンタルケア等でも守られないと、救助者は、なかなか一歩踏み出せないと思います。

千葉県の条例も、平成29年4月1日に始まったばかりのものだから、今後進めばいいと思います。

 

利用者A様:千葉県の知事は森田健作さんよね?

 

小林 光弘:千葉にはディズニーランドとかあるしね。

 

利用者M様:前、AED講習を受けたとき、心臓から10cmとか言われたけれど。

 

小林 (恵):今は10cmとかはないです。心臓を挟むような形で2枚のパッドを貼ればいいことになっています。

 

小林 光弘:子どもとか、パットが重ならないようにしないといけない。大人用のパットを使うときには、背中と胸とかに貼り付けます。やる側は、助けてあげたい気持ちと不安の気持ちで大変だと思います。

 

民生委員様:消防の人が来てくれて、震災前にはやったけど、長くもうやってないし、忘れちゃ

ったな。

 

管理人様:皆が参加するわけではないしね。

 

利用者A様:年寄じゃなくて若い人たちが率先してやってくれたほうがいい。私の方が人工呼吸をして死ぬんじゃないかと思ったことがあるよ。

 

小林 光弘:3年に1度くらいは再確認で講習を受けたほうがいいらしいですね。

 

民生委員様:それは資格ですか?

 

小林 (恵):(講習の終了証の現物を皆様にお見せする)

 

小林 光弘:誰でも受けられます。普通の方だと3時間くらい。私たちが取得した上級の方は8時間くらいです。

利用者M様:6回受けたら救命士か?仙台でやったとき、6回やったらどうのこうのというのがあったんだけどな・・・

 

介護福祉課様:実は、私も普通救命は持っているのです。

 

小林 (恵):是非見せてください。

介護福祉課高橋様:(講習の修了証を見せて下さる)

 

福祉課高橋様:何年か前に講習を受けて、修了証を頂きました。

 

小林(恵):では、心配ないですね。

 

福祉課高橋様:今日の話を聞いて、突然の心肺停止に遭遇した場合に、失敗をおそれてためらったりせず、自分に出来る可能な限りの救命行為を行えるよう、1回だけではなく定期的に講習等を受ける必要があると思いました。

 

民生委員様:せっかく資格を持っているんだから、市役所で教えたりすればいいのに。

 

利用者A様:AEDっていつから始まったの?

 

小林 光弘:2005年から一般でも使えるようになったようです。

 

小林 (恵):その前から病院にはありましたけど、形がちがうやつね。(除細動器)

 

小林 光弘:私も実際ここにAEDが来るまで使い方も中身がどうなっているかも知らなかったです。

AEDは誰でも簡単に使えると言う話を聞いていたので特に深く考えていませんでした。

 

小林 (恵):なにかあったら、ここに来てください。私が空いていたら、同行します。使わなければいけないようなことが起きないことが一番ですがね。

 

小林 光弘:他に質問が無ければ、次の議題へ移りたいと思います。

 

第6号議案

小林 光弘:運営推進会議から必要な要望、助言等を聞くことについてですが、ここまで、全体を通して要望、助言、ご意見、ご質問等ございませんでしょうか?

 

包括大石様:行政のほうでは、現在AEDマップは作成しておりませんが、各自治体で、実際に使えるAEDが、どこに設置してあるか把握する必要があると思いました。

 

小林 光弘:非常に大切だと思います。

 

福祉課高橋様:このような雰囲気の運動する場所なら参加出来そうな方が数名思い当たりますが、空き情報のほうは、どのようになっていますか?

 

板橋 亜紀:(空き情報を伝える。)

 

福祉課高橋様:パンフレットの様なものは、ございますか?

 

板橋 亜紀:ございます。

(パンフレットをお渡しする)

今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。

 

小林 光弘:他に要望、助言等、または意見やご質問はありませんか?

 

小林 光弘:無ければ、次の議題へ移りたいと思います。

 

第7号議案

小林 光弘:その他、今後の課題、第4回目以降あげてほしい議題など何かございませんか?

 

  (特になし)

 

小林 光弘:今後も皆様にご意見をいただき、いきいきとした高齢社会となれるよう地域福祉に貢献していきたいと考えておりますのでご理解ご協力のほどよろしくお願い致します。

 

小林 (恵):それでは他にご意見、ご質問などありますでしょうか?

 

なければこれで平成29年度第3回リハトレーション運営推進会議を閉会させていただきます。

 

なお、第4回運営推進会議は平成30年4月18日(水)予定しておりますので、次回も引き続きご参加下さいます様重ねてお願い申し上げます。

 

本日はお忙しい中、ご出席頂きまして、誠にありがとうございました。

                                         記録 板橋亜紀

                                                                                                                                                                           
平成29年度 第2回
リハビリ型デイサービスリハトレーション運営推進会議議事録
 
 
日 時 : 平成29年3月8日(水)午後0時15分
 場 所 : 多賀城市八幡4丁目7-50八幡ハイツ1F機能訓練室 
 出席者 : 利用者4名、 八幡下二町内会班長(八幡ハイツ管理人)1名、
多賀城市中央地域包括支援センター(職員1名、実習生1名)、多賀城市民生委員1名、
欠席者 : 利用者家族1名 多賀城市介護福祉課職員1名 
 
 司会者 : 小林 (恵)
                              
   次第
 
  1. 開会 
     
  2. 挨拶        リハトレーション管理者 代表取締役 小林光弘     
     
    議題
     
    第1号議案   事業概要、
    第2号議案  事業所活動状況
    第3号議案  利用者状況報告
  1. 事業所評価加算申請について
  2. 利用者状況(事業所評価)
  3. 要介護度別状況比較
  4. 利用者居住地域
  5. サービス別利用状況
  6. 年齢
第4号議案  介護サービス事業者の種類と人員配置 
第5号議案  活動・取り組み
(尿漏れ、尿失禁予防・対策と、そのことが原因による閉じこもり防止のための対策等)
意見交換
第6号議案  運営推進会議から必要な要望、助言等を聞くこと
第7号議案  その他
 
  1. 閉会
 
 
 
1、開会 
 
小林(恵) :  本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。
平成29年度第2回リハトレーション運営推進会議を開催させていただきます。それでは、リハトレーション管理者の小林より挨拶をさせて頂きます。
 
2,挨拶
 
小林光弘 :  リハトレーション管理者の小林です。                           皆様、本日は大変ご多忙中にもかかわらずご出席いただきまして誠にありがとうござい ます。本日は第2回目の運営推進会議と言うことで、前半は基本的な報告事項を、後半は、今日の議案の(尿漏れ、尿失禁予防・対策と、そのことが原因による閉じこもり防止のための対策)について、この非常に難しいデリケートな問題を、是非皆様といっしょに議論していきたいと思いますので、どうかご協力のほどよろしくお願い申し上げるとともに私からの挨拶とさせていただきます。 
小林(恵):  それでは、議長の方ですが、第1回目推進会議同様とさせて頂きます。不慣れではございますが、リハトレーション管理者小林光弘が議長をさせて頂きます
 
小林光弘 ; よろしくお願い致します。では、議題のほうへ移りたいと思います。今回第2回目の運営推進会議ですが、初めての方がいらっしゃいますので私から運営推進会議構成員のご紹介を致したいと思います。
 
(順番に紹介を行う)
 
小林光弘 : 次に第1号議案の事業概要、第2号議案事業所活動状況について
       私からご説明させていただきます。
 
・第1号議案の事業概要、第2号議案事業所活動状況
 
小林光弘 : 資料の2ページをご覧ください。(事業概要、事業所活動状況を読み上げる。)
       
小林光弘 : ここまで何かご意見ご質問はありませんか?
 
小林光弘 : 他に質問が無ければ、次の議題へ移りたいと思います。
第3号議案の利用者状況(事業所評価)登録状況等について板橋のほうからご説明させていただきます。
 
 
 
 
・第3号議案 利用者状況報告
 
板 橋  :  資料の3ページから6ページをご覧ください。
 
資料を読み上げ説明する。
  1. 事業所評価加算申請について説明
    今後は毎年、国保連合会による評価があり、2月に通知が来るので、毎年維持向上者数を増やせるよう当スタッフもスキルアップや能力向上に努めたいと思います。
資料を読み上げ説明する。
  1. 利用者状況(事業所評価)登録状況
  2. 利用者状況(事業所評価)
  3. 要介護度別状況比較
  4. 利用者居住地域
  5. サービス別利用状況
  6. 年齢
     
 3~6ページについて説明しました。
 
小林光弘  : ここまで何かご意見ご質問はありませんか?
 
利用者A様:「事業対象者とはどのような方をさしますか?」との質問を受けました。
 
小林光弘 :「事業対象者とは、“要支援”または“要介護”に該当せずとも、地域包括支援センターで受けるチェックリストで、あてはまる個所があれば、当所のような通所介護サービスを受けることを承認された方をいいます。」
 
小林光弘 : 他に質問が無ければ、次の議題へ移りたいと思います。第4号議案の介護サービス事業者の種類と人員配置について私からご説明させていただきます。
 
・第4号議案  介護サービス事業者の種類と人員配置
 
小林光弘 : 資料の7ページをご覧ください。
資料を読み上げ説明する。
       もう一つ、一番下の行ですが、
昨年4月より多賀城市と塩竃市が総合事業へ移行いたしましたが、
       本年度4月より仙台市と七ヶ浜町も総合事業へ移行となりました。 
      
小林光弘 : ここまで何かご意見ご質問はありませんか?
(特に質問はありませんでした。)
 
小林光弘 : 他に質問が無ければ、次の議題へ移りたいと思います。第5号議案の事業所の活動取り組み(尿漏れ、尿失禁予防・対策と、そのことが原因による閉じこもり防止のための対策等)についてですが、
 ある日突然、尿漏れ尿失禁はやって来ます。恥ずかしくて誰にも(家族にも)相談できず、口を閉ざしたまま家に閉じこもり、筋力や認知機能が低下し、そのまま寝たきりへとつながっていきます。
推測ですが、私たちは、このようなご利用者様を何名か見てきました。プライド が高く、いつも元気に笑って楽しく長年利用されており継続していればまだまだ元気に笑って利用できていたかもしれないと思うといたたまれない気持ちでいっぱいです。今後このような例を出さないためにも、このデリケートな問題について皆様と意見交換していきたいと思います。
       
       その前に、基本的な尿失禁の原因・種類・対策を小林恵美子のほうから簡単に、ご説明させていただきます。
       
・第5号議案の事業所の活動取り組み
(尿漏れ、尿失禁予防・対策と、そのことが原因による閉じこもり防止のための対策等)
 
小林(恵): 資料の8ページから10ページをご覧ください。
  資料を読み上げ説明しました。
 
事例として、当所のご利用者様とスタッフのやり取りなどをあげながら、参加者様と意見交換を行いました。
        
小林(恵) : 失禁が目立つ方について、尿漏れパッドやリハビリパンツを使用することを勧めてみても、「私はまだそんな歳じゃない」と言われ、受け入れることが難しかったり、恥ずかしいという思いから、使用することについて抵抗感が見られる方が多い現状です。非常にデリケートな問題な為、失禁したことに認識がない方や、ズボンに失禁のシミがついたまま来所される方には、あからさまには言わず、排尿トラブルや前立腺の問題などの話をしていきながら、本題に入るようにしていますが、なかなか問題は解決しません。スタッフ側もどのように対応すれば傷付けずに受け入れてもらえるのだろうか?と悩んでいます。
皆様のご意見を聞かせて頂きたいのですが、いかがでしょうか?
 
民生委員様 :地域でやっている運動の場に私も出向くことがありますが、尿失禁の問題を抱えている方にはお会いしたことがないのですが・・・
 
小林(恵) : 段階的な側面からみて、リハトレーションをご利用されている方の中には、認知症の方は少なくしっかりとされていて、お手洗いも自立されている方が多いです。一日型デイサービスを利用される方の段階になると、認知症の方や身体機能の低下がある方が多く、そういったケースの場合は、ご家族様にリハビリパンツの相談をもちかけ、用意して頂くことになります。ですから、ほとんどの方がリハビリパンツを着用して、ご利用されています。リハトレーションをご利用されている方は、段階的にちょうど狭間なんだと思います。そういったしっかりした方に対してのアプローチがなかなか難しい問題です。
 
民生委員様 : 自分に置き換えて考えてみると、直接的に言われたら、ちょっと嫌かもしれません。いずれ誰でもなるものだから、仕方ないことなのですけれど…。
ターゲットを絞らず、直接的ではないやり方で、パッドの実物を用意して紹介するのはどうでしょうか?
 
地域包括宮澤様:デリケートな問題ですよね。こちらの資料を見せていただき、尿失禁予防への取り組みとして、体操の一部に『骨盤底筋体操』を取り入れているとの事などが分かりましたので、今後、体験利用の紹介やケアプランを作成するときに、こういった体操をリハトレーションさんは提供しているという情報を、利用者側へ伝えていこうと思います。
悩んでいる人は興味を持ち、こちらで体操を経験してみると、自分でもやってみるようになるのではないかと思います。
 
小林(光) : 今までは、体操の一部に、それとなく『骨盤底筋体操』を取り入れていましたが、これからはアピールしながら体操をした方がいいのかもしれませんね。
 
民生委員 様: 地域でやっている体操でも、『骨盤底筋体操』を取り入れてみます。
 
町内会佐藤様: どうしたって筋肉は衰えていくものね。
 
小林(恵) : パッドやリハビリパンツを買いにお店に行くのが恥ずかしいという方もいるようです。「レジの人に言われたりしないかな?」「あの人使ってるんだ…とか思われないかな」などの不安を口にされた方もいるんです。そんなことは誰も思わないよと伝えますが、なかなか不安は拭えない様ですね…
 
包括小野寺様: たとえば、こちらの施設に貼紙をして、利用者様に「これどういうものなの?」と聞かれたら、サンプルを渡してあげるのはどうでしょうか?そして帰り際などに「今日は大丈夫?」と声がけをしてあげるとか…。
 
小林(光) : 私もこの資料を作るにあたり、いろいろ調べまして、こんなに多くのメーカーの種類があることに驚きました。洗っても使える普通の下着のようなものとかもあるんですよね。
 
小野寺 様 : 月に1回、利用者様にアンケートをとるのはどうでしょう?貼紙だと、見えない方もいるでしょうし。
 
宮澤 様  : 業者さんに声をかけると、喜んでPRに来てくれると思いますよ。
それと私の担当している方のことですけど、男性の方は認定を受けてもなかなか通所サービスにつながらないことが多いです。体験利用をしても、それきりで、利用には繋がらなかったケースがありました。それで、その方の自宅へ伺ってみたら、家にオムツが置いてあって、おむつを使用していたことを初めて知ったわけです。
男性の方は、なかなか通所サービスに出ないことが多いので、新しいアプローチ方法として、「骨盤底筋体操があるよ」と声をかけてみようかと思いました。
小林(光) : ある男性利用者様の話ですが、私と送迎車の中でリハビリパンツの話になり、その方はトイレの回数が多いとご本人様も気にされていましたので、使用を勧めてみたところ、「社長が履いたら俺も履くわ」と返されたことがありました。別に私も履いてもいいんですけど、やっぱり実際そう言われるとちょっと恥ずかしいというか、ちょっと違うような気がして躊躇した部分がありました。本当に私が履いたら、その方も履いてくれるのかなあ?とか思いながら…
 
小野寺 様 : 自分でもやってみると、お勧めの仕方とか、声のかけ方とか、何かヒントがあるかもしれませんよね。私も勉強の一環として、実際履いてみたことがあります。
 
利用者A様: 以前、8ヶ月間入院していたときに、オムツを履いていた経験があります。今でも、実際に漏らす漏らさないに関わらず、履いていると安心だという感覚で使っています。周りのみんなにも、あれば安心だよと教えています。
 
民生委員 様 :その位、オープンにされているといいですよね。みんなも使っているんだと知ると、抵抗感が少なくなると思います。
 
利用者A様 :女性は生理用ナプキンを使う経験から、パッドの使用にも男性よりは抵抗感が少ないかもしれませんね。
小野寺 様 : 同じ体験をした人や、実際使っている人のお話を聞く場を設けるのはどうでしょう?
 
小林(光) : 自分が使用していることを、周りに言えるかな?
使っていても、言わないし、言えない人のほうが多いような気がしますが。
利用者 A様: 他人には言わないです。
 
民生委員 様 : 履き方とか、つけ方とか、容量やタイプなど、分からない人もいると思うので、実物で教えてあげるのがいいと思います。
 
小林(恵) : パッドやリハビリパンツを使用したとしても、人間としての排泄行為の基本は、お手洗いに行って下着を下してトイレで用を足すということですので、そこの部分は出来る限り継続しつつですよね。「おむつの中にトイレしてもいいよ」と看護師さんに言われたけれど嫌だったということも聞いたことがあります。
 
小野寺 様 : トイレ内に一覧紹介をすれば、周囲の目を気にすることなく、気になるものを手に取ったりして見てもらえるかもしれませんね。トイレはプライベートな空間ですから。
 
宮澤 様  : トイレに「もう一歩前へ」とか、標語みたいなものを貼って見たり、いろいろなものを張った方が、尿失禁、紙パンツを強調せず自然な感じで効果的かと思います。
 
民生委員 様: 『人としての尊厳』で思い出しましたけれど、私の父の話ですが、寝込んでおむつが必要な状態にも関わらず、本人は這ってでもトイレで用を足したいと、おむつに対する抵抗を見せていました。
 
小野寺 様 : ここの施設は“リハビリ型”ですので、むしろオープンに様々な取り組みをしていく方が良いかもしれませんね。
 
利用者 A様: 今はテレビなどでも大っぴらに宣伝したりしていますしね。
 
民生委員 様: デリケートな問題だと思うあまり、こちら側の方が、声のかけ方とか考え過ぎてしまうというのもあるのかもしれませんね。
 
利用者 A様: なんでもそうですが、サンプルみたいなものをくれると、「へーこういうものなんだあ。使ってみようかな」などと思えますよね。
 
小野寺 様 : 自由参加で、業者さんによるPRや、体験している人の話を聞く機会を開催してはどうでしょうか?
 
小林(光) : 男性は、そうした改まった“会”には抵抗が有り、俺には関係ないと言って参加しようとしないと思います。
利用者 S : 私は、1ヶ月に1度、桜木カフェという会に参加しています。そこでも、皆に実物を見せたりして説明してくれることがありました。皆の前で、気さくに「どれ、私履いてみるから」といって、ズボンの上から履いてみたりする人もいてね。その時にもらったサンプルを私も履いてみましたら、とても薄くて驚いたという経験がありました。
 
小野寺 様 : やり方がわからない人もいますから、やってあげるといいですよね。
 
利用者 S : 私も、遠くに出かける時、万が一に備えて使っています。行く先には、トイレがあるかしら?とか、粗相をしてしまわないだろうか?と悩んだり、常にトイレを気にして何回もトイレに行くような負担が減るんですよね。
利用者 A様: 使っていた方が、余計な心配がないから、返ってトイレ間隔が長くなるかもしれませんね。
 
利用者 S : 尿失禁をしなくても、パッドを付けているから安心なんですよ。
 
小林(光) : 男性の方、何か意見ございませんか?
ここで、ずっと俯いて黙って話を聞いていた利用者様代表の男性に意見を求めてみました。
 
利用者 M様: 自覚の問題で、自覚がないと周りに何を言われても反発してしまうことはあると思います。
 
利用者 S : こういう話を、気さくに話す事が出来る友人も必要ですね。
 
小林(光) : 一番大事なことは人と人との信頼関係ですね。
小手先だけではなく、心と心でケアし、恥ずかしがらずに相談できるような信頼関係を築いていきたいと思います。
 
 
小林(恵) : 沢山の貴重なご意見、ありがとうございました。
お時間がいっぱいとなりましたので、この辺りで平成29年度第2回リハトレーション運営推進会議を閉会させていただきます。
なお、第3回運営推進会議は平成29年10月11日(水)予定しておりますので、次回も引き続きご参加下さいます様重ねてお願い申し上げます。
本日はお忙しい中、ご出席頂きまして、誠にありがとうございました。
 
・第6号議案 運営推進会議から必要な要望、助言を聞くこと、第7号議案 その他
 
  時間の都合上、閉会しましたが、民生委員の岡田ひさ子様より必要な助言等を頂きました。
 
民生委員 様: 地域で毎月25日に開催している会があり、ちょっとした運動や、いろいろなことを皆さんと一緒に行っています。ぜひその場にリハトレーションさんから来て頂き、10分~20分程度でも構わないので、こういったお話をして頂いたり、運動を教えて頂くことは出来ませんでしょうか?
『地域密着型』ということで、より多くの方にリハトレーションの活動を知って頂ける機会にもなりますし、そこから体験利用をしてみたいという方もあるかもしれません。双方にとって、メリットがあると思うんです。
 
小林(恵)  :ありがとうございます。
前向きに検討させて頂きたいと思います。
        またその時は、お声がけください。
        今日は、素晴らしい活発な意見交換が出来ました。
        今後ともよろしくお願いいたします。
 
3 閉会 
  13:15閉会
                             記録 板橋亜紀 
 
平成28年度 第1回
リハビリ型デイサービスリハトレーション運営推進会議議事録
 
日 時 : 平成28年9月7日(水)午後0時15分~13時20分
 場 所 : 多賀城市八幡4丁目7-50八幡ハイツ1F機能訓練室 
 出席者 : 利用者4名、 八幡下二町内会班長(八幡ハイツ管理人)1名、多賀城市民生委員1名、多賀城市中央地域包括支援センター(センター長)1名、多賀城市介護福祉課職員(副主幹)1名
 欠席者 : 利用者家族A 様
 
司会者 : 小林 
                              
     次第
 
  • 開会
  • 挨拶             リハトレーション管理者 代表取締役 小林光弘    
  • 運営推進会議構成委員選出 
  • 議長選出
 
議題
 
第1号議案  自己紹介
第2号議案  リハトレーション運営推進会議設置運営規定について
第3号議案  利用者状況報告
  • 利用者状況(事業所評価)登録状況
  • サービス別利用状況
  • 居住地域
  • 年齢
  • 介護度別状況調査比較
 
第4号議案  介護サービス事業者の種類と人員配置 
第5号議案  事業所の活動状況の報告
第6号議案  運営推進会議から必要な要望、助言等を聞くこと
第7号議案  その他

 

                                                             

5、閉会

小林(恵): 本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。

       平成28年度第1回リハトレーション運営推進会議を開催させていただきます。

       それでは、リハトレーション管理者の小林より挨拶をさせて頂きます。

 

小林光弘 : 皆様、本日はお忙しい中ありがとうございます。リハトレーションも開設してから10

       月1日で4年を迎えようとしています。これもひとえに、皆様方のご理解、ご協力あって

       のことと存じます。この場をお借りいたしまして深くお礼申し上げます。今後は、地域

       密着型通所介護として地域に開かれた、今まで以上に皆様方に信頼されるような施設を

       目指していきたいと思います。

       第1回目ということで多少堅苦しい雰囲気になっておりますが徐々に和やかで、皆様が意

       見を言いやすい雰囲気にしていきたいと思いますので、どうかご協力のほどよろしくお

       願い致します。簡単ではございますが、挨拶とさせていただきます。

 

小林(恵): それでは運営推進会議構成委員選出について引き続き管理者小林のほうからご説明させ

       ていただきます。

 

小林光弘 : 資料の2ページをご覧ください。第1回運営推進会議の構成委員です。

       (資料を読み上げる)このように決まりました。

       ご出席依頼の際には、快く承諾して頂きまして誠にありがとうございました。

       利用者様代表選出についてですが、当初、代表者1名の予定でしたが、アンケートをとっ

       た結果、参加しても良いという方が多数おられました。駐車場が限られているため、ア

       ンケートで積極的に参加したいと回答して頂いた方、4名の方を代表として絞り選出さ

       せていただきました。第2回運営推進会議は平成29年3月8日(水)予定しておりますの

       で、次回も引き続きご参加下さいます様お願い申し上げます。

 

小林(恵): それでは議長の選出に移りたいと思います。(運営推進会議設置運営規定の第3条第3

       項「会議の進行は、事業所にて行う。」により、)不慣れではございますが、リハト

       レーション管理者小林光弘が議長をさせて頂きます。

       よろしくお願い致します。

 

一 同  : よろしくお願い致します。

 

小林光弘 ; わたくし小林が議長を務めさせて頂きます。よろしくお願い致します。では、議題のほ

       うへ移りたいと思います。今回第1回目の運営推進会議ということで自己紹介をして頂き

       たいと思います。

 

第1号議案 <出席者自己紹介> 

  (順番に自己紹介を行う)

利用者B様 :利用開始時は介護5で松葉杖をついて、大きなコルセットを着けていました。

利用者C様 :介護保険申請時から、ずっと支援1です。利用開始時と比べて、動きが活発になった

       と感じています。これからも続けたいと思います。

 

利用者D様 :2年ちょっと利用しています。ずっと支援2です。

 

多中央包括 :多賀城中央包括は、ケアマネージャー4名で対応しています。以前は、利用者C様の

       担当ケアマネージャーをしていました。

       当時を思い出して懐かしく、会えてうれしく思っています。

 

小林光弘 : ありがとうございます。

       次に第2号議案の運営推進会議設置運営規定について、私からご説明させていただきます

 

小林光弘 : 資料の3ページから4ページをご覧ください。

 

第2号議案 <リハトレーション運営推進会議設置運営規定について>

         資料3~4ページに沿って説明を行いました。

         

小林光弘 : ここまで何かご意見ご質問はありませんか?              

 

小林光弘 : 他に質問が無ければ、次の議題へ移りたいと思います。

       第3号議案の利用者状況報告について、リハトレーション生活相談員の板橋のほうからご

       説明させていただきます。

 

板 橋  : 資料の5ページから7ページをご覧ください。資料を読み上げ説明する。

 

第3号議案 <利用者状況報告>

  • 利用者状況(事業所評価)登録情報

  • サービス別利用状況

  • 居住地域

  • 年齢

  • 介護度別状況調査比較

     

 資料5~7ページに沿って説明を行いました。

 

小林光弘 : ここまで何かご意見ご質問はありませんか?

 

       質疑応答は特にありませんでした。

 

小林光弘 : 他に質問が無ければ、次の議題へ移りたいと思います。第4号議案の介護サービス事業

       者の種類と人員配置について私からご説明させていただきます。

 

小林光弘 : 資料の8ページから10ページをご覧ください。資料を読み上げ説明する。

 

第4号議案 <介護サービス事業者の種類と人員配置>

         資料8~10ページに沿って説明を行いました。

 

小林光弘 : ここまで何かご意見ご質問はありませんか?

 

         質疑応答は特にありませんでした。

 

小林光弘 : 他に質問が無ければ、次の議題へ移りたいと思います。第5号議案の事業所の活動状況

       の報告について板橋のほうからご説明させていただきます。

 

板 橋  : 資料の11ページから15ページをご覧ください。資料を読み上げ説明する。

 

第5号議案 <事業所の活動状況報告> 

        資料11ページから15ページに沿って説明を行いました。

       

小林光弘 : それでは、次の議題へ移りたいと思います。第6号議案の運営推進会議から必要な要

       望、助言等を聞くことについてですが、ここまで、全体を通して要望、助言等ございま

       せんでしょうか?

       

第6号議案 <運営推進会議から必要な要望、助言等を聞くこと>

      

中央包括様: 多賀城中央包括からも数名の方を利用させてもらっています。毎月の報告書と共に、気

       になる利用者様のきめ細かい情報を頂いています。本日、複数名の利用者代表の方を選

       出している所を見ると、民主的な運営をしているなという印象を受けました。施設側に

       有為なことを言ってくれる人や、権威のある人に来てもらおうとする所もある中、民主

       的だと思いました。資料が見やすく、とてもよく出来ていると思いました。

 

小林光弘 : 他に無ければ、次の議題へ移りたいと思います。

第7号議案 <その他>

   第7号議案のその他についてですが、今後の課題、第2回目以降あげてほしい議題など

   何かございませんか?

利用者B様: 新聞を見てると、「これ、私(リハトレーションで)やってる!」と思うことがある。

       ここに来ていなければ、今こうして生活していられなかったと思う。

 

小林光弘 : Bさん自身の努力があってこそです。ここから帰ったあと、家での努力(歩いたり)が

       すごい方なんです。

 

小林光弘 : 当施設は、最新のトレーニングシステムを導入していますが、どんなに、素晴らしいト

       レーニングマシンやシステムがあっても、家から外へ、1歩踏み出さなければ意味があ

       りません。その中でも、家から出られない方、引きこもりや閉じこもりなどのデリケー

       トな部分を解決していかなければ、今後大きな問題になってくると思います。第3者が

       どうこう言える状況でもなく、難しいなぁと思います。家族や行政の方、専門の方や、

       ご近所さんなど地域の方々が連携しながら、かかわっていくことが、大切になってくる

       と思いますが、民生委員さんのほうから何かご意見ございませんでしょうか?

民生委員様: 地域でもお茶会などを企画しますが、来られる方は女性がほとんど。男性は1~2名で

       す。お隣同士、声を掛け合って誘い合えればと思うけれども、なかなかそうはいきませ

       ん。女性なら、顔を合わせて一言二言言葉を交わす事がありますが、男性はそういうこ

       ともないようです。出かけるといっても、買い物ぐらいだそうです。

       

小林光弘 : うちの利用者様で、アルコール中毒までは行かないかもしれませんが、お酒を飲んでば

       かりいて引きこもりの生活をしているうちに筋力がすっかり低下してしまって救急搬送

       されたことがきっかけで、ご利用開始になった方が、いらっしゃいました。引きこもり

       を脱して、ここに何回か来られましたが、また引きこもりの生活になってしまった方が

       いました。孤独死は避けたい問題だと思います。

 

利用者E様: 新田の復興住宅で、孤独死の事件がありました。住宅に入って3ヶ月目のことでした

       検視によると、発見まで約3ヶ月が経っていたようでした。見つかったきっかけは、ポ

       ストに沢山の配達物が溜まっていたことでした。検視官をはじめとする行政関係の方々

       の、亡くなった方に対する配慮のなさに哀しみを感じた。つらかった。男性の独居だっ

       た。今まで、自分の友人も含めて4人の孤独死につらい思いをした。仮設住宅にいた頃

       は、見守りの人たちがいたから、まだ発見が早かった。

 

小林光弘 ; ふつうのアパートでならまだしも、行政が関わる復興住宅で起きてしまったことが、な

       ぜだろうと。もしかしたら、自治会など連携がまだ作り始めでうまく機能していなかっ

       たとか理由があったのかもしれないですけど・・・

    

利用者B様: 女の人たちなら、用事がなくても『お茶飲みにおいで』で交流の機会が作れても、男性

       はそうはならない。以前、90歳になる男性に、『お茶飲みに行くから~』と言った時

       この年になっても、世間の目が気になるということもあるんだなぁと思いました。

  

民生委員様: 家族が一緒であれば、認知症かも?と気付ける事も、独居れに気がつけるだろう?民生

       委員は、1ヶ月に1回程度しか回れないので、隣近所同士で把握することが必要だと思

       います。

利用者B様:   誰が認知症だと分かっていれば、こちらも対応を気をつけられるけれど、今は個人情報

                     だからという建前で、周りは知る事が出来ない現状がある。知っていれば、『○○さん

                     が、ここ歩いていったよ』等と、教える事も出来るのに・・・。

利用者E様: 医師や他人の前では、認知症の症状が出ず、的確な診断が遅くなる場合もある。

       

小林光弘 : Bさんが言うように、『○○さんが、ここ歩いていったよー』等と皆で支える「認知症

       になっても大丈夫、俺たち、私たちが、みんなで支えるから、みんなで守るから安心し

       て、大丈夫だよ。」という地域づくりが出来ればいいが、逆に、『○○さん、認知だっ

       てよ…』等とコソコソして「あんなふうにはなりたくないわねー。」と言ってる地域

       や、世の中は、悲しいですよね。現実はほとんど後者ですが・・・

       高齢者同士で支え合える世の中を作りたい。それが、国の方針、施策でもあるわけです

       が、リハトレーションも、それに貢献したいと思います。

 

民生委員様 :利用するにあたって、交通手段はどうしたらよいのでしょうか?

    

小林恵美子 :基本は皆さん送迎しています。中には、自分で、若しくはご家族が車で送る自己通所を

       している方も2名ほどおられます。送迎の料金も、基本的には利用料の中に含まれてい

       ます。

      

中央包括様 :リハトレーションさんは、介護予防事業所の先駆け的な事業所であると思います。

           4月から始まった通所型Cサービスは、介護保険を使うにあたって行わなければならない

       手続きや審査などが簡略化され、利用者様の負担少なく、すぐに利用が出来る所が利点

       です

               

       

小林光弘 : 3ヶ月という期間のくくりが、紹介を下さるケアマネージャー様たちが、紹介をためら

       う部分でもある様子ですね。せっかく皆と仲良くなたのに、そのころにはバイバイとい

       うのは寂しいという想いとか。

      

介護福祉課様:多賀城市介護支援ボランティア活動ポイント事業の指定受入れ施設の登録、ありがとう

       ございました。皆で助け合える社会になれるよう、ご協力をよろしくお願いします。

       私自身、こういった運営推進会議に参加し携わらないと、この施設にこのような素晴ら

       しいトレーニングマシンがあることだったりなどが、分からない事でした。自分の両親

       を通わせたいと思う、良い施設だと思いました。 

               

     

民生委員様 :ボランティアについて、どうやればなれるんでしょうか?

      

介護福祉課様:こちらの資料にあるように、ボランティアになるには、登録後に研修を受けて頂くこと

       になります。

               

     

民生委員様 :高齢の方と言うのは、こちらに同席されている佐藤さんのように、とても優しくて、よ

       く気がついて、という方が多く、何かと翌助けて頂きます。

                                     

佐藤玲子様 :そんなことないですよ。

      

介護福祉課様:笑顔を見れば、お元気だということがわかりますよね。

       

小林光弘 : 以前、うちのご利用者様で94歳の方が、求人広告を見ると、働いてみたくなり、「気

       持ちがワクワクして、真剣に面接を受けたくなるんだ」と仰っていた事がありました。

       その時に、『私みたいな老いぼれが、ダメよねー・・・?』と聞かれたけれど、

       冗談には聞こえず、何と答えたらいいか … という事がありました。

       なので、このボランティア受入れの話があったときに、ぜひ参加しようと思いました。

     

民生委員様:『誰かの役に立てること』って、嬉しいですよね。それが、ボランティアの目的なんだ

       と、この会議をもって知る事が出来ました。

 

小林光弘 : 事業所のほうでも今後検討しながら、ご利用者様を全力で支えていきたいと思います。

       今回、介護保険改正によって平成28年4月1日より地域密着型通所介護に位置づけられ、

       運営推進会議が義務付けられたわけですが、開催ペースは6ヶ月に1回開催するように謳

       われていますので、リハトレーションでも地域の方々、行政の方々、利用者様や利用者

       様ご家族の方々からの意見を頂きながら、多賀城市を中心に隣接市町村(2市3町)の地

       域福祉に貢献していきたいと考えておりますのでご理解ご協力のほどよろしくお願い致

       します。

 

小林(恵): それでは他にご意見、ご質問などありますでしょうか?なければこれで平成28年度

       第1回リハトレーション運営推進会議を閉会させていただきます。

       なお、第2回運営推進会議は平成29年3月8日(水)予定しておりますので、次回も引き

       続きご参加下さいます様重ねてお願い申し上げます。

       本日はお忙しい中、ご出席頂きまして、誠にありがとうございました。

 

                            13:20閉会

                             記録 板橋亜紀 

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